【フローリング補修費用は？】傷、凹みリペア、業者選び、相場も徹底解説

　おうちのフローリングに傷がついたり、凹みができたりして、お困りですか？賃貸にお住いの方は特に「原状回復は必要？」「弁償費用はいくら？」などと不安になっていらっしゃることでしょう。

　でも、安心してください！弊社「家仲間コム」には、フローリングの傷や凹みも、手頃な価格で、新品同様に修復できるプロがいっぱい。

　今回は、新聞記者歴22年の筆者が、フローリングの補修費用の相場、匠による実際の修理例、賃貸の原状回復ルール、お得に済ませるポイントなど、取材内容を徹底解説します。

　ご自宅のフローリングの補修・修理費用が気になる方には、複数の地元業者と相見積もりが無料かつ匿名でできるボタンも用意していますので、ぜひ試してみてくださいね。

POINT この記事のポイント

フローリング補修の費用相場は2～5万円

　ズバリ！フローリングの補修・修理・リペアにかかる費用の相場は2〜5万円です。実際の価格は、傷の度合いや面積などによって変動するため、詳しい料金表は次章でお示しします。

　実は、その料金表なんですが、フローリングの種類によっても異なります。その種類とは「複合フローリング」と「無垢フローリング」です。

①複合フローリングとは

　「複合フローリング」とは、合板の表面に化粧シートや薄い天然木の板を貼り付けて作られた床板です。価格が安い上、遮音性やデザイン性、床暖房機能など、様々な性能を人工的に加えることが可能なため「住宅の床板の８割は複合フローリング」ともいわれています。耐用年数は10〜15年です。

プロによる傷や凹みの補修法

出典：家仲間コム施工事例｜chopin-repair　(ショパンリペア)

　複合フローリングに傷や凹みができた場合の修復工程は、上の図の通りです。

　写真①は、台所のフローリング全体に大量の傷や凹みがある状態です。まず、床と同系色のパテを溶かしながら傷口に埋めます（写真②）。その後、表面を研磨具で平らにし（写真③）、その上から筆と塗料で下塗り（写真④）、最後に木目を再現すれば（写真⑤）、新品同様に生まれ変わります（写真⑥）。

　傷や凹みが広範囲に及ぶ場合は、フローリングの一部張り替え、または全面の張り替えをおすすめします。

　張り替えの工法には、既存の床板を剥がして新しい床板に取り替える「張り替え工法」と、既存の床の上に新しい床材を重ねて貼る「重ね張り（上張り）工法」の２種類があります。重ね張り工法は、古い床板を剥がして廃棄処分する手間や費用が不要となるため、コストが抑えられるのがメリットです。

変色・焦げの補修法

　複合フローリングに、変色や焦げができた場合は塗装で調整します。表面をヤスリで整えた跡、着色して色ムラを解消し、上から木目を描いて完成です。

床鳴り、ぶよぶよの補修法

　フローリングの上を歩いたとき、ぶよぶよとして浮きが発生しているような感触を覚えたり、キシキシと床鳴りがしたりした場合は、張り替えのサイン。腐った床板はことごとく剥がし、新しい床板に交換した方が良いでしょう。

関連記事：【床が抜けそう！原因は？】腐った床の修理方法、費用 、業者選び完全ガイド

②無垢フローリングとは

出典：知っておきたい「無垢フローリング」のメリット・デメリット｜株式会社 棟匠

　「無垢フローリング」とは、ヒノキやケヤキ、パインなど、天然木100%の１枚板で作られた床板のことです。別名「単層フローリング」とも呼ばれます。自然素材のため吸放湿性が高く、夏は涼しく冬は暖かいのが特長。複合フローリングに比べると高価ですが、耐用年数は30年以上、メンテナンス次第では50〜60年長持ちするため、長い目で見れば、無垢材の方がお得かもしれません。

プロによる傷や凹みの補修法

　無垢フローリングに傷や凹みができた場合の補修法は特殊！天然木に水を含ませて温めれば膨らむという性質を応用します。まず、傷口に水を垂らし、30分ほど、水分を染み込ませます。その後、傷口の上に濡れ布巾を当て、5〜10秒ほどアイロンをかけるという行為を数回繰り返せば、よほど重症出ない限り、傷は元に戻ります。

　浅い傷の場合は、木目と同じ向きに上からサンドペーパーで研磨し、メンテナンスオイルで仕上げるという補修法もあります。

　傷や凹みが広範囲に及ぶ場合は、研磨機を使って一斉に表面を磨き上げた後、オイルを塗って仕上げるという補修メニュー「サンディング」が人気です。

複合フローリング修理の料金表

　複合フローリング（床）補修・修理・修繕・リペアの費用相場の料金表は次の通りです。

【時間制の場合】

【傷の種類や面積、個数で決まるの場合】

※料金は、あくまで目安です。出張費や見積費、材料費などが別途かかる場合もあります。

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※1．見積内容によって異なるケースがあります。
※2．業者様と直接ご連絡いただく際にはお名前・ご住所などの情報が必要となります。

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無垢フローリング修理の料金表

　無垢フローリング（床）補修・修理・修繕・リペアの費用相場の料金表は次の通りです。

※料金は、あくまで目安です。出張費や見積費、材料費などが別途かかる場合もあります。

フローリング補修はどこに頼む？

　複合フローリング、無垢フローリングの補修・修理・リペアの依頼先は、リフォーム業者となります。

　一口にリフォーム業者といっても、営業形態や専門分野は様々。建築士やインテリアコーディネーター、大工など、建築のプロを一通り揃えた「ハウスメーカー」のほか、主に大工で構成する「工務店」、フローリング補修専門のリペア業者などがあります。

　中でも、フローリング専門のリペア業者は、床の修理に特化していることもあり、知識が豊富で補修メニューも豊富。料金も安い傾向にあります。

　「ハウスメーカー」や「工務店」はフローリング以外のリフォームもセットで任せられる上、セットの場合は割引が効くことなどがメリットといえるでしょう。

　弊社「家仲間コム」には、上記のようなさまざまなリフォームの匠が登録しています。このページのオレンジのボタンから、相談内容を書き込むと、お近くの業者さん複数者から仮見積もりが届きます。この時点の相談と相見積もりは匿名でOK、料金は無料です。

まるで新品！家仲間コム補修事例と価格

①賃貸退去前に焦げ跡修理２万円

　フローリングの上に高温状態のヘアアイロンを落とし、焦げ跡をつくってしまったケースです。「退去時の費用を抑えたいので、リペアで対応したい」とのご要望でした。焦げ跡の上から、匠が塗装で、精巧な木目を描きあげたことで、焦げ跡がきれいさっぱり消えています！お客様は「これで安心して退去できます」と喜んでおられたそうです。

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②凹みもなかったことに2.5万円

　フローリングの上に家具を落とし、凹みができてしまったケースです。フローリングの深部まで亀裂が入り、下地まで割れていたのだとか。匠が細心の注意を払い、パテ入れ、段差調整、木目を再現。「傷の場所を探すのが難しいぐらい」とお客様は大満足のご様子だったそうです。
 

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③黒ずみ部分のみ張り替え2.5万円

　ペットがフローリングにおしっこをして、黒ずんでしまったケースです。「部分的な張替えで対応してほしい」とのご要望でした。フローリングの一部張り替えは、そこだけ色が違って見えるなどして違和感が残りがちですが、匠の技で自然な仕上がりとなりました！
 

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④全面トゲトゲの床が新品同様5万円

　フローリングが経年劣化で全体的にささくれ立ってしまったケースです。「ハイハイする子どもにトゲが刺さらないよう直してほしい」とのご依頼でした。匠が研磨してパテを塗り込み塗装。ワックスをかけてピカピカに仕上げました。お客様は「予想以上にキレイになった」と驚いておられたそうです。
 

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⑤パソコン落下跡に保険適用0円補修

　リビングの床にノートパソコンを落とし、傷ついてしまったケースです。小さいですが、傷と陥没、スレが発生。匠がパテ埋めで陥没部分を修復し、調色して新品同様に。匠の機転で、火災保険が適用でき、自己負担０円での修復が実現しました。お客様は「また何かあれば、お願いしたい！」と喜んでおられたそうです。
 

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家仲間コムでの費用相場は2〜4万円

　家仲間コムで、フローリングの補修・修理・リペアを依頼された方がお支払いになった金額の統計結果をお伝えしておきます。最多の価格帯、つまり費用相場は2〜4万円でした！

関連記事：フローリング修理・補修の価格・費用相場

フローリング補修は自分でできる？

関連記事：【自分でできるフローリング補修の方法】補修の流れと費用を解説
おすすめフローリングリペアキット：イージーリペアキット｜ハウスボックス

DIYの失敗例

出典：家仲間コム施工事例｜リビングサポート
　
　左がDIYの失敗例です。賃貸物件の入居者がガス台横のフローリングにつくった凹みを自分でパテ埋め補修した跡らしいのですが、あまりの不自然さに、家主が退去後の点検で発見。「家仲間コム」登録の補修専門店に「キレイに直してほしい」と相談されたとのこと。

　入居書が埋めたパテを匠が除去し、新しいパテを充填。パテの硬化後、表面を平らにして塗装し直しました。家主さんからは「不動産業者も、フローリングを張り替えたと勘違いするぐらいの仕上がりでした」と驚いておられたそうです。

　施工価格は2.5万円でした。この価格で、万が一施工に不備が見つかった場合の再施工は無料、半年の保証付き。この点にも家主さんは感激のご様子でした！

賃貸のフローリング原状回復ルール

　賃貸物件のフローリングに傷がついた場合の原状回復義務は「傷ができた原因」によって異なります。民法は「傷の原因が入居者の故意・過失によるものの場合は原状回復義務を負う。しかし、通常の生活上や経年劣化によって発生した傷については原状回復義務を負わない」と定めているからです。

　国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」が例示するフローリングの原状回復義務は次の通りです。
 

　フローリングの補修・修理を希望する家が賃貸物件の場合は工事前に、貸主（家主・管理会社）に相談しておくことをおすすめします。「費用負担はいくらになるのか」「業者の選び方は？」など、十分な話し合いが必要です。

　貸主との交渉で、原状回復の費用を提示されたとき、その金額が妥当であるかは、個人的に最低3社の業者と相見積もりを取ってみることで分かります。

　弊社「家仲間コム」では、地元業者との相見積もりが匿名、完全無料で行うことができます。このページ内にあるオレンジのボタンから試してみてください。

参照：国交省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン （再改訂版）」

お得！安心！床修理の成功ポイント

　フローリングの補修・修理は、それなりに費用がかかるリフォームだけに、必ずや成功させましょう。成功のポイントは４つです。

①最低３社の業者と相見積もり

　フローリング補修・修理・リペアの優良業者とのお得な取り引きには、最低3社との相見積もりが大切です。実際の相場感や必要な費用の全体像を把握でき、有利な交渉の材料ともなります。

　見積もりをとる際は工事費の内訳だけでなく、「出張費」「見積費」「早朝・深夜・休日割増料」「キャンセル料」「交通費・高速代・ガソリン代・駐車場代」などのオプション料金も必ずチェックしましょう。

　見積書に「記載なし」や詳細を記さない「諸経費」「一式」などの表記がある場合は、内訳を確認。不明点は全て潰しておくことが肝心です。

　弊社「家仲間コム」では、このページ内にあるオレンジのボタンをクリックして相談内容を書き込むと、お近くの業者さん複数社から、仮見積もりが届きます。この時点の相談と相見積もりは匿名でOK、料金は無料です。

　なお、公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」には、見積書・図面などを郵送またはFAXで送付すると、相談員が無料でチェックの上、助言してくれるサービスがあります。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
 

②業者の技量・質を見極める

　フローリングの補修・修理は、専門性の高い工事だけに業者の技量を見極めて発注しましょう。チェックポイントは以下の7点です。
　
【フローリング補修・修理業者選びのチェックポイント】
①保有資格
②施工実績
③口コミ評価
④費用設定は明瞭か
⑤客側の予算や希望をヒアリングした上で最適な工事を提案してくれているか
⑥工事内容やメリットやデメリットについて、丁寧で分かりやすい説明をしてくれるか
⑦アフターフォローは万全か

③狙え！火災保険で０円修理

　あなたが「火災保険」などの保険に加入している場合、フローリングの修繕費用を保険金で賄えることがあります。

　保険適用の条件は「借家人賠償責任補償」「修理費用補償」「個人賠償責任補償」などの特約を付けている場合で、フローリングに傷がつくなどした原因が自然災害や不慮の事故による際に限ります。ペットによる損傷やタバコの焦げ跡などは不注意とみなされ、対象外となるようです。修繕費用の支払い手続きの前に、ご加入の保険の補償内容をチェックしておくことをおすすめします。

④再発防止の鍵はメンテナンス

　フローリングのトラブルは、できれば再発を防ぎたいものです。再発防止の鍵は、日頃のメンテナンス！メンテナンスの方法は次のようなものがあります。試してみてくださいね！

【フローリングのメンテナンス方法】
★フローリングをクッションフロアで覆っておく
★家具を置く場合は、ラグやマットなどの敷物の上に置く
★テーブルや椅子の足にはカバーを付けて使う
★フローリングの表面には定期的にワックスをかけたり、コーティングを施したりして使う

関連記事：フローリングの修理・補修方法は｜賢いお手入れで長くきれいに使える
関連記事：フローリングのフロアコーティングをDIYするには？注意点、業者費用も徹底解説

まとめ

　今回は、フローリングの補修、修理、リペアについて、①費用相場が2～5万円であること②補修方法の種類③症状別の料金表④プロによる補修事例と価格⑤賃貸の原状回復ルールなどについて解説しました。

　フローリング補修の依頼先はリフォーム業者です。業者を選ぶ際には最低３社と相見積もりを行い、過去の口コミや実績も考慮してベストな選択を叶えましょう。その際には、火災保険で０円修理ができないかのチェックもお忘れなく！

　それでは、お得で満足のいくお取引が実現しますように。心からお祈りしております！

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