家のシャッターは後付け可能|IoT住宅対応の最新シャッターをピックアップ
家にシャッターを取り付ける目的は防犯対策が多かったのですが、ここ数年の自然災害の多さに備えて、台風対策としてシャッターを取り付けたい方が増えています。今回はシャッターを後付け可能か、取り付けの費用目安、最新のIoT住宅対応シャッター事情を解説します。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。
POINT この記事のポイント
・家にシャッターを取り付けると台風対策や防犯対策として有効
・スマートフォンで操作できるシャッターが発売されている
・手動シャッターの費用は約8万円~25万円、電動シャッターは約30万円~50万円
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シャッターは家の台風対策としても有効
家の防犯対策としてのイメージが強いシャッターですが、台風などの強風時に飛んでくる飛来物から窓や室内を守ってくれる台風対策としても有効です。ガレージにもシャッターを取り付けておけば、台風の際に車を守ることができて安心です。
植木鉢などが飛んできて車に傷ができると、車の修理代は数万円以上かかり痛い出費になります。
家にシャッターを取り付けるメリットは?
家にシャッターを取り付けるメリットは台風対策や防犯対策としてはもちろんのこと、他にもこんなメリットがあります。
関連記事:シャッターの種類は大きく分けて6種類!特徴や費用目安・利用環境をご紹介
1. 目覚まし時計代わりにオープン!
最新の家シャッターはタイマーセットができるようになっており、またスマートフォンやスマートスピーカーとも連動できる仕様になっています。
シャッターがあれば高い遮光性は必要ありませんので、遮熱性のあるウィンドウトリートメントだけを取り付けておけば、起床時間とともにシャッターがオープンして自然の光で目覚めることができます。朝日を浴びることで体内時計もリセットされますよ!
関連記事:「遮熱」と「断熱」どう違う?それぞれの機能を高めて快適な住まいづくり
2. 寒い冬も暖かい室内に!
冬になると暖房で室内を暖めていても、どうしても窓から冷気が入ってきますよね。窓の断熱リフォームや内窓の設置などでずいぶん改善されますが、シャッターの取り付けもおすすめです。シャッターがあることで、室内の暖かい空気を逃がしません。
関連記事:窓断熱リフォームで省エネ!冬もあったか室内に。
3. 防音対策としても有効
出典:サウンドバー|YAMAHA
商品価格:2.3万円~
最近は多くの動画配信サービスがあり、Netflix (ネットフリックス) やAmazon Prime Videoなどで映画を楽しむ方も増えています。
参照:
Netflix (ネットフリックス)
Amazon Prime Video
スマートスピーカーもお手頃価格で販売されており、迫力のある音で音楽や映画を楽しめるようにもなりましたが気になるのはご近所への音漏れです。家にシアタールームを設置するなどの方法もありますが、費用が高額です。
シャッターは遮音性が高く室内からの音漏れを防いでくれますし、外部の騒音も気になりません。家の周囲が交通量の多い環境にある方にもおすすめです。
関連記事:ホームシアターの設置費用を大公開!お手頃価格から最高クラスまでプランニングしてみました
最新のIoT住宅対応シャッター
IoT住宅やスマートホームなど、これからの家づくりにはスマートフォンなどで一斉操作ができる住宅設備が増えてきます。家に取り付けるシャッターもすでにIoT住宅に対応した商品が発売されています。
関連記事:「IoT住宅」の未来はもうすぐ!IoTの基礎知識と導入に向けた建築プラン
1. 住宅用窓シャッター|LIXIL
出典:住宅用窓シャッター|LIXIL
商品価格:332,900円~
LIXILから発売されている住宅窓シャッターは、専用アプリをインストールしたスマートフォンから、設置した複数台のシャッターや個別操作ができます。アプリに登録したシャッターの開閉状況もスマートフォンで確認できるので、留守の時でも安心です。
2. かんたんマドリモ シャッター|YKKap
出典:かんたんマドリモ シャッター|YKKap
商品価格:20.5万円~
YKKapのかんたんマドリモシャッターは、最短2時間で取り付け可能な点が特徴です。従来は標準タイプと土間用のみしかありませんでしたが、マドリモシャッターは下記の納まり形態にも対応可能です。
窓の納まり形態 | 特徴 |
---|---|
片入隅 | 窓の片側が壁に接している |
ボックス下げ・ボックス下げ片入隅 | 窓の上・横にスペースがない |
土間用 | 窓の下が土間やデッキに接している |
雨戸付窓 | 既存の窓が横引き雨戸付き |
3. 電動窓シャッター|Panasonic
出典:電動窓シャッター|Panasonic
商品価格:21.8万円~
Panasonicの電動窓シャッターは、専用モニターやスマートフォン・パソコンなどに最大32台登録でき、家中どこからでも一括操作や個別操作が可能です。
家に取り付けるシャッターは後付けできます
新築の時には「シャッターってあまり必要ないかな?」と思って取り付けない方が多いです。できれば新築時に同時にシャッターも取り付ける方が、窓の納まり形態なども考慮できますが、建ててしまったあとではシャッター対応になっていない場合もありますね。
新築後に後からシャッターを取り付けたい場合は、シャッターの後付けも可能です。YKKapの「かんたんマドリモシャッター」のように、あらゆる窓の納まり形態に合わせて取り付けられるシャッターもあります。家にシャッターを後付けする場合ですが、取り付け費用は下記が目安です。
・手動シャッター:8万円~25万円
・電動シャッター:30万円~50万円
電動シャッターは電気配線工事も必要になるため費用が高くなりますが、毎日の開閉の手間を考えると電動シャッターを強くおすすめします。今後どんどん住宅のIoT化が進んでいくことを考えても電動シャッターのほうが便利になってきますよ!
後付け可能な家のシャッターまとめ
シャッターは開閉の手間がネックでしたが、今は電動タイプやスマートフォンで簡単に操作できるIoT対応の商品も出ています。大型台風時に多い浸水被害を食い止めるためには、1階の窓にはすべてシャッターを取り付けておくほうが安心です。
万が一の河川の氾濫や集中豪雨での浸水時でも家の中に入り込む水をシャットアウトしてくれます。大切な車を守るためにもガレージにもできるだけシャッターを取り付けることをおすすめします。
シャッターの取り付け費用を一括見積り!
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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