床リフォーム/床材の種類と張替え工程を調べました

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長年住んでいると、家のあちこちが傷んできますが、特に毎日歩く床は、細かい傷がたくさんついて、日当たりによっては日焼けで傷んだり、動線に当たる部分ははがれたりきしんできたりすることもあります。また、お子様がいるご家庭では、足音が気になったり、また、高齢者に負担のかかりにくい床材への張り替えを検討している方もいらしゃると思います。
そこで、今回は床リフォームをするにあたり、どのような床材があるのか、床材の種類と張替え工程を調べました。

床リフォームのタイミング

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床リフォームのタイミングは材質によって異なります。
リビングなどでよく使われるフローリングは、約15〜20年経ったらリフォームを検討しましょう。特に、傷や汚れが目立ち、反り返りきしみが気になりだしたら張り替え時です。床鳴りがする場合、床下地が傷んでいたら床下地のリフォームも一緒に行います。

クッションフロアーなどビニール系の床は、約15年経ち、はがれ汚れ、劣化による割れが気になってきたらリフォームを検討しましょう。

畳は、表面の色が変色したり、汚れがある、けば立ってへこみが目立ってきたらリフォームを検討しましょう。
畳は定期的なメンテナンスで長持ちするので、年1〜2度は干して、2〜3年で裏返し、さらに2〜3年後に再度裏返して使います。 畳のリフォームは、畳表のみを替える場合と、畳自体を入れ替える場合があります。

床の構造:戸建て住宅編

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木造の戸建て住宅の床構造には、一般的に「束立て床」または「転ばし床」の2種類があります。

束立て床
地面に束石(つかいし)という石を並べ、その上に短い束柱(つかばしら)を垂直に立てていきます。束柱を固定するために、根がらみぬきという板を柱の横に渡して取り付け、束柱の上には大引(おおびき)という横材を組み、その上に根太(ねだ)が組まれます。

転ばし床
土間の上に床下地材や床組材を置いて仕上げた床のこと。
最近では土間の上に防湿シートを置き、その上に鉄筋コンクリート製のスラブを設け、防湿性や防蟻性、耐久性や耐震性を高める工法も増えており、短工期・低コストで造ることができます。

床の構造:マンション編

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マンションの床の構造には、「直貼り」と「2重床」の2種類があります。

直貼り
建物の構造体である鉄筋コンクリート床スラブの上にモルタルを塗り、その上に直接フローリングを貼る方法

2重床
2重になる床のこと。鉄筋コンクリート床スラブの上に、束という支柱を立てパーティクルボードなどで床下地を作り、その上にフローリングを施工する方法。
スラブと下地の間に空間が出来るため、遮音性や断熱性がアップする。この空間に給水給湯配管や電気配線を通すことが出来るため、配管のメンテナンスが簡単になります。

床材の種類:フローリング

木質系の板材のこと。板と板を噛み合わせることで床全体を覆うことが出来る。一般的に、表面保護のためワックスを塗って使用し、リビングや洋室の床に使われることが多い。
複合フローリングと、無垢フローリングがある。

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■複合フローリング
基材である合板に、薄い天然木の表面材を張ったもの。
価格帯目安:"1,8万円~2,5万円"/1帖
無垢フローリングよりも価格が安い
色柄のバリエーションが多く、色や模様が比較的均一
温湿度の変化に強く膨張や収縮、反りなどが生じにくい
耐水性、耐候性があり、キズに強い
表面の単板がはがれるような傷は補修が難しい
踏み心地が若干硬い
見た目の高級感は得にくい

■無垢フローリング
天然木をそのまま使用したもの。
価格帯目安:"2,2万円~3万円"/1帖
断熱性が高く、感触に温かみがある
調湿効果がある
アトピーやアレルギーの心配が少ない
自然素材ならではの風合いや肌ざわりが良い
経年変化を楽しめる
複合フローリングに比べて高価
湿度変化によって膨張、収縮し、反りや割れが発生する
汚れやすいのでメンテナンスが大変
自然素材のため、木目の色柄が均一でなくばらつきがある
防音性能がほとんど期待できないため下地材で遮音性能を補う必要がある

●フローリングの張り替え方法●
既存の床を張替える場合
下地の上に新たなフローリング材を張って仕上げる
施工期間:2~3日/6帖
フローリングや下地材、土台などを新しく替える場合
下地材が湿気で傷んでいたり、段差を解消する場合などに用いる。床がふわふわしていたり、きしんでいるときは下地のやり替えが必要。
重ね貼り
既存フローリングの上に12mm程度の薄いフローリングを重ねて張る。施工が簡単で費用を抑えることができる。
施工期間:1~2日/6帖

■張り替え工程■ (畳からフローリングへの場合)
①畳を全て剥がした後、壁際の下地材を取り外す。
②フローリングの高さを元の畳面に揃えるために下地を造る。
③フローリング材を敷き、部屋の形に合わせて切断および形を整える。
④壁と床の境に巾木を取り付ける。

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床材の種類:クッションフロア

ビニール素材でできたもの。
価格帯目安:"0,8万~1,3万円"/1帖
主に、トイレや洗面所などの水回りで使われることが多い。居室でも使われるようになってきている。

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水に強く汚れが落としやすいのでメンテナンスが楽
施工が簡単で安価、カラーや模様のバリエーションが豊富
関節への負担が小さく高齢者に向いている
耐傷性能があるものは、ペットの汚れやひっかき傷にも安心
軽量音の遮音性が高く、音が響きにくい
見た目の高級感に欠ける
家具を置いた痕が残る
下地に凹凸があると仕上げに影響する
熱に弱い

■張り替え工程■
①クッションフロアを仮置きして、必要な大きさにカットする。
②仮置きしたクッションフロアめくり床用接着剤を塗る。
③クッションフロアと接着剤が接着するよう、専用の器具で空気抜きをしながら貼っていく。
④継ぎ目部分を柄に合わせてカットし、継ぎ目部分が目立たないよう圧着する。
⑤継ぎ目からクッションフロアが浮かないようシーラーを流し込む。
⑥余分な箇所をカットして完成

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床材の種類:タイル

商業施設によく使われている素材。高級感があるため、最近では住宅の居室でも使用されるようになった。
冷たさを抑えたサーモタイルや、床暖房対応のものも出ている。
「乾式工法」と呼ばれる接着剤による施工が一般的なため、床下地がしっかりしている必要がある。
価格帯目安:"2,5万円~4万円"/1帖

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高級感がある
大人っぽい雰囲気になる
汚れや傷に強いためペットがいるご家庭に向いている
費用が高い
固いため、直接座る場合はマットなどを敷く必要がある

■張り替え工程■
①タイルは下地の影響を受けやすいため、凹凸部分はパテ処理で平らにして平坦に仕上げるなどの下地処理を丁寧に行なう。
②床に接着剤を塗る。
③ローラーを使って圧着しながら部屋の端まで張っていく。
④張り終えた後、再度ローラーで圧着し、はみ出した接着剤を拭き取る。

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床材の種類:コルク

コルク樫の樹皮を主原料とする素材。軽くて施工が簡単で、クッション性が高いためバリアフリーリフォームに適している。
価格帯目安:"1,5万円~2万円"/1帖

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床から壁へつなげて施工ができるため、部屋の統一感を出せる
クッション性があり、子供や高齢者のいる家庭に向いている
遮音性、保温性があり肌ざわりが良い
紫外線に長時間当たると色が抜ける

■張り替え工程■
①コルクは下地の影響を受けやすいため、凹凸部分はパテ処理で平らにして平坦に仕上げるなどの下地処理を丁寧に行なう。
②基本線を測って位置を決めたら、タイル裏面と床表面の両方に接着剤を塗る。
③部屋の中央から壁面に向って張っていく。
④タイルが平らになるようローラーで圧着する。
⑤壁際まで張ったら、壁の線に合わせてタイルをひとつひとつカットしながら収めていく。

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床材の種類:カーペット

ウール・アクリル・ナイロンなどの繊維素材で出来ている。
素材、テクスチャー、製造方法などによって分かれており、ライフスタイルに合わせて選ぶことが出来る。
価格帯目安:"0,1万円~"/1帖

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保温性や吸音性に優れている
高級感がある
保温性や防火性に優れ、ナイロンやアクリルなどの合成繊維はさらに防カビ・防虫性に優れている
柔らかいため衝撃が少ない
毛足が長いため掃除が大変
他の床材に比べ、ダニが発生しやすい
車いすやキャスターが付いた家具を置くのには不向き
高温多湿の環境では臭いが発生しやすい

■張り替え工程■
①現在のカーペットを剥がす
②防音性・弾力性を高めるため下地材の「フェルト」と、壁際にカーペットを固定するための金具「グリッパー」の状態を確認
③交換が必要なら交換する
④カーペットを部屋全体に敷き詰める。
⑤専用器具でカーペットを固定し、余った部分を専用カッターで切り取る。
⑥カーペットの端部を、巾木との間に入れ込んで仕上げ。

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床材の種類:畳

畳床(畳の芯)に、編んだい草を貼って作る。最近では、畳床にフォームポリスチレンなど新建材を使ったものが主流になり、天然の藁などを使った製品は少なく高価。
価格帯目安:"0,7万円~1万円"/1帖(表替えの場合)

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クッション性があり柔らかいので衝撃が少ない
天然素材のため感触が良い
い草の天然の浄化作用、抗菌作用
定期的なメンテナンスで長く使える
断熱性と保湿性が高い
メンテナンスに手間がかかる
傷などが付きやすい
風通しの悪い部屋ではダニや臭いが発生する場合がある

■張り替え工程■
①既存の畳表を剥がす。
②畳床を反らせ、上下左右を平行に均等に引っ張って、畳の目を合わせながら折込箇所を等間隔で仮止めする。
③仮止めが完了したら、仮止め釘の間に専用の金具を打ち込み、余りの部分を処理する。
④縁を伸ばして畳に仮止めしていき、仮止めが終わったら専用ピンを差し込む。

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床暖房に適した床材

近年の住宅では、床暖房を取り入れていることが多くなっています。床暖房とは、床材の下に電気式のパネルヒーターを敷いたり、温水パイプを埋め込むことによって、床から室内全体を暖める暖房方法です。
床暖房を設置する場合、耐熱性があり、熱を伝えやすい床材を選びます。

・フローリング
一般的には熱に弱く、床が反ったり、割れや隙間が出来ることがあるため「床暖房用」のものを使用しましょう。
・コルクやタイル、畳
保温性に優れているため、床暖房に適しています。
・タイル
冷たいイメージのあるタイルですが、最近では床暖房に対応したものも販売されています。
・クッションフロア
温度変化に弱いため、床暖房には向いていません。

暖房効果をあげるため、下地に断熱材防湿層を敷いておくのがお勧めです。断熱材がないと、熱が床下に逃げ部屋が効率よく暖まらないので、施工前に注意しておきましょう。

床材の下地

在来木造住宅の床の多くは、根太(ねだ)工法と呼ばれる方法で施工されており、床にはきっちりと下地が組まれています。
日常生活で生じる程度の床の凹凸であれば、通常の工事による下地の調整を行い、きれいに掃除した後、床をしっかりと乾かしてから施工します。

一方、経年劣化で部材が腐っていたり、傷んでいる場合には、下地部材の入れ替え工事が必要になり、費用も別途発生します。

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