窓枠の断熱性を高めるウィンドウトリートメントの選び方を徹底公開

窓枠の断熱性を高めるウィンドウトリートメントの選び方を徹底公開

「窓からの冷気が寒い」「冷暖房が効きにくい」「結露が発生する」という窓のお悩みは多いですが、これらは窓枠の断熱性を高めることで改善できることをご存知ですか?実は、室内と外の温度差が生じる主な理由は断熱性の低さにあります。今回は、まだまだあまり知られていない窓枠の断熱性について解説します。窓枠の断熱性を高めるウィンドウトリートメントの選び方もご参考になさってください。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・窓の断熱性を高める方法は「窓枠のリフォーム」と「ウィンドウトリートメントの選び方」のふたつ
・断熱性を高めるためには、窓枠ごとリフォームで取り換えるのが最も効果的
・腰高窓に取り付けるカーテンの丈は窓枠から15~20cm下が目安

窓枠の断熱性はとても重要

断熱性に窓枠が関係していることは、あまり広く知られていません。日本の技術は世界的に見ても優れているものが多いのですが、窓枠の断熱性に関しては重要視されておらず、世界の中でも後進国なのです。窓枠の断熱性が重要であることを住宅メーカーはアピールしていますが、建築費用が高くつくことから断熱性の高い窓枠は採用されにくいのが現状です。新築住宅や建築ラッシュが続く高級タワーマンションでさえ、最も断熱性が高い樹脂サッシは採用されていないことが多いです。

窓枠の断熱性が住宅に与える影響

窓枠の中でもアルミサッシは特に断熱性が低く、冷暖房効率が落ちたり結露が発生したりする原因となります。外の冷気を室内に伝えてしまうので、冬には「窓際が寒くてたまらない」というお悩みも増えてきます。

特に大開口窓のような大型の窓は、断熱性をアップしてデメリット部分を解消しておくことが室内の快適さにつながります。

参照:大開口窓のメリット・デメリット|窓ガラスとサッシで断熱効果がアップ!

近年は断熱性を高めたアルミ樹脂複合サッシもありますので、これから新築される方は検討してみてはいかがでしょうか。

参照:アルミサッシメーカー比較/ガラスとの組み合わせで断熱性能を高めるのがポイントです

窓枠の断熱性を高める方法

窓枠の断熱性を高める方法は、大きく2つあります。「窓枠のリフォーム」と「ウィンドウトリートメントの選び方」です。

1. 窓枠をリフォームする

窓枠リフォーム窓枠のリフォーム(※画像はイメージです。)

現状の窓枠がアルミサッシの場合は、残念ながら最も断熱性が低い状態です。いくら性能の良い冷暖房器具を取り付けても、アルミサッシのままでは効果が発揮されず、室内外の気温差が大きくなって結露が大発生する原因になります。窓枠ごとリフォームで取り換えるのが最も効果的です。

アルミサッシ+一枚ガラスの窓から逃げる熱量を100%とした場合、樹脂サッシ+複層ガラスに交換することで、約74%も抑えることができます。

同条件で電気代を比較した場合、年間で約14,200円も節約することができ省エネにもつながります。

参照:樹脂窓|YKKap

2. ウィンドウトリートメントで断熱性を高める

ウィンドウトリートメントとは、カーテンやブラインドなどの窓装飾のことで、窓周りの機能性・装飾性を高める重要なアイテムです。室内の寒さの原因の約60%は窓からの冷気によるものですので、この冷気が室内に入らないようウィンドウトリートメントの選び方で対策することができますよ。

2-1. リターン仕様のカーテンレール

カーテンレール リターン仕様|TOSO画像提供:カーテンレール リターン仕様|TOSO

出典:カーテンレール リターン仕様|TOSO

窓からの冷気を遮断するには、隙間をなくすのがポイントです。一般的なカーテンレールだと、両サイドから冷気が侵入したり熱が逃げたりします。カーテンをサイドまで閉めることができるリターン仕様のカーテンレールなら、断熱性をアップできて光漏れも軽減できます。

2-2. カーテンレールにカバートップをつける

カーテンレール カバートップ|TOSO画像提供:カーテンレール カバートップ|TOSO

出典:カーテンレール カバートップ|TOSO

カーテンレールの上部の隙間も断熱性が落ちる原因となります。暖房で暖まった空気は上にたまりますので、カーテンレールの上部の隙間から逃げやすくなります。カバートップをつけて逃がさない工夫をしましょう。

2-3. カーテンを床までの丈にする

カーテン床までの丈のカーテン(※画像はイメージです。)

腰高窓に取り付けるカーテンの丈は、窓枠から15~20cm下が目安寸法ですが、床までの丈にすると断熱性を高めることができます。

参照:カーテンサイズが合わないのは何が原因?カーテンの採寸方法&対処方法

2-4. ブレイクスタイルもあり

装飾カーテンレール ラグレス|TOSO画像提供:装飾カーテンレール ラグレス|TOSO

出典:装飾カーテンレール ラグレス|TOSO

ヨーロッパでは、カーテンの裾を長めにして床にたるませるように仕立てる「ブレイクスタイル」というスタイルもあります。ほこりやゴミがつきやすいのでまめなお手入れが必要ですが、床からの冷気を遮断してくれるので断熱性を高めることができます。

「ブレイクスタイル」はドレッシーでエレガントな要素が強くなるので、機能性カーテンレールより装飾カーテンレールがぴったりです。

参照:装飾カーテンレールを取り付けてワンランク上のおしゃれな窓辺を造りましょう

窓枠の断熱性を高めるウィンドウトリートメントの選び方まとめ

サッシや窓ガラスのリフォームは費用が高くなりますが、最も窓枠の断熱性を高めることができるので、長い目で見ると効率的でお得です。ウィンドウトリートメントの選び方によっても窓枠の断熱性を高めることは可能ですので、費用を安く抑えるお手軽な方法としてぜひご検討してみてください。

お得に窓枠の断熱性を高めるには?

窓枠の断熱性を高めるのは「費用がかかりそう」と思われがちですが、まずは無料一括見積りをして費用を比較検討してみてはいかがでしょうか?ウィンドウトリートメントの専門業者に訪問見積りをしてもらって、施工経験豊富なプロの目から見た、より効果的な断熱方法を教えてもらうのもおすすめですよ。

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執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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