電動シャッターの後付けは自分でできる|費用相場と注意点をチェックしてみよう

電動シャッターの後付けは自分でできる|費用相場と注意点をチェックしてみよう

電動シャッターを設置したかったけど、予算の都合で手動シャッターにされたという方も多いのではないでしょうか?しかし、いざ日常生活を送ると、やはり電動シャッターのほうが圧倒的に便利なのですよね。そこで今回は、電動シャッターを後付けしたい方に向けて、自分で後付けする方法と業者さんに依頼する方法と注意点について解説します。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・電動シャッターのメリットは主に5つ
・電動シャッターは後付けできる
・後付けは電気工事士の有資格者でないと施工ができない
・電動シャッターを自分で後付けする際の注意点は5つ

1. 防犯対策

シャッターを設置する主な目的のひとつが防犯対策ではないでしょうか。特にガレージや一階の窓は、シャッターがあることで防犯性が高まります。ガレージや窓以外の防犯対策については下記もご参照ください。

2. 断熱性をアップ

住宅の熱は窓などの開口部から出入りします。窓は住宅内に何ヶ所か設置されていますので、寒い冬には窓からの冷たい空気が室内に伝わり、寒さを感じやすいことがあります。シャッターがあれば外の冷たい空気がシャットアウトされ、室内の熱も逃げにくくなり断熱性が高まります。

3. 台風時の飛来物対策

台風時には強風が吹き、飛来物も多くなります。特に大型台風の際には、屋根瓦や看板が飛んでくるなど予想もできない飛来物がありますが、シャッターを締めておくことで飛来物からの被害を最小限に抑えることができます。

監修者コメント
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電動化出来るシャッターと出来ないシャッター

現在ついている手動シャッターを電動化する場合、少し注意が必要。数年内に取り付けたような比較的新しく軽いシャッターであれば問題ないのですが、古くて重いシャッターを電動化しようとすると、電動化する際に必要な安全装置がうまく作動せずに開閉途中で動作が止まるなど、不具合が起きる可能性が高いです。
このような古くて重いシャッターを電動化したい場合には後付けで電動化するのではなく、古い手動シャッターを撤去して電動シャッターを新設することをおすすめします。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

電動シャッターは後付けできる?

シャッターは先述したようなメリットがありますが、手動シャッターと電動シャッターでは設置費用が大きく変わってくるため、最初は手動シャッターを設置されている方も少なくありません。手動シャッターは初期費用を安く抑えられますが、毎日の開閉が面倒で結局使わないケースもあるため、やはり開閉の手間は考えておかなければなりません。

電動シャッターであればリモコン操作や壁付けボタン操作、IoT対応であればスマートフォンからの遠隔操作もできて大変便利になります。現在、手動シャッターを設置されている方で電動シャッターに変えたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現在手動シャッターでも、後付けで電動シャッターに変えることができます。

電動シャッターの後付けを自分でするには?

リフォームシャッター|LIXIL画像提供:リフォームシャッター|LIXIL

出典:リフォームシャッター|LIXIL
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電動シャッターは後付けできますが、気になるのがその設置費用です。手動シャッターから電動シャッターに交換するとなると20万円程度の費用がかかりますし、さらに既存の手動シャッターの処分費用なども2万円程度はかかってくるでしょう。

では、電動シャッターの後付けを自分で行うことはできるのでしょうか?結論から申し上げると、電動シャッター化するためのDIYキットが販売されており、自分で電動シャッターを後付けすることが可能です。ただし、DIYキットといってもご自分で設置するためには、壁に穴を開けて重い部品の取り付けが必要です。

慣れている人でも3時間程度の時間がかかりますし、部品が重いため、一人での作業は安全面を考えるとおすすめできません。自分で電動シャッターを後付けする際には、必ず二人以上で安全に作業してください。

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少しでも不安な場合はプロに相談

DIYキットでの電動シャッターはコンセントに繋ぐタイプなので、電気工事士の資格を持っていなくても施工できます。ただし当然ながら、電動シャッターの電源コードが届く位置にコンセントが無ければ繋ぐことが出来ませんので、施工前に工事の可否をしっかり確認するようにしましょう。
また、DIYが可能とはいえ、重量のあるものを外壁に固定したり製品の適合・不適合を確認したりと、DIYに不慣れな方が行うには少々難しい作業も。やり直しが必要になると余計にお金がかかってしまうので、少しでも不安であればプロに依頼しましょう。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

電動シャッターを自分で後付けする際の注意点

電動シャッターを自分で後付けする際の注意点

電動シャッターを自分で後付けする際の注意点は上記です。順番に詳しく見ていきましょう。

1. DIYキット以外での電動シャッターの後付けは有資格者のみ

電動シャッターの後付けには「電動シャッターDIYキット」を使うことで、自分でも施工が可能です。キット以外の電動シャッターの後付けには電気工事が発生するため、電気工事士の有資格者でないと施工ができません。電気工事が発生するような電動シャッターは、工事とセットでの販売がほとんどですが、もし電動シャッター単体で購入できたとしても、無資格者の方は絶対に電気工事はしないでください。漏電から火災の発生につながりますので大変危険です。

2. シャッターサイズに合ったキットであること

シャッターにサイズがあるように、電動シャッターDIYキットにもそれぞれ適切なサイズがあります。きちんと採寸をしてキットを取り寄せないと設置ができません。

不安な方は、設置工事まで依頼したほうが安心でしょう。

3. 外壁へしっかりと固定すること

電動シャッターのキットであっても重量はありますので、しっかりと外壁へ固定することが大切です。失敗してしまうと外壁に不必要な穴を開けてしまったり、水漏れなどの原因となったりしますので、穴あけ施工に慣れていない方はDIYではなく、プロの業者さんに依頼したほうが安心です。住宅の耐久性にも影響してきます。

4. 火災報知器を設置すること

電動シャッターはコンセントにつなぎますので、万が一の漏電などがあった場合に火災の危険性があります。そのため電動シャッターのコンセント付近、モーター付近には火災報知機を取り付けておきましょう。

5. 障害物センサーを設置すること

電動シャッターで気を付ける点は、人やモノなど障害物に当たった際にセンサーで感知して、自動で止まるようにしておくことです。簡易の障害物センサーであれば、シャッターそばの壁下部にセンサーを張り付けるだけです。

電動シャッターを自分で後付けするのが不安な時は?

電動シャッターを自分で後付けするのが不安な時は、一括見積りが便利です。電動シャッターキットを使って後付けをご自分で行うのは、採寸や外壁への固定などの作業があり、DIYに慣れている方じゃないと大変な労力です。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。