クッションフロアの張り替えリフォーム|実際の施工事例や注意点を解説
クッションフロアは安価で張り替えリフォームとしてお手軽なので人気がありますが、カーペットの床から張り替えるにはどうすればいいのでしょうか?よくクッションフロアをカーペットの上から張りたいという方がいらっしゃいますが、ダニが発生しますのでやめておくことをおすすめします。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・クッションフロアの特徴は、「安価でバリエーションが豊富」「DIYでの施工が簡単」「汚れても水拭きができる」「クッション性があるので足腰の負担が軽減される」など
・カーペットからクッションフロアへの張り替えリフォーム方法は、「上から重ね張り」「新しく張り替え」の2パターン
・カーペットをクッションフロアに張り替える費用目安は、約6帖の部屋で約5万円~程度
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クッションフロアの特徴
クッションフロアには下記のような特徴があります。
・安価でバリエーションが豊富
・DIYでの施工が簡単
・汚れても水拭きができる
・クッション性があるので足腰の負担が軽減される
・ペットや高齢者がいるご家庭におすすめ
見た目の高級感には欠けますが、今では様々なデザインの商品が販売されていて、清掃性に優れていたり抗菌効果があるクッションフロアなどもあり、クオリティが高い商品も増えています。賃貸住宅などでは多くの場合クッションフロアの床材が使用されていますね。
カーペットの特徴
では、カーペットのメリットを見てみましょう。
・高級感がある
・遮音性が高い
・足腰への負担が軽減される
良い面も多いですが、カーペットには下記のデメリットもあります。
・お手入れをしないとゴミやほこりが溜まりやすい
・ゴミやほこりの蓄積によりダニが発生する
カーペットの問題点はダニが発生する可能性があることです。
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そのため、夏前になるとカーペットからクッションフロアの床へのリフォームご要望が増えてきます。また、カーペットは冬は暖かくて良いですが、夏には暑いこともありますね。
カーペットからクッションフロアへの張り替えリフォーム
カーペットからクッションフロアへの張り替えリフォームには下記の2パターンがあります。
・上から重ね張り
・新しく張り替え
1. 上から重ね張り
床の張り替えではしばしば採用される重ね張り。既存の床材の上から新しい床材を張ることができるため、費用を安く抑えられ工事も早く済む点がメリットです。ですが、カーペットの張り替えの場合は重ね張りは向いていません。理由は、下に敷かれたカーペットにダニが発生する確率が非常に高いからです。カーペットの張り替えは新規張り替えをしましょう。
2. 新しく張り替え
カーペットは、下地のコンクリートの上にフェルト生地を敷いた上に張られていることが多く、張り替えリフォームの際はすべて撤去します。コンクリートの上に直接カーペットを敷いているケースもありますが、どちらにしても綺麗に撤去して掃除をします。
その後、コンクリートのひび割れなどがあれば下地調整材を使って補修を行います。コンクリートの下地補修が終わったら、新しいクッションフロアを張っていきます。
カーペットをクッションフロアに張り替える費用目安
カーペットをクッションフロアに張り替える費用目安は、約6帖の部屋で約5万円~程度です。ご参考までに、家仲間コムに登録されている業者さんが「おすすめプラン」を出している場合があります。広さによって、おおよその張り替えリフォーム費用がわかります。
関連記事:カーペットをクッションフロアに張り替える費用おすすめプラン
部屋の広さ | 費用目安 |
---|---|
3帖 | 55,000円~ |
4.5帖 | 55,000円~ |
6帖 | 49,500円~ |
8帖 | 61,600円~ |
10帖 | 66,000円~ |
12帖 | 99,000円~ |
16帖 | 154,000円~ |
18帖 | 165,000円~ |
20帖 | 176,000円~ |
新しいクッションフロアのグレードや、下地の状態によって費用が変わります。また、既存カーペットの処分費用なども別途加算されますので、詳しくは見積もりをもらって比較検討してみましょう。
集合住宅でカーペットをクッションフロアに張り替えたい場合は?
集合住宅でカーペットをクッションフロアに張り替えたい場合には、2つの注意点があります。
・管理組合に許可をもらうこと
・遮音性能基準を確認すること
1. 管理組合に許可をもらうこと
集合住宅の場合、リフォームをする際には必ず管理組合に申し出をして許可をもらわなければいけません。分譲マンションであっても、室内のリフォームには様々な制約が設けられている場合があります。
賃貸住宅の場合は、管理会社や大家さんにリフォームしても良いか許可をもらう必要があります。賃貸住宅では基本的に退去時の原状回復工事が義務付けられていますので、元に戻す前提であれば許可されることもあります。
リフォーム費用をかけたうえに原状回復費用まで発生するので、大きなリフォームはよく検討する必要があります。費用を抑えるために、また原状回復しやすいようにと、カーペットの上にクッションフロアを重ね張りしてしまうとダニが発生する可能性が高いので、やめておくほうが安心です。
2. 遮音性能基準を確認すること
集合住宅では、階下への騒音対策として遮音性能基準を満たした床材が使用されています。カーペットは遮音効果が高いので騒音対策として施工されている場合があります。遮音等級の目安は下記です。
遮音等級 | 椅子の移動音・物の落下音 (軽量床衝撃音LL) |
人が走り回る音、飛び跳ねる音 (重量床衝撃音LH) |
---|---|---|
LL-40 | ほとんど聞こえない | 遠くからかすかに聞こえる |
LL-45 | 小さく聞こえる | 聞こえるが気にならない |
LL-50 | 聞こえる | 小さく聞こえる |
LL-55 | 発生音が気になる | 聞こえる |
多くの集合住宅では遮音等級「LL-45」と定められており、一般的なクッションフロアだと遮音性能基準を満たすことが難しいです。カーペットをクッションフロアに張り変える際は、「遮音クッションフロア」を選ぶようにしましょう。
カーペットをクッションフロアに張り替えるリフォームまとめ
カーペットは高級タワーマンションやホテルでは多く採用されていますが、まめにお手入れをする必要があり、一般家庭では使いづらいこともありますよね。カーペットをお手入れのしやすいクッションフロアへ張り替えるなら、新規張り替えリフォームが可能ですので、既存のカーペットを変えたい場合にはぜひ検討してみてくださいね。
カーペットをクッションフロアへ張り替えるには一括見積りが便利!
カーペットをクッションフロアへ張り替えるには一括見積りが便利です。張り替えはDIYでも可能ですが、範囲が広いと手間と時間がかかり結局業者さんへ依頼したほうが早く済んで、美しく仕上がります。
家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、クッションフロア本体の割引をしてくれることもありますので、見積もりを比較検討してみましょう。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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