【窓を小さくするリフォームガイド】工法、費用、注意点、業者選びも解説

窓を小さくするリフォームで、お悩みですか?「窓が大きすぎて使いづらいので、小さくしたいけど、どんな方法がある?」「窓を小さくする以外にも方法があれば知りたい」「どんな点に注意すればいい?」「業者の費用は?どこに頼めばいい?」などとモヤモヤされているかもしれません。
でも、ご安心ください!今回は、新聞記者歴22年の筆者が、窓を小さくする方法の種類や費用相場、注意点、業者選びのコツ、安く済ませるポイントなどについて、取材内容を徹底解説します。
ご自宅の工事費用が気になる方には、複数の地元業者と相見積もりが無料かつ匿名でできるボタンも用意していますので、ぜひ試してみてくださいね。
POINT この記事のポイント
・窓を小さくする工法は、「①はつり工法」「②カバー工法」の主に2種類
・業者に依頼する場合の費用相場は20〜60万円ほど
・窓を小さくする工事には、補助金が使える可能性あり
・窓を小さくする際の注意点は4つ
・窓を小さくするリフォームのDIYは、重大なデメリットがあるためおすすめできない
・リフォーム成功のポイントは①最低3社の業者と相見積もり②業者の技量・質を見極めるーなど3つ
窓を小さくするリフォームはどんなとき便利?
「窓を小さくするリフォーム」は、浴室のユニットバスリフォームの際に採用されるケースが多い
出典:浴室まるごとリフォームで補助金をもらおう!|リクシル
窓を小さくするリフォームは、一般的には、あまり馴染みがないため、「本当に必要?」「そもそも可能なの?」などと、心配になられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、次のようなケースでは、十分威力を発揮するため、ご要望のあるリフォームの一つです。
ただし、のちの章で、ご説明しますが、「断熱性」「耐震性」「防犯性」のアップや「プライバシー保護」が目的の場合は、他にも利用可能な窓リフォームはあります。ご自宅に最適な方法を見極めるためにも、業者さんに相談することをおすすめします。
【窓を小さくするリフォームが威力を発揮するケース】
| 目的 | 効果例 |
| ①断熱性アップ | ■窓が小さくなることで冷暖房効率などが向上する |
| ②防犯性アップ | ■掃き出し窓など侵入しやすい窓は小さくすれば防犯対策に |
| ③間取りの自由度向上 | ■ユニットバスリフォームの際に威力を発揮 ■窓が干渉するため配置が難しかったバスタブなども置けるようになる |
| ④プライバシー保護 | ■窓を小さくすれば、入浴中のシルエットも見えにくくなる |
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窓を小さくするデメリット
窓を小さくするリフォームには、嬉しいメリット(効果)がたくさんありますが、留意すべきデメリットもあります。ただし、対策は可能ですから、知識を得ることで備えましょう。
| 窓を小さくするデメリット | 詳細と対策 |
| ✕採光・通風が減る | ■室内が暗くなったり、換気効率が悪化する恐れあり ■換気システムや照明計画で改善できる可能性 |
| ✕工法によっては外観が悪くなる | ■バランスを損なわない設計が必要 ■補修跡が気になることも ■外壁や壁紙の色やデザイン選びで緩和される可能性 |
窓を小さくする工法は2種類

出典:先進的窓里の場2024事業|三協アルミ
窓を小さくするリフォームの工法は、「①はつり工法」「②カバー工法」の主に2種類があります。特徴や費用相場を詳しく見ていきましょう!
①はつり工法(40~60万円)

出典:窓サイズを小さくしたリフォーム事例|YKKap
「はつり工法」は、古いサッシを枠ごとを取り除き、小さくした部分を壁で埋めた上で、新しく小さな窓を取り付ける方法。特徴は以下の通りです。
| 費用相場 | 約40〜60万円 |
| 工期 | 2〜7日 |
| メリット | ■掃き出し窓を腰窓にリフォームするなどのサイズ・形状を比較的自由に選べる ■窓の部屋側、外壁側ともに仕上がりが美しい |
| デメリット | 窓の内側も外側も壁を加工するため費用が高く、工期が長くなる |
| こんな方におすすめ | ■内装や外観を見栄え良くしたい ■断熱や遮熱などの効果も得たい方 |
②カバー工法(20〜40万円)

出典:窓サイズを小さくしたリフォーム事例|YKKap
「カバー工法」は、古いサッシだけを取り除き、古い窓枠の上に新しい枠を被せた上で、小さくしたい部分をパネルで埋めた上で、新しい小さな窓を取り付ける方法。特徴は以下の通りです。
| 費用相場 | 約20〜40万円 |
| 工期 | 1〜2日 |
| メリット | ■外壁加工が不要なため、短期間・低コストで工事が可能 ■新しいサッシは断熱仕様を選べば断熱リフォームも叶う |
| デメリット | ■パネルと取り付けた部分の内観と外観に違和感が残ることがある |
| こんな方におすすめ | コストを抑えて窓のサイズを調整したい方 |
窓を小さくする工事には補助金が使えることも

窓を小さくする際、「複層ガラス」など住宅の断熱性アップにつながる製品を使う場合は、国や自治体の補助金制度が使える可能性があります!対象となる国の補助金は次の通りです。
補助金申請はリフォームの実施前だったり、施工業者を通して行う場合が多いですので注意してください。年度予算が上限に達するなどした場合は、受け付け終了となります。
| 補助金名 | 上限額 |
| 先進的窓リノベ2025事業 | 200万円/戸 |
補助金は国、自治体、区の制度を併用できる場合があり、東京都北区の場合、家中全ての窓に内窓を施工する費用約132万円に対し、補助金が約102万円おりたため、自己負担が約30万円で済んだ事例もありますので、制度は賢く使いましょう。
また、リフォーム減税の対象として、所得税や固定資産税が減税される可能性もありますので、自治体などに問い合わせるのが確実です。
監修者コメント「断熱が目当てなら内窓がおすすめ」
窓を小さくする際の注意点
窓を小さくするリフォームには、留意すべき注意点があります。注意点は、次の4点です。
①建築基準法に抵触しないか確認

住宅の居室には原則、床面積の1/7以上(床面で50ルクス以上の照度を確保できる場合は1/10に緩和)の採光窓面積が必要とされています。また、換気設備の設置や通風可能な窓の配置も義務づけられています。
窓を1つでもふさぐことで、これらの要件に適合しなくなる可能性があるため、リフォーム前に専門家による確認が不可欠です。
窓を塞いでも要件を達成させるには、効果的な照明計画や換気口や換気扇など換気システムの整備が鍵となるでしょう。
②外壁工事も同時がお得

窓を小さくするリフォームのうち、「はつり工法」を採用する場合は、内装だけでなく、周囲の外壁を加工する必要が出てきます。
一方、外壁はメンテナンスのため、15~20年に一度は塗装や張替えを行う必要があります。
このため、もし、今、外壁のメンテナンス時期にある場合は、今回の窓リフォームと同時に行うことで、業者の出張費を安く抑えることが可能です。リフォーム対象の窓が高所にある場合は、足場代約10~20万円も1回分で済むでしょう。
外壁に統一感が出るのもメリットです。
③マンションは管理組合に相談

窓を小さくするリフォームが必要なお住まいが分譲マンションだった場合は、リフォームの前に管理組合の許可を得てから行うことをおすすめします。
マンションでは、窓が共用部分であることが多く、個人の判断ではリフォームができないケースが多いからです。無許可で行った場合は、工事の停止や原状回復が求められる場合もありますので、十分注意してください。
④他の窓リフォームが適切なことも

出典:先進的窓リノベ2025事業 窓・ドアリフォーム対象商品|リクシル
出典:先進的窓リノベ2025事業対象製品「マドリモ 断熱窓」「真空トリプルガラス」|YKKap
今回のリフォームが次のような目的なら、わざわざ窓を小さくしなくても、他の方法が有効な場合もあります。特に、断熱性アップにつながる「内窓」や「サッシ交換」には、国や自治体の補助金が使える可能性が高いため、検討してみましょう。
| 目的 | リフォーム | 施工費用 |
| 断熱性アップ | 内窓(二重窓)設置 | 約3~20万円 |
| 断熱窓に交換 | 約10~50万円 | |
| 断熱ガラスに交換 | 約5~15万円 | |
| 防犯性アップ | シャッター設置 | 約15~50万円 |
| 面格子設置 | 約3~8万円 | |
| ルーバー設置 | 約5〜12万円 |
監修者コメント「視線防止なら電動式のブラインドも」
ウィンドウトリートメントはたくさんの種類があり、それによってインテリアも大きくイメージが左右されるので、どれを選べばいいか迷ってしまいますね。大きな窓は面積が大きいため、色は淡色の方がお部屋が明るく、柄は大きめの方がバランスが良く見えます。また、デザインと並んで考えたいのが、操作方法です。大きな窓では開閉作業も大変になりがちなので、電動で開閉できると便利です。ぜひ使い勝手の良い商品を選んでくださいね。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)
窓を小さくするリフォームはDIY可能?

窓を小さくする工事はどこに頼む?

窓リフォームの交換・後付け・修理などの工事の依頼先は、主に「リフォーム業者」です。
一口に「リフォーム業者」といっても、営業形態や専門分野は様々。建築士やインテリアコーディネーター、大工など、建築のプロを一通り揃えた「ハウスメーカー」のほか、主に大工で構成する「工務店」、内装リフォーム専門店、窓やドアなど建具リフォーム専門店、窓メーカーや家電量販店(ヤマダ電機、エディオン)、ホームセンター(カインズ、コーナン)が主に自社販売品の購入者を対象に営むリフォーム部門などがあります。
中でも、工務店や内装リフォーム専門店、窓やドアなど建具リフォーム専門店は、最も実績や知識が豊富。料金も安い傾向にあります。
「ハウスメーカー」も、 出窓以外のリフォームとセットで任せると、割引が効く確率が大!この機会に、壁紙や床の張替え、水回りのリフォームなども一緒に検討してはいかがでしょうか?
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見積もりから工事までの流れ

最適な工事内容を適正価格で発注するためには、相見積もりは最低3社と行いましょう。
サイト内には、各業者の情報ページが掲載されていますから、保有資格や施工事例、過去の金額、口コミ評価をチェック。家仲間コムHP内でのメッセージによるやり取り・交渉の上、発注業者を絞ってください。
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発注業者が決まったら、業者が正確な見積もりを作るために、ご自宅を訪問しますので、内容に納得できればサインします。工事が複雑な内容となる場合、実施は当日ではなく後日となるケースもあります。
※補償には条件があります。
家仲間コムでの施工事例

お得!安心!リフォーム成功のポイント
リフォームは、一生に一度級のリフォームだけに、必ずや成功させましょう。成功のポイントは3つです。
①最低3社の業者と相見積もり

リフォームの優良業者とのお得な取り引きには、最低3社との相見積もりが大切です。実際の相場感や必要な費用の全体像を把握でき、有利な交渉の材料ともなります。
見積もりをとる際は工事費の内訳だけでなく、「出張費」「見積費」「早朝・深夜・休日割増料」「キャンセル料」「交通費・高速代・ガソリン代・駐車場代」などのオプション料金も必ずチェックしましょう。
見積書に「記載なし」や詳細を記さない「諸経費」「一式」などの表記がある場合は、内訳を確認。不明点は全て潰しておくことが肝心です。
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なお、公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」には、見積書・図面などを郵送またはFAXで送付すると、相談員が無料でチェックの上、助言してくれるサービスがあります。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
②業者の技量・質を見極める
窓リフォームは、専門性の高い工事だけに業者の技量を見極めて発注しましょう。チェックポイントは以下の7点です。
【リフォーム業者選びのチェックポイント】
①保有資格
②施工実績
③口コミ評価
④費用設定は明瞭か
⑤客側の予算や希望をヒアリングした上で最適な工事を提案してくれているか
⑥工事内容やメリットやデメリットについて、分かりやすい説明をしてくれるか
⑦アフターフォローは万全か
③必要なリフォームはまとめて行う

リフォームを格安で済ませるためには、部分的な工事を複数回に分けてするより、一度にまとめて行うのが鉄則!業者さんの人件費や出張費、現場の足場・養生設置代などが少なくて済む上、セット割引が効くからです。
以下は家庭内設備のメンテナンスサイクルを示した表です。メンテナンス時期が近いもののリフォームはまとめて行いましょう。
| メンテナンスサイクル | リフォームの種類 |
| 5~10年 | ①フローリング補修 ②壁紙クロスの張り替え ③天井の張替え ④ふすまや障子の交換 |
| 10~15年 | ①畳の張替え ②トイレリフォーム ③外壁塗り替え ④ガスコンロ交換 ⑤食洗機交換 |
| 15~20年 | ①フローリング張替え ②浴室リフォーム ③キッチンリフォーム ④洗面所リフォーム ⑤室内・玄関ドアリフォーム ⑥屋根リフォーム |
| 20年~ | ①窓リフォーム |
まとめ
今回は、窓を小さくするリフォームについて、①窓を小さくする工法は、「①はつり工法」「②カバー工法」の主に2種類であること②3種類の方法があること②業者に依頼する場合の費用相場は約20〜60万円であること③窓を小さくする工事には、補助金が使える可能性があること④窓を小さくするリフォームのDIYは、重大なデメリットがあるためおすすめできないーなどについて解説しました。
窓を小さくする工事の主な依頼先はリフォーム業者です。業者を選ぶ際には最低3社と相見積もりを行い、過去の口コミや実績も考慮してベストな選択を叶えましょう!
それでは、お得で安全な満足いくお取引が実現しますように。心からお祈り致しております!
窓リフォームの相見積もりをしてみよう!
窓リフォームをご検討の場合は、プロの業者さんに無料で相談をしてみましょう。施工経験の豊富さによって仕上がりも変わってきますし、ついでに別のリフォームも同時施工できてお得になる場合もあります。
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完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。
アールイーデザイン一級建築士事務所代表。
住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。
著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)
【保有資格】
- 一級建築士(登録番号:第331817号)
- 既存住宅状況調査技術者(証明書番号:第02201400260号)
- 住宅性能評価員(終了証番号:第02170424号)
- インテリアコーディネーター(登録番号:011961A)
- 福祉住環境コーディネーター2級(証書番号:05201851)
- 震災建築物応急危険度判定士(認定番号:730220552)
【所属】
- アールイーデザイン一級建築士事務所:代表
- JIO|株式会社日本住宅保証検査機構:検査員 及び 評価員
- 三井ホーム株式会社:リフォームプランナー
noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note
利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
編集長
田中 敦子 (たなか あつこ)
九州大学工学部卒業後、西日本新聞社に入社。記者として22年間、政治、経済、司法、軍事、文化、教育など、あらゆる分野の取材に従事する。旅と建築、インテリアが好きで、退社後は世界一周旅行に挑戦。アジア、欧米、中東、アフリカ各国の内装自慢のホテルや「サグラダファミリア」「トプカプ宮殿」などの一級建築物を取材し、撮影動画をYouTubeで2年間配信した。母親は宅地建物取引士、元インテリアコーディネーター。
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窓はガラスやアルミなど、使われている材料が熱を伝えやすいため、一般的には外壁よりも断熱性能が低くなってしまいます。しかしフレームにはアルミではなく樹脂を使ったり、ガラスの間に空気層を設けたペアガラスやトリプルガラスを使うことで、窓の断熱性能を高めることができます。新築なら最初から断熱性能の高い窓を設置することができますが、リフォームであれば内窓をつけて二重サッシにしたり、ガラスを断熱ガラスに交換するという方法もあります。新築やリフォームの際には、ぜひ窓の断熱性能にも、目を向けてみてくださいね。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)