北向きの家は後悔するって本当|押さえておきたい4つのポイントを紹介

 北向きの家は後悔するって本当|押さえておきたい4つのポイントを紹介

北向きの家は比較的価格がリーズナブルに購入できる点が魅力ですが、北向きの家ならではのデメリット対策をしておかないと後悔することになります。工夫次第で北向きの家も快適に過ごせるようになりますので、後悔しないよう4つの改善策をご紹介します。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・北向きの家で後悔するポイントは、「日当たりが悪く暗い」「冬は寒い」「湿気が逃げない」「防犯性」など
・北向きの家で後悔しない改善策は、「日当たりを良くする吹き抜け・天窓・大開口窓・光庭など」「寒さ対策としての断熱対・内窓・高断熱玄関ドア」「湿気対策としてのシーリングファンや換気」「防犯性を高める雨戸・防犯センサー付き照明」の4つ

北向きの家で後悔するポイント

 北向きの家で後悔するポイント

一般的に住宅を建てる際には、日当たりを良くするためにリビングなどのメインとなる窓は南向きが人気です。次に東向きリビング・西向きリビングという順で人気ですが、北向きの家は日当たりが悪いというイメージがあるうえ実際に日が入りにくいため、あまり好まれていないのが現状です。

ここでの「北向きの家」というのは、北側にリビングなどのメインルームがあったり、玄関や掃き出し窓などが北側に向いて建てられている家を指します。では実際に北向きの家に住んでいる方のお声を元に、後悔しているポイントの一例をご紹介します。

・日当たりが悪く暗い
・冬は寒い
・湿気が逃げない
・防犯性


順番に、改善策とともに詳しく見ていきましょう。

1. 日当たりの悪さ

北向きの家の一番の後悔ポイントが「日当たりの悪さ」です。立地や採光プランによっては必ずしも日当たりが悪いとは限りませんが、北向きの家は基本的に太陽光が差し込まないため、他の方角の住宅と同じようなレイアウトプランでは日当たりが悪くなってしまいます。

ということは、日が差し込む工夫をすれば日当たりの悪さは解消できるのではないでしょうか?採光率をアップするためには下記の対策が有効です。

・天窓や高窓を設置
・吹き抜け窓を設置
・大開口窓を設置
・光庭を造る


北向きの家で採光率をアップさせるためには、上記のいずれかはほぼ必ずといって良いほど設置されています。

1-1. 天窓や高窓を設置

天窓は天井部分へ設置する窓で、一般的な窓と比べると約3倍もの光を取り入れることができます。高窓は天井付近の高い場所へ設置する窓で、天窓よりは採光率は低くなりますが、あると明るい室内になります。

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1-2. 吹き抜け窓を設置

吹き抜け窓は採光率を高めたり空間を広く見せる効果があり、特に日当たりが良くない北向きの家ではよく採用されています。吹き抜けを取り入れる場所ですが、できればリビングではなく玄関にされるのがおすすめです。

なぜなら、吹き抜けには暖房効率が落ちてしまうデメリットもあり、家族が過ごすことの多いリビングの吹き抜けは寒いと感じることのほうが多いケースがあるからです。

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北向きの玄関には吹き抜け窓を造っておくと、日が差し込む上に広くて開放感のある玄関を造ることができ、風水の観点から見ても明るい玄関になるのでおすすめです。

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1-3. 大開口窓を設置

北向きの家のリビングには、大開口窓を設置してみてはいかがでしょうか。大開口窓は、天井付近まであり横幅も広めの大きな窓のことを言い、昨今人気のあるデザインの窓です。

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大開口窓は、主に採光目的や空間を広く見せて開放感のあるリビングをデザインするために採用されます。北向きの家では、大開口窓と2階リビングを組み合わせることによって、より明るく日差しを取り入れやすくなります。

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1-4. 光庭を造る

光庭は、家の中央部分に設ける中庭のことで、その名の通り光を取り入れるために造られる庭のことを言います。必ずしも広いスペースが必要ではありませんが、採光目的であれば年間を通してどの角度から太陽光が入るのか、日差しが入る角度をきちんと計算して設置することが大切です。設計士さんとよく相談しておきましょう。

2. 冬の寒さ

日当たりが良くないと冬は寒い家になります。そのため、北向きの家では特に住宅全体に断熱対策をしておくことが大切です。

また、家の中でも窓などの開口部は熱が逃げやすいので、内窓を設置したり高断熱玄関ドアなどを採用しておくことをおすすめします。初期費用がかかりますが、生活する上で感じる寒さや暖房効率を考えるとトータルコストは安くなります。

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3. 湿度対策

北向きの家は日当たりの悪さゆえ、湿気が溜まりやすい点もデメリット。断熱対策をすることで外気と室温との差は縮まりますが、通気性をよくしておくことが重要です。

北向きの玄関に吹き抜けを設けたら、天井にはシーリングファンを取り付けて空気が循環する仕組みを造りましょう。

関連記事:シーリングファンの取り付け方法や天井高にあった種類は?

一日に2回程度は窓を開けて家中の換気をすることも大切です。

4. 防犯対策

北向きの玄関の場合、日当たりがよくないと暗い印象になり寂しい雰囲気になってしまうことも。明るく人気のある場所のほうが防犯対策としては効果的ですので、北向きの玄関の場合はとにかく明るくしておきましょう。

北向きのリビングの場合は、お向かいさんは南側リビングのことが多くこちら側が見えますので、一般的な防犯対策をしていれば十分です。

・戸締りはきっちり行う
・遮像カーテンで中が見えないようにする
など

北向きのリビングで向かいに住宅がない場合はご近所さんの目による防犯効果がありませんので、より防犯性は高めておく必要があります。

・雨戸やシャッターを設置する
・防犯センサー付き照明を設置する
・防犯カメラを設置する


上記の対策を行い、防犯性を高めておくと安心して過ごすことができます。

北向きの家で後悔しない4つの改善策まとめ

 北向きの家で後悔しない4つの改善策まとめ

北向きの家特有のデメリットを改善しておくことで、お得にマイホームを手に入れることができます。

・日当たりを良くする吹き抜け・天窓・大開口窓・光庭など
・寒さ対策としての断熱対・内窓・高断熱玄関ドア
・湿気対策としてのシーリングファンや換気
・防犯性を高める雨戸・防犯センサー付き照明など


これらの改善対策をきっちり行って、快適な住まいづくりを目指しましょう!

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北向きの家で後悔しないためには、施工経験豊富な業者さんに依頼することで改善策の提案をもらうことができます。新築時にあらかじめ対策をとっておくことができれば良いですが、実際に住み始めてから気づくデメリットもあります。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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