カーテンレールの取り付けにかかる費用の目安は|業者を選ぶ際のポイントや地域別の相場も
編集者:大永 和弘
最終更新日:2023年3月31日
カーテンレールの取り付け費用は取り付ける窓の数や大きさ、素材や種類によって異なります。また、お住まいの地域によっても費用に違いがあることをご存知でしょうか。今回は、地域別の見積もりや施工事例を紹介しますので、カーテンレール取り付け業者を探す際の参考にしてください。まずはこの記事のポイントをまとめました。
POINT この記事のポイント
・カーテンレールの取り付け費用目安は約2万円~
・カーテンレールの主な取り付け依頼先はホームセンター、インテリアショップ、業者
・カーテンレール取り付け費用は地域によっても異なる
・お得で信頼できる業者選びにはいくつかのポイントがある
目次 [ 表示 ]
カーテンレールの取り付け方法
カーテンレールの取り付けは、一般的に「ホームセンター」「インテリアショップ」「カーテンレール取り付けを行う業者」のいずれかに依頼することになります。まずは、それぞれの依頼先の取り付けにかかる費用目安や条件などを一覧で確認していきましょう。
取り付け依頼先 | 取り付け費用目安 | 条件など |
---|---|---|
ホームセンター | 760円~ | ・横幅約180cmの窓へ取り付けの場合 ・カーテンレール本体の購入をした場合に取り付け工事も可能 ・カーテンレール本体費用別途 |
インテリアショップ | 8,000円~ | ・カーテンサイズの採寸、取り付け基本料、カーテンレール取り付け一窓分の費用 ・カーテンレール本体の購入をした場合に取り付け工事も可能 ・カーテンレール本体費用別途 |
カーテンレール取り付けを行う業者 | 5,500円~ | ・一窓あたり ・他社で購入したカーテンレールの取り付けもOK ・カーテンレール本体の購入もする場合は割引があることも |
1. ホームセンターでの取り付け費用
ニトリやカインズホームなどのホームセンターでは、カーテンの購入をするとカーテンレールの取り付けも行ってくれます。
参照:カーテンレールの取り付け工事をしてもらえますか?|ニトリ
既製カーテンからオーダーカーテン・カーテンレールまでコーディネートできて、取り付けまでお手軽に依頼できますね。ホームセンターでのカーテンレールの取り付け費用は明朗会計なので分かりやすくて安心です。
関連記事:カーテンサイズ測り方&既製カーテンとオーダーカーテンのサイズ
2. インテリアショップでの取り付け費用
インテリアショップはおしゃれなカーテンが多く、カーテンレールを購入することでカーテンレールの取り付けも行ってくれます。ナチュラルでおしゃれなインテリアショップのKEYUCAさんでもカーテンレールの購入をすれば取り付けしてくれます。カーテンレールの取り付け工事費用は高めです。
参照:カーテンと一緒にカーテンレールの取り付けもしてもらえますか?|KEYUCA
3. カーテンレール取り付けを行う業者での取り付け費用
・「気に入ったカーテンとカーテンレールを購入したけど取り付け工事は安く済ませたい」
・「DIYに失敗してしまった」
・「リフォームするのでカーテンレールを移動させたい」
上記のように、カーテンレール本体の購入と同時に取り付け工事ができないことがあります。そういう場合は、地域のカーテンレール取り付けを行う業者に依頼すると費用も安く抑えることができます。カーテン・カーテンレール本体は他店の商品でも問題なく、取り付け工事のみを行ってくれる点も嬉しいですね。
カーテンレール取り付けを行う業者での取り付け費用は、業者によって異なりますので、複数の業者に見積もり依頼をして比較検討することでお得に依頼できます。
DIYで取り付ける
カーテンレールの取り付けはDIYでも可能ですが、慣れていない場合には、採寸誤りなどの失敗を招いてしまうことも考えられます。特に、新築住宅にカーテンレールを取り付ける場合は、せっかくの綺麗な我が家に傷をつけないためも、プロの業者さんに取り付けを依頼するのがおすすめです。

レールのデザイン・設置高さでも部屋の印象を変えられる
レールのデザインは、カーテンに隠れるシンプルなものから、ウッドポールやアイアン調のもの、カーテンボックス仕様など、バリエーションは数多くあります。
カーテンを選ぶ際には、レールにもこだわってみると、仕上がりがぐっと引き立ちますよ。
また、レールの高さを上げると、お部屋の天井高を高く見せる効果もありますし、遮光効果を高めることもできます。
インテリアにちょっと一工夫、してみませんか?
監修者:高橋 みちる(一級建築士)
カーテンレールの取り付け費用目安
一般的なカーテンレールの取り付け費用目安は、2万円~10万円が目安です。しかし、実際に取り付けにかかる費用は、取り付け場所や取り付けを依頼する業者によっても変わってきます。ここでは、カーテンレールの取り付けにかかる費用を網羅的に解説します。
カーテン本体の料金
はじめに必要なのがカーテン本体の料金です。カーテン本体の料金は、既製品にするのか、オーダー品にするのかによって大きく異なります。カーテンの種類には、「ドレープカーテン」や「シェードカーテン」、「ロールスクリーン」「調光スクリーン」などがあります。
採寸代
採寸代とは、業者にカーテンレールを取り付けてもらうにあたって、窓の大きさや土台の位置を確認してもらう費用です。なお、業者によっては、採寸代の他に出張費がかかることがあります。採寸代にかかる費用の相場は、およそ5,500円です。
レール代
カーテンレールには、カーテンを一枚だけ取り付ける「シングルカーテンレール」と、レースカーテンと通常のカーテンを二重で取り付ける「ダブルカーテンレール」の二種類があります。それぞれで一長一短は異なるため、業者と相談しながら、自宅に適したタイプを選択するのがおすすめです。レール代にかかる費用の相場は、およそ5,000円です。
カーテンの帯代(ふさかけ)
カーテンの帯(ふさかけ)とは、カーテンベルトやカーテンタッセルを掛けるために、壁に設置する金具のことを指します。カーテンの帯(ふさかけ)にかかる費用は、1個あたり700円が相場です。
取付工事料金
取付工事料金は、その名の通り、カーテンレールを取り付けるのにかかる費用です。取付工事料金は、窓1枚ごとに費用が発生するため、取り付け箇所が多ければ多いほど費用も高くなります。
高所作業代
2.5m以上の高さがある窓にカーテンレールを取り付け場合は、高所作業代が発生することもあります。高所作業代の相場は、35,000円となっています。
カーテンレールを取り付ける際の注意点
カーテンレールを取り付ける際には、さまざまな注意点を把握しておくことでスムーズかつ安全に取り付けができるようになります。以下では、カーテンレールを取り付ける際の注意点について紹介します。
カーテンレールを正しく採寸する
カーテンレールは既製品が大半であるため、大まかな採寸で問題ないと思う方もいるようです。しかし、決してそのようなことはありません。 カーテンレールは正確な採寸をしなければ、窓にマッチしません。カーテンを機能的かつきれいな状態にするためには、カーテンレールをベストサイズにすることが何よりも重要です。
カーテンレールを正面付けする場合は、窓枠の幅よりも10cm程度のゆとりを確保しましょう。既製品のカーテンレールが合わない場合は、幅を調整できる伸縮タイプがおすすめです。また、オーダー品のカーテンレールは、1cm単位で調整可能です。
下地を確認する
下地とは、カーテンレールを固定するビスを打ち込む場所のことです。カーテンレールを取り付ける窓サッシの上部には、鉄や木でできた下地が必ず存在します。この下地がある場所を、下地材感知器などの道具を使って、正確に把握することがポイントです。
下地を確認せずにカーテンレールを取り付けてしまうと、カーテンの重みに耐えきれず落下してしまうおそれがあります。
周囲の障害物との干渉をチェックする
カーテンレールは左右に10cm程度飛び出すため、周囲にあるものにも干渉してしまうと、うまく取り付けられない場合があります。そのため、カーテンレールを取り付ける窓回りに邪魔になるものがないかをあらかじめ確認し、干渉するものがあれば他の場所に移動させましょう。
カーテンレールの取り付けを業者に依頼する際のポイント
カーテンレール取り付けには、専門的な知識があり、かつ技術力のある業者であることが大前提です。ここでは、お得で信頼できる業者かを見極めるためのポイントについて解説します。
1. 見積もりは総額で算出してもらう
カーテンレールの取り付け費用は、総額で比較検討することが重要です。ただし、「カーテンレール取り付け一式〇〇円」のような大雑把な見積書ではなく、商品代や採寸費用、取り付け費用、交通費、諸経費などの内訳もきちんと出してもらいましょう。
2. 実際に見てもらうか電話で相談する
自分で撮った写真を業者にメールで送り、Webから申込みができる場合でも、確実なのは実際に現場を見てもらうことです。写真だけでは判断のつかない下地の確認もできますし、Web申し込みだけではどのような業者が自宅にくるのかわかりません。
また、信頼できる業者かどうかを判断するには、電話を掛けてみるのもおすすめです。電話の対応がいい加減だったり、どこでも好きな場所に取り付けられるなど適当な返答をしたりする業者は、避けたほうが無難です。専門知識豊富な優良業者であれば、取り付け場所の確認など、丁寧な対応かつ適切なアドバイスをしてくれるはずです。
3. 複数社から相見積もりを取る
初めてカーテンレールを取り付ける場合は、どのくらいの費用が相場なのか判断しにくいものです。そのため、複数の業者から相見積もりを取ってみましょう。3社程度比較してみると、大体の相場が把握できるはずです。そのなかから、お得にかつ信頼できる業者を選んで取り付けをしてもらいましょう。
家仲間コムの登録業者によるカーテンレール取り付け工事事例
ここからは、ご参考までに家仲間コムの登録業者によるカーテンレール取り付け工事事例をいくつか紹介します。
カーテンレール取り付け・リリカラーカーテン使用
施工前
施工後
「部屋をカーテンで仕切りたい。」とのご依頼でした。エステの施術ルームとして使用している部屋とのことでしたので、清潔感を演出するために、TOSO人気カーテン「リリカラー」を提案しました。カーテンレールの取り付けと併せて施術は半日で完了し、仕上がりにも大変満足いただいた事例です。
場所:東京都 中央区
建物のタイプ:マンション
施工箇所:施術室
施工期間:半日
関連記事:カーテンレール取り付け・リリカラーカーテン使用
新築住宅にカーテンレール取り付け工事
施工前
施工後
「新築の家にカーテンレールを取り付けてほしい。」とのご依頼でした。窓枠にあわせて、ウッド調のカーテンレールを採用しました。
場所:埼玉県 入間市
建物のタイプ:一戸建て
施工箇所:全室(10ヵ所)
施工期間:半日
関連記事:新築住宅にカーテンレール取り付け工事
カーテンレール取り付け・トーソー エリート
施工前
施工後
「1階と2階の窓のカーテンレールの取り付けをして欲しい。」とのご依頼でした。お客様自身で取り付けにご挑戦いただいた状態でしたが、窓枠見付面からブラケット取り付けされており、施工方法が間違っていました。ネジもきちんと入っていなく、歪んでいる状態でしたので、一度全て取り外した後に、正しい方法で取り付けを行いました。
場所:東京都 足立区
建物のタイプ:木造2階建て
築年数:新築
施工箇所:リビング・寝室・洋室(7窓)
施工期間:半日
関連記事:カーテンレール取り付け・トーソー エリート
カーテンレールの取り付け費用は一括見積りで比較するとお得!
カーテンレールの取り付け費用の見積もりを依頼する際は一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。
他社で購入したカーテンレールの取り付けでもOKな業者さんが多いので、気軽に見積もり依頼をしてみましょう。
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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。
住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。
著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)
【保有資格】
- 一級建築士(登録番号:第331817号)
- 既存住宅状況調査技術者(証明書番号:第02201400260号)
- 住宅性能評価員(終了証番号:第02170424号)
- インテリアコーディネーター(登録番号:011961A)
- 福祉住環境コーディネーター2級(証書番号:05201851)
- 震災建築物応急危険度判定士(認定番号:730220552)
【所属】
- アールイーデザイン一級建築士事務所:代表
- JIO|株式会社日本住宅保証検査機構:検査員 及び 評価員
- 三井ホーム株式会社:リフォームプランナー
noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

大永 和弘 (おおなが かずひろ)
株式会社マッチングジャパン 代表取締役社長。
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
退社後、株式会社マッチングジャパンを2006年に創業し、ハウスメーカーやリフォーム会社のWEBマーケティングを経験。
その他、内装材メーカーや建材メーカーにWEBプロモーションに関わるコンサルティングを提供。
同時にリフォーム業者検索サイト「家仲間コム」の運営責任者として、累計5千社を超える施工業者にサービスを提供。サイト規模は月間アクセス約360万PV、見積利用者数は年間約5万人までに成長。
自身も7度の引越しと2度の住宅購入を経験し、家のリフォームや修繕をユーザーの立場で多く経験。
その経験から、規模が小さくても優良なリフォーム業者を探せるサイトの必要性を強く感じ、サービスの利便性向上に注力している。
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新築4LDKの網戸、カーテンレール、アンテナ工事 | ¥350,000 ~ ¥400,000 |
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カーテンレールの外れ修理 | ¥10,000 ~ ¥20,000 |
カーテンレールを設置したい(和室) | ¥7,000 ~ ¥60,000 |
吹き抜けに紐ひき式の天幕カーテンを設置したい | ¥150,000 ~ ¥319,000 |
カーテンレールの取り付け(150㎝巾二枚分の掃き出し窓) | ¥5,000 ~ ¥18,000 |
※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。
カーテンレールの取り付けは下地が重要
木造住宅であれば、窓のすぐ上には通常下地が入っていますが、マンションでは下地が入っていなかったり、コンクリートの壁でビスが打てなかったりすることもあります。
カーテンは意外と重いですし、開閉によって日々力もかかるため、しっかりと下地に固定されていないと、後からレールが落ちてくることもあります。
下地があるかどうかの確認が難しい場合は、業者に頼んだ方が安心ですね。新築なら建てた工務店に取り付けてもらえば、安心なだけでなく引渡しに間に合わせてもらえたりと、何かと便利ですよ。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)