リフォーム費用の相場を知るには|高額請求されない見積もりの取り方

リフォーム費用の相場を知るには|高額請求されない見積もりの取り方

「そろそろリフォームをしたいな」と思った時に気になるのが、リフォーム費用の相場ではないでしょうか。リフォーム詐欺やぼったくり業者などのニュースもあり、初めての業者に依頼するのはとても不安です。そこで、安心して適正価格でのリフォームをしてもらうために重要なのが「リフォーム費用の相場を知ること」です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

リフォームの費用は、実際のところ具体的な金額までの提示するのは難しいのが現状
・見積もりを取るときの注意点は、「見積もりは必ず複数業者さんからもらう」「見積書の不明点は質問
する」「追加工事の可能性も確認する」「見積もり金額と多少異なる場合もあると想定しておく」の4つ
万が一、悪徳業者の被害に遭ってしまった場合は、消費者センターや無料の弁護士などに相談するのがおすすめ

リフォーム費用の相場ってわかるの?

リフォームの費用は、実際のところ具体的な金額までの提示は難しいのが現状です。例えば、オンラインで見積もり依頼を送っても「現地訪問見積りします!」というような返信である場合は多々あります。そうなると、いくらリフォーム費用がかかるか不安でなかなか依頼しにくいのが本音ではないでしょうか。

業者さん側からすると、リフォームを希望されているお客様のお家の現状がどうなっているかによって費用が変わってくるので、なかなか具体的なリフォーム費用の提示はしにくいのです。実際に工事を始めてみてもっと大がかりな工事が追加で必要になった場合には、当然リフォーム費用がプラスされます。

ですが、おおよその目安でリフォーム費用を提示したあとに追加費用が発生した場合、お客様によっては納得していただけないというケースも少なくありません。

そのため、業者さんはオンラインや電話での見積もり依頼の際にはリフォーム費用の概算を出せず、実際に現地訪問をして見積もりを出したい場合が多いのです。

事例1. 水漏れ修理+キッチン取替えリフォーム

例えば、水漏れ修理と同時にシステムキッチンの取り換えも行うというリフォームの場合を例に見てみましょう。

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リフォーム費用の内訳は下記の通りです。

・水漏れ修理代(交換部品代など)
・システムキッチン本体代
・リフォーム工事作業代
(その他、追加工事が発生した場合は都度お見積り)


新しいシステムキッチン本体の価格はメーカーの商品価格がはっきりしていますので、あとは業者さんの割引によって安くなります。水漏れの原因が部品の交換で対処できる場合も、部品代と作業代のみですので、こちらもリフォーム費用は提示額内に収まることがほとんどです。

関連記事:混合水栓の水漏れは早急な修理が吉|修理費用目安とおすすめ水栓を紹介

1-1. 追加工事が発生!リフォーム費用はどうなる?

さて、ここで実際に修理とリフォーム工事を始めてから、配管の腐食による水漏れおよび下地材のカビや腐食も発見されたとしたら、リフォーム費用はどうなるでしょうか?リフォーム費用の見積もりには記載されていない追加工事が発生し、追加でリフォーム費用のお支払いも必要になります。

配管まで交換して下地材の補修も行う工事は、場合によっては別のリフォーム業者さんに依頼しなければいけないこともありますので、追加費用も数万円アップしますが、依頼主に伝えるとやはり良い顔はされないことも多いのです。

リフォーム依頼者側からすると、工事内容がわからないので「どうしてそんなに費用が追加されるの?」と思うのも当然です。優良な業者さんは勝手にリフォーム工事を進めることはありませんので、費用の内訳を説明してもらって改めて見積もりをもらいましょう。

1-2. 悪徳業者による高額請求の実態

上記のようなケースで問題になるのは、悪徳業者の場合です。先日もニュースになっていましたが、水回り修理リフォームで65円以上も請求されたというケースです。

水回り修理リフォームで、具体的なリフォーム内容の提示もなく10万円を超えるリフォーム費用が発生することはありません。

例えば水回り修理とともにシステムキッチン本体も交換するといったリフォームの場合は、システムキッチン本体価格が60万円だったとしたら、工事費と合わせると65万円~程度の見積もり額になることはあります。

リフォームの際には業者さんは必ず見積もりを提示し、想定しているリフォーム内容とかかる費用は明記していますので、その場で見積もりもなく依頼主の許可もなく工事を勝手に始めてリフォーム費用を請求するのは悪徳業者です。

万が一このような悪徳業者の被害に遭ってしまった場合は、消費者センターや無料の弁護士などに相談してください。

参照:
消費者ホットライン|消費者庁
国民生活センター|独立行政法人

1-3. 優良な業者さんか悪徳業者かを見分けるには?

リフォーム工事をしてもらって初めて「悪徳業者だった!」と発覚するケースがありますが、多くの場合下記のようなリフォームの依頼をしています。

・見積もりをもらっていない
・「近くでリフォームをしたので良ければリフォームしましょうか?」などと訪問されて費用を確認せず依頼した
・追加工事が発生する場合に、事前に業者さんからの報告がない
・高額だと思ったのにそのままリフォームを続けさせてしまった


優良な業者さんには下記の特徴があります。

・見積書を提示する
・近くでリフォームをしているついでに営業した場合でも、必ず見積もりを提示する
・追加工事が発生する場合は、事前に依頼者へ報告
・依頼者の許可なく工事を続けない
・質問に丁寧に答える

リフォーム費用の相場を知るために見積もりは重要!

見積もりを取るときの注意点

一般の方で、リフォーム費用の相場をもとから知っているというケースは少なくて当たり前ですので、リフォーム前に見積もりをもらうことが重要になってきます。見積書の見方などの一例は下記記事をご参考になさってください。

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1. 見積もりは必ず複数業者さんからもらおう

見積もりをもらう際には、一ヶ所では相場が分かりません。複数の見積もりをもらうことでリフォーム費用の相場が分かりますし、費用を比較検討することができます。業者さんの中には現地訪問をしてから見積もりを出すというところも多いですが、見積もりをもらう時に「今すぐ契約が必要です」と契約を急がせるような業者は避けたほうが安心です。

関連記事:【水回りリフォームセットの費用を徹底比較】3点と4点ではどちらがお得?

2. 見積書の不明点は質問

見積書をもらっても、一般の方にはよくわからない用語が出てくることがあります。そういう場合は、遠慮なく業者さんに質問して不明な点ながい状態でリフォームを依頼したほうが安心です。優良な業者さんはきちんと説明をしてくれます。

業者さんの訪問見積り時に一人で不安な場合は、ご家族や友人など複数人で一緒に話を聞くのもおすすめです。

3. 追加工事の可能性も確認

例えば水漏れ修理を依頼した場合、追加工事が発生する可能性があるかどうかリフォーム費用と合わせて確認しておくと安心です。現状を確認した時に業者さんが見て判断できる場合は事前に伝えてくれることもありますが、リフォームを始めてみないと分からない場合も多く事前にお伝えできないこともあります。

ご自身のお家のリフォームですので分からないからと言って業者さんに丸っきりお任せではなく、依頼するほうも確認できることは事前に質問していく姿勢も大切です。

4. 見積もり金額と多少異なる場合もあると想定しておく

リフォーム工事をしていくと、追加工事などが発生する場合があります。その場合業者さんは、どういう理由でどんな追加工事が発生するのか、また費用はどれぐらいかかるのかを事前に伝えてくれます。きちんとした説明をしてくれる業者さんは、対応もリフォーム内容も適切と判断できます。

最初の見積もり金額より費用がアップすることもありますが、経年した住宅のリフォームでは目に見えない部分のトラブルもつきものですので、追加工事が発生した場合を想定しておくことも大切です。

5. リフォームをお得に行うには?

リフォームは事前に計画を立てて依頼する場合と、何かトラブルが起こった時に突発的に依頼する場合があります。突然のトラブルが起こった時には事前に比較することは難しいので、あらかじめ年間のメンテナンススケジュールを立てたり、トラブルが発生しやすい時期の前に点検をするなどの対策も重要です。

例えば、台風シーズンの前に、屋根・雨樋・雨戸やシャッターなどをご自身で点検するか業者さんに点検してもらい、修理が必要な箇所があれば事前にリフォームを行っておくと、費用の比較検討もでき災害対策にもなります。

関連記事:
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また、トラブルが起こるたびにリフォームを依頼していると、そのたびに人件費や施工費用がかかります。例えば、屋根と雨樋・天窓の点検修理など、あらかじめ関連する複数箇所をリフォームすることで人件費や作業費用が一度で済むので、リフォームの際は「事前に複数箇所を同時に」行うのが、お得にリフォームをするコツです。

優良なリフォーム業者さんを探すには?

優良なリフォーム業者さんを探すには一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者さんから連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。リフォーム依頼をする場合には、現状の写真を添付したり、サイズの目安やどのような症状やお悩みがありリフォームをしたいのか、などを詳細に書くことで、業者さんもより具体的なリフォーム費用の提示をすることができ、リフォーム費用の相場が分かりやすくなります。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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