出窓を作るときにかかるリフォーム費用と心得|出窓の種類は全部で8つ

出窓を作るときにかかるリフォーム費用と心得|出窓の種類は全部で8つ

出窓があれば開放感あふれた空間になり、植物を置いたり、季節のものを置いて楽しむこともできます。けれど出窓とひとくちに言ってもなにをどうしたらいいのかと考える方も多いでしょう。出窓には多くの素敵な種類があります。今回は出窓を作るときにかかるリフォーム費用と心得について解説します。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・出窓をリフォームする費用相場は約20万円~50万円
・出窓には主に8種類ありそれぞれ金額は異なる
・出窓場所によって理想の高さがある

出窓にかかわるすべての費用

出窓をリフォームしたい場合にかかると思われる費用になります。出窓本体(数種類あり)、二重窓、二重サッシ工費、廃材を処分する費用、業者の交通費、養生費などの諸費用。相場は20~50万円かかります。出窓本体の価格は2~50万円と非常に幅広くありますが、出窓の大きさにもよります。

二重窓やサッシを取り入れる場合は普通の窓よりもさらに2~3万円費用がかかるとみてよいでしょう。廃材を処分する費用は廃品の回収業者に頼むと良いです。3~5千円で回収してもらえます。

出窓の値段の決め方

出窓の台輪出窓の台輪(※画像はイメージです。)

出窓の値段が決まるのはまず大きさを決めることから始まります。大きさが決まれば、各種類の屋根、テーブル板、天板、台輪(床に接する部分などに取り付ける出窓を支える枠組みの台木のことです。イラスト参照)

カーテンレールなど、ガラスの選択をしていけます。ガラスを「透明+型複層」にするか「高断熱の透明+型複層」にするか、網戸をロールにするか横引きにするかも順番に選択していくことになります。出窓は大きさが決まれば、他の部分に関してのカスタマイズが自由にできるという楽しさがあります。

出窓の種類について

出窓の種類出窓の種類

出窓にはどんな種類のものがあるでしょうか。大まかに八種類の出窓があります。台形出窓と角型出窓、弓型出窓、三角出窓、トップライト出窓です。以下はそれぞれについての詳細です。

1. 台形出窓/角型出窓/弓型出窓

これらは張り出した部分が台形や角型になっている出窓になります。スタンダードなタイプなので設置した後でも馴染みやすく癖のないタイプです。

2. 台形出窓

台形出窓の相場は13~24万円くらいです。一番ポピュラーな形の出窓です。

3. 角型出窓

角型出窓は9万3千円~23万円くらいかかると見てよいでしょう。これも比較的ポピュラーな形で多く使われています。

4. 弓型出窓

弓型出窓になりますと少し価格が高めになり、23万5千円~43万円くらいになります。とてもデザイン的にエレガントで家の外観をより一層上品なものに仕上げてくれることでしょう。

それ以外の三角出窓トップライト出窓ハーフ出窓に関してはカスタマイズする形が多く、上記の出窓のようなセットで売られているという形ではなく、それからどの部分を変えるかで値段は違ってきます。

どの出窓も要所要所に置く事で素敵なアクセントになり、トップライトなどは特に日の光を多く取り込んでくれるので部屋がより一層明るくなるでしょう。

監修者コメント
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出窓の弱点は断熱性能

出窓は外部に張り出す分、室内空間を広げられるので人気がありますね。しかし気を付けたいのが、通常の窓よりも断熱性能が劣ってしまうということです。現在の古いサッシを断熱サッシに交換しようとする場合、断熱サッシには出窓の取り扱いが無い場合が多くなっています。その場合は、建築工事で周囲に断熱材をしっかり入れた出窓をつくってもらう方法もあります。出窓を検討の際は、ぜひ断熱性能もしっかりしたいとご要望を添えて、相談されてみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

出窓をつける目的と適材適所

一番大事なのはどこに出窓を付けたいのかということです。その時の理由ははっきりとさせておいた方が良いですね。なぜかと言いますと、目的や場所によって出窓は選ぶ形も取り付ける位置も変わってくるからです。出窓ほど適材適所が大事な場所はありません。

参照:
出窓リフォームにはこんな落とし穴もあります。
こんな風に活かせる出窓アイデアを考えてみましょう。

理想の出窓を作るために、素敵な出窓のアイデアを学んでおくと業者さんに伝えやすくなります。

メリットを生かした出窓の作り方

出窓をつけるときの注意点

出窓のメリットといえばそれを置く事で部屋が広く感じる事です。一般的に場所によって理想の高さというものがあります。例えばダイニングでの出窓の理想の高さは70㎝~80㎝で、ソファーなどでリラックスする場所での出窓はリビングより低めの45㎝~50㎝くらいが理想です。

以下のように考えれば出窓はもっといいものになります。

1. 紫外線や結露対策をする

出窓はほどよく家を痛めない程度の数で作りましょう。家の断熱性能に関しても業者さんと話し合い、すごしやすい出窓にしていきます。

2. 位置に気をつけて理想の出窓にする

一番利用する人の背に合わせて設計することで、出窓は機能します。よく使う人が使いやすい理想の高さがあり、これも業者さんと話し合うことで理想的な出窓ができます。

3. 出窓は雨戸などが取り付けにくい

出窓は雨戸などが取り付けにくいので、西側を避けることも一案です。仮に西側に作りたい場合は後からシャッターやブラインドも付けることができますので、上手くそれらを利用して出窓を作っていきます。

4. 遮熱と断熱性の高いエコガラスがおすすめ

出窓のガラスは、できたら遮熱と断熱性の高いエコガラスにするとより快適な出窓になります。

5. 防音対策をしよう

外にも気を配りたい場合は隣の家との距離に応じて防音対策をすると、外に影響のない出窓にすることができます。

監修者コメント
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出窓は床面積にご注意を

出窓はお部屋を広く見せる効果がありますが、出窓の形状によっては床面積としてカウントされ、増築扱いとなってしまう場合があります。床面積から除外できる出窓とは、床面からの高さ30cm以上、周囲の外壁からの出寸法が50cm以下、出窓部分の見つけ面積の1/2以上が窓、に限られます。出窓下に収納などを設けると床面積にカウントされてしまう場合もあるので、ぜひ信頼できるプロに相談してみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

二階に出窓を取り付ける時には

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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