バスケットボールのルール改正内容は|スポーツ施設の施工事例

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2011年より日本バスケットボール協会は、バスケットボールの新ルールを採用しました。今回のバスケットボール新ルール採用により、バスケットコートラインの変更が発生します。バスケットボールの新ルールとバスケットコートのライン変更について詳しく解説します。まずはポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・「Official Basketball Rules 2010」の変更概要は大きく5つある
・変更ではラインの変えなければならない
・バスケットコートライン変更工事の流れは4ステップ

1、制限区域の変更
制限区域の形が台形から長方形になります。バスケットからフリースローラインまでの距離とフリースローライン自体の長さに変更はありません。

2、スリーポイントラインの変更
スリーポイントラインがバスケットの中心から50cm延長され、以前の6.25mから6.75mに変更となります。

3、スローインサイドラインの新設
スローインサイドラインとは、オフィシャルズテーブルの反対側エンドラインの内側縁から8.325mのところにコートの外側に向かって引かれる短いラインです。このスローインサイドラインの位置は、新スリーポイントラインの頂点の位置と一致します。

スローインサイドラインは、第4ピリオドか延長時限の最後の2分間にタイムアウトが認められ、タイムアウトを認められたチームのバックコートから、スローインのボールが与えられてゲームが再開される場合にこの位置からスローインされます。

4、ノーチャージセミサークルの新設
ノーチャージセミサークルはバスケットの真下を中心とする円周の内側が半径1.25mの半円です。その中に立っているディフェンスにオフェンスが接触しても、オフェンスにはチャージングのパーソナルファウルが科せられることはないエリアとなります。

5、24秒ルールの変更
オフェンスがフロントコートでスローインのボールが与えられる場合、24秒計は以下のようにリセットされます。

a:残り時間が14秒以上であったときは、残りの時間を継続。
b:残り時間が13秒以下であったときは、14秒にリセット。

新ルールに準じたライン変更が必要です!

今回のバスケットボールのルール改正では、大幅なバスケットコートのライン変更が伴います。

旧ルールバスケットコートライン

 旧ルールバスケットコートラインの図 旧ルールバスケットコートライン

制限区域の形が台形で、スリーポイントラインがバスケットの中心から6.25mです。

新ルールバスケットコートライン

 新ルールバスケットコートラインの図 新ルールバスケットコートライン

制限区域の形が長方形で、スリーポイントラインがバスケットの中心から6.75mです。スローインサイドラインとノーチャージセミサークルが新設されます。

新ルール制限区域コートライン

 新ルール制限区域コートラインの図 新ルール制限区域コートライン

半径1.25mの半円のノーチャージセミサークルが新設されます。

監修者コメント
監修者画像

小学生から親しまれているバスケットボール

バスケットボールといえば、小学生向けにボールサイズやルールを最適化した「ミニバス」というクラブ活動があります。私の子どもも所属していましたが、試合を見るのも熱が入り、親子で楽しませていただきました。
スポーツ観戦というのは、ルールを知ると楽しさが増しますね。ルールの変更があると、このように体育館の工事が必要になったりと大変ですが、日々バスケットボールの発展のために考えてくださる方々に、心より感謝いたします。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

バスケットコートのライン変更方法

バスケットコートのライン変更方法について詳しく説明します。コートラインの変更方法は旧ラインを消してから新ラインを塗装する流れになります。旧バスケットラインを消す方法には、「サンダー研磨工法」と「ぼかし工法」の二つの工法があります。

サンダー研磨工法

 旧ライン研磨作業 旧ライン研磨作業(※画像はイメージです。)

旧バスケットコートラインを研磨して、その後研磨した床の色を既存床と色あわせて塗装します。サンダー研磨工法のメリットは、ぼかし工法に比べて旧ラインがきれいに消えることです。(研磨跡や旧ライン跡が完全に消えることはありませんので注意が必要です)デメリットは、ライン変更工事の価格が高くなります。

ぼかし工法

 旧ライン塗装ぼかし作業 旧ライン塗装ぼかし作業(※画像はイメージです。)

ぼかし工法は旧バスケットコートラインを塗装で目だたないようにぼかしていく工法です。旧ラインはサンダー研磨工法に比べて若干目立つのと、旧ラインの上に塗料を塗るので、ほんの少しもりあがります。
ぼかし工法のメリットは価格が安いことです。ぼかし工法によるコートライン変更工事の価格は、サンダー研磨工法の価格の半値になるケースもあります。

※現況の色が床と同色系のライン(肌色・黄色)の場合はお勧めできません。

※旧ライン跡について
サンダー研磨工法でもぼかし工法でも、必ず旧ライン跡は残ります。

 サンダー研磨工法とぼかし工法の違い サンダー研磨工法とぼかし工法の違い(※画像はイメージです。)

※バスケットコートの旧ラインを完全に消す方法は?
サンダー研磨工法でもぼかし工法でも、必ず旧ライン跡は残ります。完全に旧ラインを消す方法は、体育館の床全面リフォームとなります。床リフォームは体育館の床を全面研磨してから塗装して、1からコートラインを引きます。

バスケットコートライン変更工事の流れ

 変更工事の流れ 変更工事のステップ①②

1、施工前です。(青いラインが旧バスケットコートライン)
2、旧ラインを下地調整してから、床と同色で塗装します。(ぼかし工法)

 変更工事の流れ 変更工事のステップ③④

3、新ルールに準じてバスケットコートライン部を下地調整します。
4、バスケットの新ラインを塗装していきます。

 変更工事の流れ 変更工事のステップ⑤⑥

5、新旧のライン部分をウレタン塗装で仕上げます。
6、新バスケットコートラインの完成です。

※工期はバスケットコート1面〜2面の場合、3〜4日(予備日含む)で完了できます。

家仲間コムでのスポーツ施設リフォーム事例

家仲間コムで紹介し、施工を行ったスポーツ施設リフォーム事例を紹介します。ぜひ参考にしてください。

体育館床リフォームとバスケットコートライン新ルール施工

 施工後の写真 施工後

場所:東京都 府中市
施工箇所:体育館
施工期間:9日
施工業者:株式会社 ハセガワ

「体育館の床をリフォームしてほしい」との依頼でした。体育館中央部の床板が数箇所劣化しラインも色褪せていたため、リフォームを施しました。

関連記事:体育館床リフォームとバスケットコートライン新ルール施工

リ・ガーデン 緑よりも練習場

 施工前の写真 施工前

 施工後の写真 施工後

場所:愛知県 豊川市
建物のタイプ:木造2階建て
築年数:12年
施工箇所:裏庭
施工期間:3日
施工業者:Reform&Exterior Linker YOSHINAKA

「裏庭の芝の手入れや雑草抜きが大変で困っている。娘のバスケの練習ができるようにしてあげたい。」との依頼でした。芝生を撤去して、鋤取りを実施し、砕石敷き均した後に整地・コンクリート打設が行われました。一部に花柄モチーフを採用し、仕上がりにも大変満足してもらえた事例です。

関連記事:リ・ガーデン 緑よりも練習場

体育館床バスケットコート新ライン改定

 施工後の写真 施工後

場所:東京都 府中市
施工箇所:体育館床バスケットコート新ライン改定
施工期間:2〜4日
施工業者:株式会社 ハセガワ

「体育館のバスケットボールコートラインが新ルールラインに改正されたため、変更してほしい」との依頼でした。現況の不要ラインを床色に近い色で塗装して、新たに新ルールラインを引きました。

関連記事:体育館床バスケットコート新ライン改定

体育館床のスポーツライン工事

場所:東京都 府中市
施工箇所:体育館
施工期間:1日
施工業者:株式会社 ハセガワ

体育館床のスポーツラインが引かれていない状況だったため、追加ライン工事を実施した事例です。

関連記事:体育館床のスポーツライン工事

ホリディースポーツ遮熱ブラインド工事

 施工後の写真 施工後

場所:愛知県 一宮市
建物のタイプ:ホリディスポーツ一宮
築年数:不明
施工箇所:ホリディスポーツセンター内プール
価格:29万円
施工期間:1日
施工業者:有限会社IPY(アイピーワイ)

「既設窓に日差しがストレートに入るため、光を調整したい」との要望でした。なるべくコストを抑えたいとのことで、遮熱ブラインドを提案しています。いままでとは少し違った雰囲気になったうえ、機能性も良くなったと好評でした。

関連記事:ホリディースポーツ遮熱ブラインド工事

監修者コメント
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依頼するなら専門の業者が安心

建築というのは専門分野が細分化されており、このように体育館などの工事が得意な業者もいれば、住宅でも一戸建てが専門だったり、マンションが専門だったりと、それぞれが違った得意分野を持っているものです。
工事を依頼する時に一番気をつけたいのは、その工事が得意な業者に依頼するということです。
業者にすれば、依頼されれば、多少不得意でも請けてしまうものです。依頼する前に、その業者の得意分野かどうか、会社案内やホームページなどで調べられるといいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

ラインコート変更工事はお任せください!

ハセガワでは、バスケットコートライン変更工事から体育館の床全面工事まで、体育館床工事のプロフェッショナルとして、アドバイスと最良の工事をご提供いたします。例えば、バスケットコートが3面以上あってサンダー研磨工法を検討されている場合は、現状の床状態を見て、全面リフォームの検討をお勧めする場合がございます。

ラインコート変更工事に比べると全面リフォームの工事価格は高くなりますが、床全面がきれいにリフォームされるので検討の価値はあります。(もちろん旧ライン跡は残りません)ラインコート変更工事の価格につきましては、お気軽にお問い合わせください。

ハセガワではご相談いただき次第、床の状態を現調(近距離の場合。遠距離の場合は画像を送信いただき確認)して詳細なお見積もりを提出いたします。ご希望の場合はコートライン変更見積時に、体育館床のプロフェッショナルがトータルにアドバイスさせて頂いております。

株式会社ハセガワの営業内容と営業エリア

・体育館フローリング床研磨塗装工事
・各種コートライン塗装工事
・体育館床に関するメンテナンス工事
・各種内外塗装工事一式
・運動用具のメンテナンス工事
・床板等交換及び修理
・各種メンテナンス用品販売

【関東エリア】
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
【甲信越エリア】
山梨県、長野県、新潟県
※詳しくはお問い合わせください

監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

編集責任者プロフィール
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編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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