クッションフロアのメリットは|足腰の負担を軽減するリフォームを解説

クッションフロアのメリットは|足腰の負担を軽減するリフォームを解説

階段は木製にされる方が多いですが、足腰への負担を考えるとクッションフロアがおすすめです。今回は、階段をクッションフロアにリフォームするメリットデメリットや費用目安などを解説します。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・クッションフロアの階段は足腰への負担を和らげてくれ、遮音性が高い
・張替え費用が安価なのもメリットだが、滑り止めが必要で見た目の高級感は出にくい
・階段をクッションフロアにする費用は、1㎡あたりおよそ3,000円前後が目安

1. クッションフロアのメリット

クッションフロアのメリット・デメリット

クッションフロアのメリットは主に上記の3点です。

1-1. 足腰への負担が軽減する

特に運動機能が衰えてくる高齢者にとっては階段の上り降りは足腰への負担になるため、疲れやすく階段を利用するのが億劫になってきます。階段をクッションフロアにすると、木製階段より足腰への負担を和らげてくれるので上り降りが楽になります。

また、ペットにとっても、クッション性のあるクッションフロアであれば足への負担が軽減されて歩きやすくなるので安心です。

1-2. 遮音性が高い

クッションフロアは衝撃を吸収するので音が響きにくく、足音が階下に響きやすい階段の遮音性を高めてくれます。お子様がドンドンと階段を駆け下りても音がしにくいので、足音が気になっているご家庭に最適です。

1-3. 張替え費用が安い

クッションフロアは量産できるため低価格で販売されており、劣化により修理や張替えが必要になった場合に張替え費用が安いのもメリットです。クッションフロアは豊富な機能やデザインが揃っているので、張替えの際に違うデザインにすれば新しいインテリアコーディネートを楽しむこともできます。

2. クッションフロアのデメリット

クッションフロアのデメリットは主に下記の2点です。

2-1. 滑り止めが必要

クッションフロアの表面はさらさらとした素材なので、滑りやすい場合があります。クッションフロアは様々な機能を兼ね備えた商品も多くありますが、階段に使用する場合は滑り止め加工が施された商品を選ぶと安心です。

「ノンスリップシート」や「ノンスキッドタイプ」などの商品名がついており、表面に凹凸加工を施すことで滑りにくくしています。

2-2. 見た目の高級感が出にくい

ノンスキッドクッションフロア|サンゲツ画像提供:ノンスキッドクッションフロア|サンゲツ


出典:ノンスキッドクッションフロア|サンゲツ

ノンスキッドクッションフロア|サンゲツ画像提供:ノンスキッドクッションフロア|サンゲツ


出典:ノンスキッドクッションフロア|サンゲツ

クッションフロアは塩ビ素材でできていますが、天然木やカーペットなどと比較すると見た目の高級感が出にくい点がデメリットといえます。最近ではクッションフロアのバリエーションが豊富に揃っているので、デザインや色の選び方で高級感が出せるようになりました。

上記の写真は、石目調デザインが高級感を醸し出すノンスキッド加工のクッションフロアです。階段に張り付ける場合は下記のようなイメージでノンスキッドクッションフロアと滑り止めを同時に取り付けて、さらに滑りにくく安全にするアイデアもあります。

階段の日当たりが悪い場合には明るい色のクッションフロアを採用したり、リビング階段であればアクセントになるようなデザインを取り入れるのも遊び心が出てインテリアとして楽しめます。

階段にクッションフロアを施工する費用目安

階段をクッションフロアにする費用は、1㎡あたりおおよそ3,000円前後が目安です。階段の㎡数や採用するクッションフロアの価格にも左右されますが、15段(約10㎡)の階段の場合だと、30,000円~程度になる計算です。

クッションフロアの施工方法

階段をクッションフロアにする際の施工方法はフロアーに施工する時と同じですが、階段の場合は角が多いため端の処理を丁寧に行うことで長持ちします。一般的な手順は下記です。

1. クッションフロアを張り付ける部分の汚れを落とし、へこみや傷を修正します。
2. 張り付ける面に接着剤を塗布し、クッションフロアを丁寧に張り付けていきます。
3. 端の部分はめくれやすいので接着剤をしっかり塗布して圧着していきます。

クッションフロアはDIYでも階段に施工できる?

クッションフロアは接着剤張り付けていくだけなので施工方法としては難しくありませんが、角の多い階段に張り付けていくにはDIYでは手間がかかります。端の処理がきちんとされていないとすぐにめくれてしまったりクッションフロアの持ちに影響してきます。

DIYにチャレンジされる場合は丁寧に接着していくことが重要です。

より安全性を高めるには「手すり」が安心

手すり手すり(※画像はイメージです)

滑りにくい加工を施したクッションフロアを採用した上でより安全性を高めるためには下記の方法があります。

・階段の踏み面と蹴上げの角部分にストッパーを取り付ける
・手すりの取り付け

階段名称階段名称(※画像はイメージです)

特に手すりは、将来的にあると便利なので最初から取り付けておくほうがおすすめです。

・手すり設置の費用目安:約1.5万円~7万円(手すりの長さ3m~10の場合)
・下地補強が必要な場合の追加費用:約4万円~6万円

関連記事:家庭内での思わぬ事故を防ぐ!廊下に手すりを取り付ける際のリフォーム費用や選ぶポイントは?

足腰の負担を軽減できるクッションフロアの階段まとめ

クッションフロアは床材として広く普及していますが、階段にも張り付けることが可能です。木製の階段で足腰への負担を感じていた方もクッションフロアを張ることで負担を軽減でき、高齢者だけでなくペットにとっても安心なのでおすすめです。

階段にクッションフロアをお得に張るには?

階段にクッションフロアをお得に張るには、丁寧に施工をしてくれる業者を一括見積りで探すことです。角がはがれやすいというクッションフロアのデメリットも、丁寧に接着することで長持ちさせることができるので、施工業者選びは重要です。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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