リフォーム会社の選び方とは?失敗しないポイントを解説

リフォーム会社の選び方とは?失敗しないポイントを解説

リフォームしようと思い立った時、多くの人はまずリフォーム会社を探すところから始めることでしょう。けれども、リフォーム会社といっても多種多様で、何を基準に選べば良いのか難しいものです。また失敗もしたくないですよね。そこで今回は、リフォーム会社の種類や、信頼できるリフォーム会社を選ぶ際のポイントなどについて詳しく解説します。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・リフォーム会社の種類は6つ
・信頼できるリフォーム業者を選ぶポイントは6つ
・見積もり時に注意すべきポイントは3つ

1.ハウスメーカー

大手のハウスメーカーと言えば、業界最大手の積水ハウスやセキスイハイムなどが挙げられます。こうした会社では、その多くがリフォーム部門や会社を展開しています。広告やCMなどで耳にすることが多いため、知名度の高さはもちろん、安心感を得られるのがメリットです。

特に、自社メーカーで建てた物件であれば、リフォームの際にも相談しやすいですし、他メーカーの物件でも対応可能であるところが多くなっています。全国規模で支店がある点もメリットですが、その一方で、広告宣伝費および営業人件費といった経費が伴うため、工事費用が比較的高めである点がデメリットと言えます。

また、実際のリフォーム工事については下請けに委託するケースもあるため、話の行き違いには注意が必要です。

2.工務店

地域密着型の工務店は、地域の事情はもちろん環境にも精通しているため、豪雪地帯や海辺などその地域の特性に適したリフォームを得意としています。営業範囲を限定しているケースが多いため、大手のリフォーム会社に比べると、比較的工事費を抑えることができると言えます。また、地域で評判の工務店であれば、施工実績が豊富な腕の良い職人を抱えているのもメリットです。

3.専門工事業者

専門工事業者とは、ガス工事や電気工事、水道工事といった専門性の高いひとつの工事に特化した業者を指します。下請け業者として、ほかのリフォーム会社と一緒に仕事をする場合もありますが、直接オーナーとやり取りをするケースも増えています。

仲介業者をはさまない分、工事費用を抑えられるメリットがあります。規模の大きなリフォーム内容については対応できない場合もありますが、その一方で専門的なリフォームは得意とするところです。

4.建築士事務所

壁やクロスの張替え、ユニットバス・システムキッチンの交換といった規模の小さな工事の場合は、建築士が設計をする必要性はあまりありません。しかし、大規模リフォームやリノベーションの場合や外装・内装に特別なこだわりがあり、屋根や柱・梁などの構造に関係する場合は、建築士に設計を依頼することをおすすめします。

ただし、工事費用のほかに、設計監理料が別途発生するため、割高になりがちであることに注意が必要です。一方で、建築士事務所では、見積もり金額の確認をはじめ、工事の監理や補助金制度の申請書作成などの業務も行っているのは利点と言えます。

5.ホームセンター

地域に根付いた大型のホームセンターでは、リフォーム相談コーナーが設けられていることがあります。近所にあれば、買い物ついでに相談ができてとても便利ですよね。注意点としては、ホームセンターで工事可能なリフォームは、店内で販売している商品取り付け工事といった小規模工事に限定されているケースが多いことです。

工事料金は専門業者に比べて安い傾向にあるのはメリットですが、施工自体は下請け業者へ依頼するのが一般的であり、安いなりの作業しかされない点にも注意が必要です。

6.リフォームショップ

リフォームショップとは、その名の通り、リノベーションやリフォーム工事に特化した会社で、基本的に新築工事は行いません。専門ということで、確かな技術力と豊富な施工実績を持っており、細かな対応にも慣れている特徴があります。

住宅街に店舗を構えているケースが多く、何か問題が起きたときにも素早い対応が期待できます。リフォームショップごとに得意とするテイストは異なります。依頼前に、ホームページなどで施工例を確認しておくことをおすすめします。

信頼できるリフォーム業者を選ぶポイント

信頼できるリフォーム業者を選ぶポイント

ここまでリフォーム会社の種類について解説してきました。では、実際にリフォームを依頼する際、信頼できる業者を選ぶにはどのようなポイントを押さえておくべきかについて詳しく見ていきましょう。

1.必要な資格保持者のいる業者を選ぶ

水道工事を伴う場合は、工事内容によって、給水装置工事主任技術者や下水道排水設備工事責任技術者、管工事施工管理技士、水道技術管理者などの資格が必要です。ガス工事の資格は、ガス機器設置スペシャリストや都市ガスの内管工事が可能な簡易内管施工士、ガス可とう管接続工事監督者、ガス消費機器設置工事監督者、液化石油ガス整備士などが挙げられます。

電気工事を伴うリフォームでは、電気工事士(第一種、第二種)の資格が必須となります。ただし、水道・ガス・電気工事を伴わず、請け負い金額が500万円未満のリフォームの場合は、特に資格を必要としていません。とはいえ、無資格の業者では、正しい知識や技術力があるか不安です。

優良なリフォーム業者が主に有している資格は、上記の資格に加えて以下の通りです。

・建設業許可
・建築士
・建築整備士
・施工管理技士
・マンションリフォームマネージャー
・電気工事施工管理技士など
・ガス主任技術者
・インテリアプランナー
・増改築相談員


ぜひ参考にしてください。

2.施工実績が豊富な業者を選ぶ

創業年数は長ければ長いほど良いのではないかと思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。創業したてのリフォーム会社であっても、長年職人として働いてきた人が独立したということも考えられます。そのため、ホームページなどで施工実績をチェックしてみましょう。実積を確認できるとともに、その業者が得意としているリフォーム内容を判断できます。

3.現場のある地元に精通した業者を選ぶ

現場のある地元に精通した業者であれば、その土地や地域特有の気象特性を把握していて、適切な施工を行えるメリットがあります。施工後も、不具合などの緊急時にすぐに駆けつけてくれたり、住宅のトラブルがあったときに気軽に相談ができたりなど、安心感があります。

4.アフターフォローの有無を確認する

工事完了後のアフタフォローについて確認をしておきましょう。アフターフォローがまったくない業者に依頼してしまうと、何か不具合が起こった場合に、再度工事費用を支払う必要が出てきてしまいます。施工後、何年間保証が可能なのか、対応可能な工事内容についても確認しておきましょう。

5.リフォーム業界の団体に加盟している業者を選ぶ

リフォーム業界では、国が支援する団体、NPO法人など複数の団体が存在し、団体に加盟している業者であれば、一定の基準を満たしていると考えられます。とはいえ、団体のなかには加盟数が少なかったり、あまり活動していない団体もあったりするため、加盟している業者=優良な業者であるとは言い切れません。加盟団体について事前に調査しておくと安心です。

リフォーム業界の団体例
・住宅リフォーム推進協議会
・住宅リフォーム
・紛争処理支援センター
・マンションリフォーム推進協議会(レプコ)
・一般社団法人マンション計画修繕施工協会
・一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会
・日本木造住宅耐震補強事業者協同組合

見積もり時に注意すべきポイント

次に、リフォームの見積もりを依頼する際には以下の3つに注意が必要です。ひとつずつ見ていきましょう。

1.匿名で見積もり依頼できるか

見積もりは、たいてい1社だけではなく複数社から相見積もりをとるのが一般的です。そのため、実際に依頼する会社以外には断る必要が出てきます。匿名で見積もり依頼ができると、個人情報が漏れることもなく安心です。

2.適正価格であるか確認する

リフォーム内容にはいわゆる相場価格が存在します。見積もりの金額が適正であるのか、リフォーム内容の相場金額とかけ離れていないか確認することが大切です。

3.不明点に対して誠意ある対応か確認する

専門用語が多い見積もりの場合、素人がその内容をすぐに理解するのはなかなか難しいものです。わからない内容について問い合わせた際に、納得のいく説明をきちんとしてくれるかどうかで、その会社の良し悪しを判断できる材料になります。

例えば見積もりに一式〇〇円となっていた場合、詳しい内訳を出してほしいと言ったときに、面倒そうな態度をとるか、すぐに納得の行く返答をしてくれるかによって、優良なリフォーム会社かどうかわかります。

家仲間コムでリフォーム依頼ができる業者はこちら

家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、さまざまなリフォーム依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。

一戸建ての増改築工事や耐震補強工事などを依頼できる業者一覧です。
住宅・一戸建てリフォームで依頼ができるリフォーム業者一覧

マンションのリノベーション、フルリノベーション・修繕の依頼ができます。
マンションリフォーム・修繕で依頼ができるリフォーム業者一覧

キッチンや洗面所、浴室などのリフォーム依頼ができます。
水回りリフォーム・修理で依頼ができるリフォーム業者一覧

クロス張替えや押し入れからクローゼットへの変更などの内装工事に対応できる業者一覧です。
内装工事・リフォームで依頼ができるリフォーム業者一覧

外壁塗装やサイディング工事などの外壁リフォームを得意とする業者一覧です。
外壁リフォーム・工事で依頼ができるリフォーム業者一覧

建具やバリアフリー、防音工事、リペア、補修、ハウスクリーニング、塗装工事、防水工事、シロアリ・害虫駆除など専門的なリフォームを依頼できる業者一覧です。
専門リフォームで依頼ができるリフォーム業者一覧

まとめ

リフォーム会社にはさまざまな種類があり、得意とするリフォーム内容も異なります。今回紹介した、信頼できるリフォーム業者を選ぶポイントや見積もり時に注意すべき点を参考に、優良なリフォーム会社を選択して、満足のいくリフォームをしてください。

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

リフォーム会社の
業者さんを匿名で探してみる
編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。