窓ガラス交換の費用はどのくらい？DIYでの交換方法と注意点

窓ガラスは、近年は高断熱ガラスなどの様々な機能性ガラスが販売されるようになり、2～5万円程度で交換可能です。ガラスの種類にこだわることで、より快適な住まいが完成するはずです。今回は窓ガラスの交換費用や注意点など、知っておくべき様々な情報をご紹介いたします。

POINT この記事のポイント

窓ガラスの修理・交換費用相場は2万円〜5万円

窓ガラスの修理費用は、破損状態やガラスの種類により様々です。また、窓ガラスには様々な種類があり、費用は大きく異なります。窓ガラスはどのような修理の費用相場なのか、以下でご紹介いたします。

90×90（cm）の窓ガラスの修理費用例

90×90（cm）の窓ガラスは、トイレの窓のような割と小さめの窓ガラスとなります。修理費用の相場は、以下となります。なお、ここで紹介する相場はあくまで目安であり、実際には窓ガラスの状態によって金額は変わってきます。より詳細な金額を知りたい方は、業者から見積もりを取ってみてください。

90×180（cm）の窓ガラスの修理費用例

90×180（cm）の窓ガラスは、一般的な個人の部屋の窓のような中間クラスの窓ガラスとなります。修理費用の相場は、以下となります。

家仲間コムでの過去事例における相場

家仲間コムでは、様々な窓ガラスの取り替えを行ってきました。その過去事例から、窓ガラス取り替えの相場として以下の工事をご紹介いたします。

ガラス入替工事【1.3万円】

＜施工前＞


＜施工後＞

建物のタイプ　一戸建て
築年数　20年以上
施工業者　株式会社Respace

足を滑らせてしまい、ガラスに当たったことで破損させてしまい、ガラス交換となったケースです。急な窓ガラスの破損というのはよくある話であり、早急に直さないといけません。急に依頼した修繕でしたが、すぐに対応し早々にガラス交換をして元通りになりました。ガラスの破損は放置しておくとケガをしてしまうことがあるので、早急な対応は必須条件となります。今回は素早い交換となり、お客様に嫌な思いをさせずに済みました。

関連記事：緊急対応できました！硝子入替工事

結露防止のため真空ガラススペーシアに交換【28万円】

＜施工前＞


＜施工後＞

建物のタイプ　木造2階建て
築年数　築23年
施工業者　矢田商店ワントップリフォーム

窓ガラスに酷い結露が発生してしまい、窓の周りにある木枠やカーテンレールなども湿気の影響により、カビが発生してしまい不快な状態となってしまいました。また、特に北面の窓の結露が酷く、寒いので暖房の温度を上げると結露がもっと酷くなって手が付けられない状態でした。 新しいガラスとしては真空ガラスを採用し、半日程度で交換完了しました。真空ガラスの効果により、結露は殆どないに等しい状態となりました。今までの窓ガラスのびしょびしょがなくなり、非常に快適になりました。

関連記事：ガラス表面のひどい結露を防止するために、５窓分のガラスを真空ガラススペーシアに交換しました。

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※1．見積内容によって異なるケースがあります。
※2．業者様と直接ご連絡いただく際にはお名前・ご住所などの情報が必要となります。

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窓ガラスは破損やヒビが入ったら交換するタイミング

窓ガラスを取り替えるタイミングの1番のポイントは、ガラス自体が破損したりヒビが入った際です。窓ガラスというのは頑丈に見えるかもしれませんが、場合によっては簡単に破損してしまうことがあります。どのような状態の際に窓ガラスは破損して取り替えないといけない状態になるのか、以下にピックアップしました。

1.台風などの災害や空き巣に入られて窓が破損した時

台風などの災害が発生すると、大きな圧がガラスにかかるので破損する場合があります。特に少し目立たない程度の損傷が発生しているガラスの場合、台風などの災害に合うことで簡単に割れてしまいます。沖縄などの台風が多い場所で窓にベニヤを張るのは、窓ガラスの破損を防ぐためです。

また、空き巣は窓ガラスを特殊な工具を使って破損させて、室内に侵入します。鍵の部分を壊して入ることが一般的ですが、ガラスは部分補修はできないので、1枚全て取り替えないといけません。ご近所に空き巣が多い場所にお住まいの場合は、空き巣が割りにくいガラスを採用することをおすすめします。

2.窓枠の建付けが悪くなり窓が閉まらなくなった時

窓の経年劣化により、窓の建て付けは悪くなってしまいます。窓の建て付けが悪くなるのは窓の開閉がしにくくなるだけではなく、開け閉めしにくくなることにより窓ガラスにも大きな負担がかかります。開けにくくなることは窓がゆがんでいる場合もあり、ゆがみにより窓ガラスが変形してしまうヒビが入ったり割れてしまうことがあります。

少しでも窓の建て付けが悪くなったら、ガラスの破損がないかを細かく確認をしましょう。小さな傷でも、窓の開け閉めにより簡単に窓ガラスが破損してしまうことがあります。特に古い建物で1枚ガラスの単板ガラスの場合は、注意が必要です。

3.熱割れや錆び割れによるヒビが入った時

ワイヤーが入っているガラスの場合、熱割れやワイヤーの錆により、窓ガラスに割れが発生する場合があります。ワイヤーガラスをお使いの窓をお持ちの場合は、熱割れや錆び割れが発生していないかを確認しましょう。

見た目に見た事がない色が見える場合、熱割れや錆び割れが発生している、若しくは発生する前のサインとなっている場合があります。少しでも見た目におかしいと思ったら、業者に見てもらうと良いでしょう。

4.結露対策できる窓に交換したい時

窓ガラスにヒビや割れが発生していなくても、窓ガラス自体に不満がある場合は取り替えることも検討しましょう。経年劣化により悩みとなるのは、窓ガラスの結露です。窓ガラスが冬に結露することにより、ガラスにヒビや割れが発生してしまう場合があります。寒暖の差が発生するとガラスに付着した結露の水分が耐えられなくなり、ガラスに負担を掛けてヒビや割れを発生させてしまいます。

窓ガラスに結露を発生させたくない場合は、高断熱ガラスに変えることが1番です。高断熱ガラスはガラス自体に高断熱効果を発揮させ、さらに複層ガラスの間に特殊なアルコンガスを注入していることにより、結露が発生しにくい窓ガラスとなります。

5.西日対策をしたい時

西日が酷い場所の窓のガラスがワイヤーガラスの場合、経年劣化によりワイヤーの伸びに耐えられなくなってしまい窓ガラスにヒビや割れが発生する場合があります。西日は強い日差しであり、他の方角よりも熱による影響でガラス破損が発生しやすいことを、覚えておきましょう。西側に窓がある住まいの場合、細かい窓ガラスのチェックを行いましょう。

窓ガラス破損には保険が適用される場合も

窓ガラスの取り替えをしたいと思っても、安い費用ではありません。そのため、良く快適なガラスに取り替えしたくても、予算の関係でできないご家庭も少なくありません。窓ガラスに不具合が発生していることをわかっていても、見ていないふりをして放置している方もいるのではないでしょうか。

そこで注目すべきなのが、保険の適用です。窓ガラスの破損には、保険が適用される場合があります。意外と該当するので、注目してみましょう。今まで保険の適用により窓ガラス修理の費用が出た事例を紹介します。

落雪によってサンルームのガラスが破損

＜施工前＞


＜施工後＞

施工業者　ホームリーワン株式会社
関連記事：落雪によってサンルームのガラスが破損

屋根上の雪が落ちてしまい、それがサンルームに当たってしまい、ガラスが破損してしまったケースです。雪という自然災害により窓ガラスが破損してしまったので、たいていの場合保険適用となります。特に北国では雪が氷になっていることがあり、落ちてガラスの破損というのは珍しくありません。サンルームのガラスは特殊なガラスを使っていることが大半なので、保険で直せると本当に助かります。

窓ガラス交換時の注意点

窓ガラスの交換の際には、いくつか注意すべき点があります。しっかりと把握した上で、窓ガラスの交換を検討しましょう。窓ガラスの交換の際に目を向けるべき注意点を、以下にご紹介いたします。

1.マンションの窓ガラス交換には注意が必要

マンションの場合、複数の世帯が住んでいることから、様々な部分に目を向けないと、後で失敗や面倒なことになってしまう場合があります。どのようなポイントに目を向けるべきなのか、以下にご紹介いたします。

〇分譲マンションの場合
①マンションの管理組合に連絡をする
窓ガラスの交換の際には、マンションの管理組合に連絡をしなければいけません。いくら分譲で購入したとしても、1つの建物をみんなで使っていることには変わりません。管理組合に窓ガラス交換の旨を伝えておき、トラブルがないようにしましょう。

②窓ガラスの取り替えの場合でも外壁や内壁を壊さないといけない場合もある
窓ガラスの交換といえば、ガラスのみの交換なので簡単に外して取り替えができると思う方もいると思います。しかし、窓のタイプによってはガラスを簡単に取り外すことができない場合があります。窓ごと取り替えないといけない場合もあり、その場合は外壁や内壁の一部分を壊さないと取り替えられない場合もあるのです。

まずは、事前に業者に見てもらい、簡単に窓ガラスの交換が可能なのか調べてもらいましょう。特に高級マンションの場合は、外壁や内壁に高価な材料を使っている場合があるので、高価な費用が掛かる場合があります。

〇賃貸マンションの場合
賃貸マンションは自分の建物ではないので、窓ガラス取り替えや修理は色々厄介な部分があります。どのような部分に目を向けるべきなのか、以下にご紹介いたします。

①加入保険の内容を確認する
賃貸マンションの場合、加入している保険があります。その保険の内容を細かくチェックして、保険が適用となる修理や交換なのかを確認しましょう。保険に該当する場合は、保険料のみで窓ガラスの修理や交換ができます。その際は大家さんにお話をして、進めましょう。

②管理会社に状態を話す
管理会社に連絡をし、窓ガラスの破損状態を報告しましょう。借主に否が無い場合は、管理会社の方で全て費用を持って修理や取り替えをしてくれます。逆に借主に否がある場合は、修理費用や取り替え費用は借主の負担となります。

③直接自分で業者に頼んではいけない
自分で直接ガラス業者に依頼した方が安価だと思い、直接借主が業者に依頼して窓ガラスの修理や取り替えをしてしまう場合があります。しかし、賃貸マンションは大家さんの持ち物ですので、借主が勝手に建物に手を加えてはいけません。先に大家さんに事情を話して、どう進めていくべきなのかを相談しましょう。

2.目的にあった窓ガラスか確認する

ガラスには様々な種類があります。せっかく窓ガラスを取り替えるのでしたら、自分の目的にあった窓ガラスを選びましょう。断熱性を重視するのであれば複層ガラスや高断熱ガラス、防犯性を高めたいのであれば強化複層ガラスがおすすめです。

火災の発生を考慮して作られた網入り複層ガラスや耐熱強化複層ガラスもあります。プライバシーを守りたいのであればすりガラスやフロストガラスなどの不透視ガラスや遮音効果のある異厚複層ガラスを選ぶと良いでしょう。

3. 複数の業者に相見積もりを取る

窓ガラスの取り替えは、業者により費用は異なります。業者の窓ガラスの取り替え型の考えにより手間や使う材料が異なるので、費用もおのずと変わります。そのため、相見積もりを取って、どの業者が良いのかを検討しましょう。細かい見積内容を記載してくる業者は、お客様想いの優良業者です。

反対に一式で簡単な見積もりを作ってくれる業者は、お客様への配慮が多少欠けている場合があります。 見積書はお客さまに工事内容をわかりやすく教えるための書類であり、わかりにくい内容では意味がありません。見積書にはその業者の雰囲気が現れますので、細かくチェックしましょう。

窓ガラス交換で困ったときは専門業者に相談しよう

窓ガラスの交換をご検討の方は、まず見積もりを依頼しましょう。でも、業者さんを探すのは意外と大変です。 リフォーム一括見積もりの家仲間コムでは、希望するリノベーションの内容を書き込むだけで、地域の業者さんから見積もりや提案がとどきます。

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