マンションに床暖房を後付けするには?│床暖房の種類や費用、注意点を徹底解説

そもそも、マンションに床暖房を後付けできる?

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特に鉄筋コンクリートのマンションの場合、部屋が暖まりにくく冷えやすいという特徴があるため、冬の寒さに悩む人も少なくありません。
そこで、安全性が高く部屋全体を暖めることができる床暖房の後付けがおすすめです。

マンションでも床暖房を後付けすることは、基本的には可能です。
但し、電気式床暖房を検討している場合は各住戸ごとの電力使用可能量の制限の問題がある場合もあるため、事前に管理規約を確認しておきましょう。

マンションでの床暖房、種類ごとの特徴とは

床暖房には大きくわけて「温水式」と「電気式」があります。
温水式の熱源としては、ガス・電気・石油がありますがマンションで温水式床暖房が導入されている場合はほとんどの場合ガス温水式です。

温水式と電気式では、暖まり方や導入コスト、ランニングコストなど様々な違いがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

ガス温水式床暖房の特徴

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ガス温水式床暖房は、温めたお湯を床下のパネルに循環させる方式です。
完全に暖まるまで30分~60分程度と少し長めの時間が必要ですが、一度暖まってしまえば持続させやすいという特徴があります。
導入コストは電気式床暖房よりも高額ですが、ランニングコストで見ると電気式よりも安いです。

マンションでガス温水式床暖房を後付けする場合、一つだけ注意しなければならない点もあります。
ガス温水式床暖房は給湯器で沸かしたお湯を使用しますが、家族構成や生活スタイルなどによってお湯の供給が間に合わない場合があることです。

例えばキッチンでの食器洗いにお湯を使用し、その間に家族がシャワーを使い、床暖房をつけるというような使い方をした場合お湯が不足してしまうことがあります。
一戸建てであれば給湯器の他に「ガス暖房専用熱源機」を導入することで回避できますが、マンションに後付けする場合はパイプスペースに専用熱源機を設置するスペースがないことや外壁に新たな孔をあけることができないことなどから難しい場合が多いです。

電気式床暖房の特徴

電気式床暖房は、電気で温めるヒーターを内蔵したパネルを床下もしくは床上に設置する方法で、分電盤から電気を引くことができればマンションでも問題なく設置することが可能です。

特に既存の床の上に設置するタイプの電気式床暖房なら、工期も短くて済み、導入コストの面ではガス温水式よりも低額で後付けすることができます。
電気式床暖房にはいくつか種類がありますが、マンションのリフォームでも設置することができる「PTCヒーター式床暖房」と「電熱線ヒーター式床暖房」について見ていきましょう。

PTCヒーター式床暖房とは

PTCヒーター式床暖房とは、暖房面が部分的に高温になるとその部分の発熱を抑える仕組みのヒーターを利用した電気式床暖房です。
日差しや人の体温などで熱がこもった場合などでも調整してくれるため、ランニングコスト面で優れています。

また、ヒーターが薄いためマンションに後付けする場合でも床の高さをほぼ変えずに設置できるというメリットもあります。

PTCヒーター式床暖房のメリット
・効率よく温度をコントロールできるため省エネで快適性も高い
・熱をコントロールしてくれるので火傷の危険性が低い
・ヒーターが薄いため後付けでも床の高さがほぼ変わらない

PTCヒーター式床暖房のデメリット
・立ち上がりに少々時間がかかる
・床全体で見ると温度ムラを感じることがある
・現在の電気容量によっては契約容量を上げる必要がある

電熱線ヒーター式床暖房とは

電熱線のヒーターを設置することで床を暖めるタイプの床暖房が、電熱線ヒーター式です。
電気式の中でも従来からある方式で、マンションでの後付け比較的容易です。

電熱線ヒーター式床暖房は他の方式に比べてランニングコストが高くなりやすいため、一部屋のみに床暖房を後付けしたい場合などに取り入れるとよいでしょう。

電熱線ヒーター式床暖房のメリット
・初期費用が他の方式と比較して安価
・部分的な設置が可能
・導入工事が複雑でないため比較的手軽に床暖房を後付けできる

電熱線ヒーター式床暖房のデメリット
・ランニングコストが高額
・現在の電気容量によっては契約容量を上げる必要がある

結局、マンションに後付けするにはどの種類の床暖房?

マンションに床暖房を後付けする場合、給湯器を設置するパイプスペースの問題などもあり一戸建てよりも選択肢が少ないことは確かです。
制限があっても設置しやすく、ランニングコストも考慮するとマンションに後付けする場合はPTCヒーター式床暖房が特におすすめです。

マンションでは、フローリングの遮音等級は要確認!

床暖房を後付けする場合、一般的にはフローリングを剥がして床暖房を設置し、その上にフローリングを新たに敷設する工事を行います。
マンションの場合、ここで注意が必要です。

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マンションでは管理規約よって、フローリングの遮音等級が指定されている場合が大半です。
フローリングの遮音等級は「L-45」などの表記で指定されているので、事前に管理規約を確認しておきましょう。

遮音等級の高いフローリング材は一般的なフローリング材よりも高額になりがちですが、マンションの規約で定められている場合はそれを守って床暖房の後付け工事を行う必要があります。

床の高さが若干上がってしまいますが、元のフローリングを剥がさないで床暖房を設置し、上からフローリングを張る方法もあります。
その場合は遮音等級を考慮しなくてよい場合がほとんどですが、バリアフリー面で不利になることもあるため管理規約を確認したうえでプロの業者さんと相談して決定しましょう。

床暖房後付け工事の見積もり例と費用相場

家仲間コムでの実際の見積もり事例を見ながら、床暖房後付けの費用相場を確認してみましょう。

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■LDK35.8m2のフローリング張替え床暖房
中古マンション購入時のフローリング張替えと同時に電気式床暖房を後付け
61万円~74万円

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■床暖房つきの床に張り替えたい
マンションの10帖のリビングに電気式床暖房を設置し、床を張り替え
115万円~138万円

電気式床暖房設置工事の費用相場

上記の見積もり事例から見てもわかる通り、マンションの床暖房設置工事でも現状やフローリング材の種類、業者さんごとの工事費の設定などによって大きく価格に違いがあります。

電気式床暖房をマンションに後付けする場合の相場としては、
床暖房機器・・・約30万円~50万円
床暖房設置工事・電気工事・・・・約10万円~15万円
が目安となり、フローリング工事は遮音等級や工法によって大きく変動すると考えておけばよいでしょう。

マンションの床暖房後付け工事をお得に行うには?

いざ床暖房を後付けしたいと考えても、前述のとおりマンションには様々な制約があり、設置できる床暖房の種類もそれぞれです。
そういった場合、実際に経験豊富な専門業者さんに相談し、どんな種類のものが設置できるのか、また初期費用や生活スタイルによってのランニングコストについても相談できると安心です。

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床暖房後付け工事は比較的高額なリフォームですが、業者さんによって見積もり金額は大きく違う場合があります。
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