床がベタベタする原因はどこにある|お手入れ方法と年中サラサラな床材3選

床がベタベタする原因はどこにある|お手入れ方法と年中サラサラな床材3選

梅雨時期や夏になると床がベタベタして不快になることはありませんか?床のお掃除不足によって、また床材の種類によってもベタベタしやすいものがありますが、お手入れ方法と床材の種類を変えることで夏でもサラサラな床にすることができます。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

床がベタベタする主な原因は、人間の皮脂や汗・調理の際の油など
・「クッションフロア」「合板フローリング」などのような床材は汚れがつきやすく、吸湿効果が低いことから元々ベタベタしやすい
・床のベタベタ解消には、中性洗剤での雑巾がけがおすすめ

床がベタベタする原因

床がベタベタする原因は、人間の皮脂や汗、調理の際の油などが主な原因です。特に暑くなってくると素足で歩くことが増えてきますが、足の裏が床の汚れを運んでくるといっても過言ではありません。また、スリッパを履いている場合も安心はできません。直に足が床に触れていないだけでスリッパの裏にも汚れはついていますので、できれば毎日スリッパ裏を拭いてから寝るようにするか、洗えるスリッパを定期的にお洗濯するなど、綺麗な状態にしておきましょう。

週に3回でも拭き掃除をしてお手入れをしていればずいぶんと改善されますが、それでも梅雨時期や夏には湿気も加わりベタベタしやすくなります。

ベタベタしやすい床材

お手入れだけではなく、もともとベタベタしやすい床材があります。

・クッションフロア
・合板フローリング(複合フローリング)


上記のような床材は汚れがつきやすく、吸湿効果が低いことからベタベタしやすいデメリットがあります。

床材別のお手入れ方法

クッションフロアと合板フローリング(複合フローリング)それぞれのお手入れ方法を見ていきましょう。

1. クッションフロア

クッションフロアクッションフロア(※画像はイメージです。)

クッションフロアは、ビニール素材のため静電気が起きやすくほこりを呼び寄せてしまいます。そこに皮脂や油が吸着すると、落ちにくい汚れとなってベタベタします。クッションフロアは表面がコーティングされている商品もあり、あまり強い洗剤だとコーティングが剥がれてしまう可能性があるので、注意書きをよく読んで使用しましょう。

クッションフロアのベタベタ解消には、中性洗剤での雑巾がけがおすすめです。バケツに40℃程度のお湯を入れ、中性洗剤を溶かします。雑巾を浸して固く絞ってからクッションフロアを拭いていきましょう。そのあと、今度は水だけで拭き、乾いた雑巾でから拭きして水分を残さないようにするのがポイントです。定期的なお手入れの場合は洗剤は使わず、水拭きだけでもOKです。

2. 合板フローリング(複合フローリング)

合板フローリング合板フローリング(※画像はイメージです。)

合板フローリング(複合フローリング)は、何枚かの木を重ねて一枚の板にしてできたフローリングで、表面に化学塗料を塗って保護しています。化学塗料と言っても完全硬化して乾燥しているため、新築時にはサラサラとしていますので安心してください。毎日の汚れや皮脂・油がついて蓄積されると、ベタベタしやすくなるのです。合板フローリング(複合フローリング)のベタベタも中性洗剤で落とすことができます。手順はクッションフロアと同様ですが、ワックスを塗布している場合はお湯に弱いので、ぬるま湯または水を使いましょう。

合板フローリング(複合フローリング)には表面にワックスを塗布している場合も多いですが、ワックスが剥離していると表面がボロボロとはがれてベタベタの原因となります。再ワックスを塗装するか、一度かけたら10年近く効果が持続するフロアーコーティングなら、かけ直す手間が省けて表面に汚れもつきにくいのでおすすめです。

関連記事:フローリングワックスが剥がれたら?補修方法や業者に依頼した場合の費用目安

ベタベタしない!年中サラサラの床材3選

床材にはいろいろな種類がありますが、ベタベタしにくく一年を通してサラサラとしている材質があります。

・無垢材(単層フローリング)
・コルク
・タイル


どの材質であっても、日常生活で起こる食べこぼしや調理油による汚れなどはベタベタの原因となりますので、すぐに拭き取って染み込まないようにしておきましょう。

1. 無垢材(単層フローリング)

銘木床|LIXIL画像提供:銘木床|LIXIL


出典:銘木床|LIXIL
商品価格:41,000円~(1坪あたり)

無垢材(単層フローリング)は天然の木を使った床材で、自然の風合いが持つ温かみと高級感が特徴です。天然素材である無垢材は、自然に呼吸をすることで快適な湿度を保つ効果があり、夏でも床がサラサラです。さらに、皮脂が床に馴染んで艶に変わるという天然素材ならではの特徴があり経年変化を楽しむことができるので、長く使うほどに風合いのある仕上がりになっていきます。夏に素足で歩いてもその皮脂が吸収され、べたべたするどころか天然のコーティング剤になりサラサラとした質感と艶出し効果が得られます。

監修者コメント
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無垢のような、「挽板」フローリング

無垢フローリングというと、独特の風合いと高級感があり、いつの時代にも人気がありますね。しかし残念なことに、無垢のフローリングには、天然の木ならではの変形しやすいという欠点があります。そこで注目したいのが、挽板フローリングです。合板の表面を厚さ2~3ミリの挽板と呼ばれる無垢材で仕上げたもので、見た目には無垢フローリングのように、しかし変形や狂いは抑えられた商品です。無垢にご興味がある方は、ぜひ挽板にも目を向けてみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

2. コルク

コルクマット|コルクマットストア
出典:コルクマット|コルクマットストア

コルクは、目に見えない細かい穴が開いており調湿効果が高い点が特徴です。そのため汗や湿気などにとても強い性質があり、いつもサラサラとした歩き心地を感じられます。足への負担がかからないので、高齢者やお子様・ペットにとっても安心の素材です。

関連記事:ペットのための4つのリフォームポイント|ペットも飼い主も快適な環境づくり

3. タイル

タイル床タイル床(※画像はイメージです。)

タイル床は、表面がサラサラとして汚れを吸着しにくいのが特徴です。水拭きでさっと汚れが落ちる清掃性の良さもあり、日常のお掃除だけで一年中サラサラした質感をキープできます。リビングだけでなく、湿度が高く汚れやすいトイレの床はタイルにしておくと、お手入れもしやすく嫌なベタベタがありません。

関連記事:トイレの床はタイルでお手入れしやすい上質空間に

床がベタベタする原因まとめ

春を過ぎて暑い日が増えてくると、まもなく梅雨がやってきます。ただでさえ湿度で不快になるのに、床までベタベタしていると気持ちよく過ごせませんよね。毎日お掃除をしているのに床がベタベタして困っているという方は、床材の種類を変えてみてはいかがでしょうか?張り替え費用がかかりますが、お手入れの手間が減り、サラサラした床で毎日が快適になりますよ!

監修者コメント
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床の張り替えなら、他の工事もまとめたい

床の張り替えは、床の上に置いてある荷物をどかす必要があるため、内装工事の中でも荷物の移動というハードルが最も高い工事です。どうせ荷物の大移動を行うなら、関連する他の工事もこの機会にまとめて一緒に行ってしまいたいですね。例えば天井や壁紙の貼り替え、床の上にあるキッチンや洗面化粧台の交換、電気の配線工事等々。まとめると安くなるというメリットもあるので、ぜひ賢くオトクにリフォームなさってくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

ベタベタ床をサラサラした床にお得に張り替えたい時は?

ベタベタ床をサラサラした床にお得に張り替えたい時は一括見積りが便利です。毎日歩く床は、サラサラとして快適なほうが毎日気持ちよく過ごすことができます。ベタベタした汚れがなかなか取れない場合は、思い切って床材を張り替えましょう。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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家仲間コム編集部

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執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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