家が寒い原因を解消しよう|断熱リフォームすべき箇所は3つ

家が寒い原因を解消しよう|断熱リフォームすべき箇所は3つ

家が寒い時、服を着こんだり暖房器具の温度設定を高くして寒さを軽減させようとしていませんか?実は、家が寒い原因は家そのものに問題があることが多いものです。寒さの原因となる家の断熱性を見直してみましょう。今回は主な3ヶ所の断熱リフォームを解説します。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・家が寒い原因は主に「窓」「床」「壁」の3つ
・家が寒い場合は住宅の断熱リフォームがおすすめ
・窓断熱リフォームの費用目安は約10万円~床断熱は約0.3万円~壁リフォームは約1.5万円~

家が寒い原因ベスト3!

家が寒い原因として挙げられる3つの問題をみていきましょう。有効な断熱リフォームと合わせて解説します。

1. 窓

窓の断熱性を高める方法

住宅の中で最も熱が逃げる部分は「窓」です。住宅内の暖かい空気の約58%が窓から逃げていきます。特に北側に設置してある窓は、家の中で最も室温が低い状態になりますので、北側にある居室には早急に窓断熱対策が必要です。

1-1. 窓ガラス

ご自宅の窓ガラスはどんな材質ですか?下記一覧でリフォームが必要かどうかをご参考になさってください。

ガラスの種類 遮熱機能 断熱機能 リフォーム度
単板ガラス 0.89  6.0  早急
複層ガラス
(2枚のガラス)
0.80  2.9  早めに
高断熱複数ガラス 0.65  1.8  不要
遮熱高断熱複層ガラス 0.42  1.7  不要

遮熱機能と断熱機能は、数値が小さいほど高性能です。

新築住宅は複層ガラス以上の窓ガラスが使用されていることが多いですが、古い住宅では単板ガラス(一枚ガラス)を使用している場合もあり、早急にリフォームをおすすめします。年間の暖房費が大きく変わりますよ。

関連記事:ガラス・窓ガラス修理・交換の価格相場

1-2. 窓サッシ

画像提供:樹脂窓APW|YKKap画像提供:樹脂窓APW|YKKap


出典:樹脂窓APW|YKKap

窓ガラス同様、サッシの材質も重要です。上記の窓ガラスの中で高性能な「遮熱断熱複層ガラス」「樹脂サッシ」の組み合わせが最も断熱効果が高くなります。

関連記事:
アルミサッシメーカー比較/ガラスとの組み合わせで断熱性能を高めるのがポイントです
樹脂サッシメーカー比較/初期投資よりランニングコストを重視

サッシの種類 断熱性能 リフォーム度
アルミサッシ 早急
アルミ+樹脂サッシ ★★★ 予算があればリフォーム
樹脂サッシ ★★★★★ 不要


関連記事:「サッシ」を含む価格相場

1-3. ウィンドウトリートメント選び

断熱性能の高い窓サッシと窓ガラスにリフォームしたら、ウィンドウトリートメント選びでさらに断熱性を高めましょう。

関連記事:
窓枠の断熱性を高めるウィンドウトリートメントの選び方
窓断熱効果を40%も高めるハニカムスクリーンの魅力と注意点

2. 床

床暖房床暖房(※画像はイメージです)

暖かい空気は上へ上へとあがっていきますので、床面はいつまでも寒いままである場合が多いです。床には断熱材が入っていることが大変重要で、万が一断熱材が入っていない床の場合は家が寒い原因となります。床断熱リフォームの方法には下記の2種類があります。

・既存の床材をはがして断熱材を施工
・住宅の基礎部分から断熱施工

関連記事:「断熱」を含む価格相場

断熱材の種類によって断熱性能と価格が変わってきますので、下記記事をご参考になさってください。

関連記事:断熱材の種類や性能を一覧でご紹介!住宅メーカーに多く採用されている断熱材も独自調査!

断熱材が入っていないor断熱性能が低いと床から底冷えして、いつまでも家が寒いままになってしまいますので、床の断熱リフォームをするまでは、毛足の長いカーペットやカーペットを二重に敷くなどで寒さ対策をするのもおすすめです。

関連記事:床リフォームの際には床断熱リフォームもご検討ください

3. 壁

壁リフォーム壁リフォーム(※画像はイメージです)

築年数が経った住宅で、冬に壁を触ってみるとひんやり冷たいです。壁からの冷気も、家が寒い原因となります。昔の住宅は断熱対策が不十分であったり、現代より断熱性能が低いため、断熱リフォームをおすすめします。

以前は壁をはがして断熱材を施工していましたが、現在のリフォーム技術は進化しており、壁紙をはがして断熱材を施工したあと壁紙クロスを貼り付けていく方法もあり、簡単に断熱リフォームを行うことができます。寒い冬に起きやすいヒートショック現象対策として、浴室への断熱対策も有効です。

参照:バスルーム:床・壁・天井断熱|Panasonic

断熱リフォームの費用目安

上記で挙げた家が寒い原因を解消するための断熱リフォームは、どれぐらいの費用がかかるか気になるところです。費用目安は下記一覧をご参照ください。

断熱リフォームの種類 費用目安
窓断熱リフォーム(掃き出し窓の場合) 約10万円~
床断熱リフォーム(1㎡あたり) 約0.3万円~
壁リフォーム(1㎡あたり) 約1.5万円~


約10帖の部屋の床と壁の断熱リフォーム費用目安は下記の通りです。
・床断熱リフォーム:10帖(約16㎡)=約5.4万円~
・壁断熱リフォーム:10帖(約40㎡)=約60万円~

断熱リフォームは一部分だけ行っても効果が低いので、全体的に行う方が長い目で見て省エネにつながりお得です。

家が寒い原因を解消する断熱リフォームまとめ

家が寒い時には、住宅の断熱リフォームをご検討ください。断熱リフォームは断熱材を施工していくだけなのですが、施工には専門業者の高度な技術が必要です。断熱材を誤った方法で施工してしまうと「内部結露」が起こり、見えない住宅建材の内部にカビが発生し、住宅の劣化につながります。

最悪の場合は住宅の倒壊につながる恐れもあります。断熱リフォームの際は信頼できる業者選びがとても重要です。

断熱リフォームを安心して任せるには?

断熱リフォームを安心して任せるには、業者の一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。

・断熱について十分な説明をしてもらえるか
・丁寧な施工をしてくれるか
・施工経験が豊富で良い口コミがあるか


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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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