【2023年最新】床が沈む原因やリフォーム費用を解説|早期に補修することで費用を抑えられる

床が沈む原因やリフォーム費用を解説|早期に補修することで費用を抑えられる

家の中の居室や廊下など、歩いていて床が沈むことはありませんか?ふわふわする程度であればまだ初期症状ですが、床が長い時間沈む場合や割れがあるなどの劣化が進んでいる場合には、早急に床下の点検が必要です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・床が沈むときの症状は、「歩くと床がふわふわする」「歩くと床が長く沈む」「目で見て床が沈んでいる」「床に割れができている」など
・床が沈む原因は、「床の構造の劣化」「本棚など重量のあるものを長く設置している」「多湿による床の腐食」「シロアリによる被害」「地盤沈下」など
・床リフォームにかかる費用は、約0.5万円~40万円

1. 歩くと床がふわふわする

床を歩くときにふわふわした感じがすることがあります。床暖房が入っているご家庭では最初ふわふわすることがありますが、それは床暖房設置の仕様ですのでお気になさらなくても問題ありません。床暖房が入っていない時にふわふわするのは、床に何らかの劣化があるサインです。

2. 歩くと床が長く沈む

床を歩いていて長く沈み込むような場合は、早めに床下の確認が必要です。放置していると床が割れたり、劣化が進むと陥没してしまう恐れもあります。

3. 目で見て床が沈んでいる

こちらは、目で見て床が沈んでいることが分かる状態です。床自体にも劣化が出ている証拠ですので、早急に床下点検および床のリフォームが必要です。

4. 床に割れができている

床が沈む症状が進むと、床が割れてくることがあります。通気性が悪く湿度が高いことにより床や床下が腐食している可能性もありますので、こちらも早急にリフォームをしましょう。

5. 床に穴が開きそう

床が割れている症状が進んだり、明らかにカビなどで腐食が見られる場合は、そのまま穴が開くことがあります。穴が開きそうな部分だけでなく周囲にも劣化が進んでる可能性がありますので、早急に対処が必要です。

特に2階以上の床に穴が開きそうな場合は、万が一の落下事故のリスクもありますので、その周囲は歩かないよう気を付けて業者さんを呼んでください。

床が沈む原因は主に5つ!

床が沈む原因

さきほどは床に現れる症状についていくつかご紹介しましたが、なぜ床が沈むのでしょうか?床が沈む原因を見ていきましょう。

1. 床の構造の劣化

床が沈む原因として最も考えられるのは、床の構造の劣化です。

・床のすぐ下にある「根太(ねだ)」や「大引(おおびき)」の劣化
・大引を支える「床束(ゆかづか)」の劣化
・床を支える基礎である「束石(つかいし)」の劣化

どれも重要な構造ですが、特に一番基礎となる「束石(つかいし)」が劣化してしまうと、住宅の倒壊リスクが高まります。

関連記事:家の傾きが起こる原因と修復費用の目安、傾きの調べ方

2. 本棚など重量のあるものを長く設置している

本棚は冊数が増えるとともにどんどん重量が増えていきます。一冊あたり平均300gとして、1000冊になると約300kgにも!大量の本はなかなか移動させることも難しいので、一ヶ所に長い年月置きっぱなしだとその下の床が沈む原因となります。

特に木造住宅に大量の本を保管する場合は、床の耐荷重量をあげるために床補強が必要です。

関連記事:床の耐荷重が気になる!木造住宅は床補強が安心です

床補強をしたうえで、縦収納ではなく横幅を広くとる収納で、一点に重量がかからないよう工夫しておくと安心です。

3. 多湿による床の腐食

住宅は、通気性を良くして湿気を逃がすようにしておくことで長持ちしますが、通気性の良くない部屋の隅や日当たりの悪い場所では床が腐食してしまうことがあります。家具を置きっぱなしで閉め切ったジメジメした空間は、その可能性が高くなります。

腐食と同時にカビの大量発生なども同時に起こりますので、ひどい場合は床に穴が開く事態も。人体にも悪影響ですので、カビの除去と腐食した部分のリフォーム、床下の状態の確認が必要です。

4. シロアリによる被害

シロアリは、湿度が高くジメジメした環境を好んで生息します。基礎部分を食べてしまうため、最悪の場合は住宅の倒壊につながり大変危険です。万が一シロアリを見かけたら、早急にシロアリ駆除の専門業者さんに依頼しましょう。

5. 地盤沈下

地盤沈下は、地震や人為的要因によって地面が沈んでいく現象を言います。

関連記事:家の傾きが起こる原因と修復費用の目安、傾きの調べ方

その家に住んでいる人が原因ではありませんが、家を建てる際には十分その土地について調べておくことも大切です。住宅建築の際にはほぼ必ず地盤調査は行われますが、きっちり調べてくれたのかどうか住宅メーカーさんや施工業者さんに確認しておきましょう。

軟弱な地盤であれば地盤改良工事が必要になります。地盤改良工事にかかる費用は、約40万円~200万円程度が目安です。

床が沈む状態はリフォームで改善!

床が沈む原因は様々ですが、目で見て沈んでいたり割れや穴が開きそうになっている場合は、早急に補修リフォームは必要です。床の補修リフォーム費用目安は下記です。

床補修リフォーム内容 費用目安
床の張り替え 約3万円~/1帖あたり
根太と大引の補修 約2万円~/1帖あたり
床束・束石の補修 約1万円~/1箇所あたり
シロアリ駆除 約0.5万円~/1坪あたり
地盤改良 約40万円~

基本的には床をすべてはがしてのリフォームになりますので、床の張り替え費用はすべてに追加されます。また気になる工期ですが、床の基礎部分や地盤改良などは1ヶ月単位で施工日数がかかり、その間の仮住まいの確保などが必要になることもあります。

関連記事:
フローリング張り替えの「帖数別・方法別・材料別」の張り替え費用
フローリングワックスが剥がれたら?補修方法や業者に依頼した場合の費用目安

床のリフォームをするときの注意点

1. 基本的にDIYは難しい

DIYで床をリフォームしたいと考える人は多いかもしれませんが、床のリフォームは自分たちで行わずに業者に依頼するのがおすすめです。なぜなら、下地処理が不十分だと「床が浮いた感じがする」「張り替え前よりもきしみ音が頻繁にする」と感じることがあるためです。

2. 賃貸物件のリフォームは大家さんに確認する

賃貸物件の場合は、あらかじめリフォーム内容が規約に違反していないか大家さんに確認しましょう。規約の内容によっては希望の工事ができない、使用できる床材が限定されることも考えられます。

3. 複数の業者から見積もりを取る

リフォーム工事は、床の状況や工事の規模、要望などによって、それぞれ内容や金額が異なります。また、リフォーム工事には定価がなく、リフォーム会社によって金額が異なります。

1社だけの見積もりの場合、高すぎるケースや手抜き工事になるケースなどが懸念されます。一方で、複数の業者から見積もりを取ることによって、妥当な金額の相場を把握できます。

また、ただ単に金額を比較するだけではなく、複数の業者に相談することで、それぞれの業者の対応力や丁寧さを知ることも可能です。

家仲間コムの登録業者による床修理の施工事例

ここからは、ご参考までに家仲間コムの登録業者による床修理の施工事例を紹介します。

ダイニングの床の張り替え工事

施工前

施工後

「傷んできたダイニングの床を張り替えたい」とのお問い合わせでした。フローリング材の下地であるベニヤ板から傷んでいる状態だったため、全面を張り替えました。フローリング材だけではなく、その下地から新しくしたため、雰囲気を変えつつ頑丈な床に仕上がりました。

場所:千葉県 袖ケ浦市
建物のタイプ:戸建て
施工箇所:ダイニングの床
]施工期間:約1日

関連記事:ダイニングの床を下地から張り替え、頑丈かつ新しい雰囲気にリフォームしました!

ぶよぶよ床の改修・フローリング重ね張り

施工前

施工後

「1階廊下既存の床にコンパネを張り、フローリングの上張りをしてほしい」とのご要望でした。既存のフロアーの劣化が著しい状態であったため、はじめに全撤去を行い、上からコンパネ合板を重ねました。施工は、2日ほどで完了しました。

場所:埼玉県 比企郡ときがわ町
建物のタイプ:木造2階建て
築年数:約20年
施工箇所:廊下
施工期間:2日

関連記事:ぶよぶよ床の改修・フローリング重ね張り

床が沈む原因やリフォーム費用まとめ

床が沈む原因やリフォーム費用まとめ

今回は床が沈む原因やリフォーム費用について解説しました。症状が悪化するほどリフォーム費用と施工日数がかかりますので、床がふわふわしているぐらいの軽度な状態で対策をしておくと、費用を安く抑えることができます。

基本的には床をはがしての施工になりますが、床下にスペースがあれば潜って施工できる場合もあります。通気性を確保するためにも、新築の際には床下には人が潜り込める程度のスペースがあると、のちのちのリフォームや定期点検などにも便利です。

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沈む床をお得に補修リフォームする際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。床下の状態は素人にはなかなか分かりにくいため、訪問見積りで専門業者さんにしっかり点検してもらうと安心です。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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