ゲリラ豪雨に備える4つの住宅対策

雨

近年、雨が降るとゲリラ豪雨になることが多く、住宅被害も増えています。
突然のゲリラ豪雨に備えることのできる住宅対策にはどんなものがあるか、台風シーズンが来る前に見直すポイントを解説します。
ゲリラ豪雨による大きな被害を防いで家と人を守りましょう。

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ゲリラ豪雨は、数十分の短時間に局所的に数十ミリ程度の雨量をもたらす雨のことを言い、集中して大雨が降るため被害が大きくなりやすいのが特徴です。

住宅にできるゲリラ豪雨対策

ではゲリラ豪雨が降った場合、住宅にはどのような現象が起こるでしょうか?

下記の4点が想定されます。

・雨漏り
・床下/床上浸水
・排水溝から水が溢れる
・土砂崩れ

順番に対策とともに詳しく見ていきましょう。

1. 雨漏り

ゲリラ豪雨による住宅被害で、最も起こる確率が高いのが雨漏りです。

天井からの雨漏りだけでなく、窓付近の壁からの雨漏りも考えられます。

1-1. ゲリラ豪雨による雨漏り対策

屋根に降る雨

ゲリラ豪雨による雨漏り対策としては、屋根や外壁のメンテナンスを定期的に行うしかありません。

屋根や外壁は普段じっくり見ることが少ない場所ですが、表面に施工された防水塗装がはがれていることがあります。

天井部分に取り付ける天窓もゲリラ豪雨が降った場合には雨漏りのリスクが高くなるため、初期はきっちり施工しておく必要があります。

1-2. 雨樋のメンテナンスも重要

image画像提供:雨とい|Panasonic

雨樋には短時間に降る大雨をさばく能力はありませんので、ゴミなど少しでも詰まりがあるとあふれ出て雨漏りが起こったり、破損する可能性もあります。

定期的にゴミなどを取り除いて、雨漏りがないかどうか・きちんと排水されるか確認しておきましょう。

ご自宅の環境に合った適切な雨樋を設置するには、排水能力で選ぶことです。

排水能力は、降雨量・屋根投影面積・軒といやたてといのサイズで計算します。

Panasonicさんのウェブサイトに排水計算システムがありますので、ご自身で調べてみたい方はご参考になさってください。

1-3. 窓には雨戸やシャッターを設置

ゲリラ豪雨は横殴りの雨になることも多いため、窓には雨戸やシャッターを設置しておくのも効果的です。

image画像提供:アルミ窓シャッター|LIXIL

窓の外に雨戸があることで、窓枠からの雨漏りを最小限に抑えることができます。

・雨戸の設置費用目安:約8万円~/窓一ヶ所あたり

2. 床下/床上浸水

短時間に集中して降雨量が多くなると心配なのが床下・床上浸水です。

床上浸水する確率はまだ低いですが、床下浸水は毎年どこかしらの地域で発生しています。

床下浸水は、住宅のコンクリート基礎部分にまで水が至った状態のことを言います。

新築の際にはハザードマップで浸水予想を確認しておきましょう。

2-1. 床下浸水の可能性がある場合

床下浸水

ハザードマップで調べて床下浸水の可能性がある場合は、事前に床を高くする「ピロティ式」にしておくなど対策をしておくと、被害が最小限に抑えられます。

ただし、ピロティ式の住宅は地震に弱いというデメリットもありますので、建築業者さんと十分に話し合って最善の設計を選びましょう。

3. 排水溝から水が溢れる

ゲリラ豪雨が降ると、想定している雨量を大幅に超えてしまい排水処理が追い付かないことがあります。

時々マンホールから突然雨水が噴き出しているニュースがありますが、庭などの排水溝で起こる可能性もあります。

3-1. 排水溝は定期的にメンテナンスを

排水溝は、枯れ葉やゴミなどが詰まらないよう定期的にメンテナンスをしておくことが大切です。

目の細かいネットなどを取り付けて、時々高圧洗浄機などで詰まりを解消しておきましょう。

4. 土砂崩れ

河川氾濫

土砂崩れのリスクが高い立地は、建築当初からある程度想定ができます。

ハザードマップで「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険箇所」と記載されているところは、危険区域です。

とはいえ、想定できたとしても私有地でない限りご自身で勝手に工事をすることはできませんので、お住まいの地域の自治体へ土砂崩れ対策を依頼するしかありません。

何も対策がなされない場合は、ゲリラ豪雨はもちろん、長期の雨予報や大雨のあとなども十分警戒して、いつでも避難できるよう事前に準備をしておくことも大切です。

ゲリラ豪雨に備える4つの住宅対策まとめ

ゲリラ豪雨は突然降りだすため、急に対策を行うことはほぼ不可能です。

多く発生する梅雨から台風シーズンに備えて事前に十分対策をしておくことで、被害を最小限に抑えましょう。

普段の行動では、雨予報が出ている場合には河川に近づかないこと、また防災グッズを見直すことも大切です。

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雨漏りは住宅へ深刻な被害をもたらします。
雨漏りが起こっている場合は早急に補修工事を依頼し、まだ起きていなくても定期的にメンテナンスを行って被害を最小限に食い止めましょう。

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執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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