ペットのための4つのリフォームポイント|ペットも飼い主も快適な環境づくり

ペットのいる家庭

大切な家族の一員であるペット。
人間とペットそれぞれが快適に一緒に暮らすために家をリフォームする方も増えています。
ペットのためのリフォームのポイントは「体への負担」「ペットの習性」「収納スペース」「匂い対策」の4つです。
快適な環境でストレスなく過ごして、少しでもペットに長生きしてほしいですね。

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・ペットの足に負担にならない滑らない床にしたい
・ペットが遊べるドッグランやキャットウォークを作りたい
・ペットのケージ置き場を作りたい
・ペット用品の収納スペースが欲しい
・ペットの足洗場を作りたい

上記のペットのためのリフォームのポイントは「ペットの体への負担」「ペットの習性」ですね。
人間側にとっては、「収納スペースの確保」や「ペットの汚れや匂い対策」も気になるところです。

1. ペットの体への負担を軽減

犬と床

ペットが快適に過ごすためには、足元の負担を軽減してあげることが大切です。

お手入れのことを考えると、掃除のしやすいクッションフロアが最適です。
クッション性があるのでペットの足にも負担が軽く、滑りにくいので安心です。

コルクカーペットもペットの体への負担軽減におすすめです。
汚れた部分だけ洗うこともできるので、粗相した時でもお手入れが簡単です。

保温性が高く防音効果がある点も、ペットがいるご家庭にぴったりです。

・クッションフロアへのリフォーム費用目安:3万円~
・コルクカーペットへのリフォーム費用目安:10万円~
※どちらも10㎡=約6帖の場合

1-1. 寒さ対策

寝ている猫

ペットは寒さに弱い動物もいます。
猫・小鳥・うさぎ・ハムスター・爬虫類などです。

断熱性を高めた部屋や睡眠スペースなどを確保してあげましょう。
ヒーターなどを使う場合もありますが、留守の時に火事の心配がないよう十分注意してください。

特に、ケージに入れて飼うペットは暑くても自分で逃げることができません。
熱源から離れることができるよう、配置には十分注意してあげてください。

1-2. 熱中症対策

エアコン操作

近年の猛暑で、ペットの熱中症も増えています。
留守にする時でもエアコンは26℃~27℃程度でつけっぱなしにしておき、熱中症対策をしてあげましょう。

これからの住宅は留守中でも外出先から家の中の温度をコントロールできるIoT住宅が普及してきますので温度管理もしやすくなってきます。
参照:「IoT住宅」の未来はもうすぐ!IoTの基礎知識と導入に向けた建築プラン

エアコンをつけっぱなしにすると光熱費が高くなりそう、と気にされる方も多いですが、最近のエアコンは省エネ効果が高くなっているので一日つけっぱなしにしていても光熱費が劇的に高くなることはありません。

筆者宅の場合、夏の間2台のエアコンを24時間つけっぱなしですが、電気代はひと月約8千円~程度です。
1万円を超えることはありません。

急激に冷やしたり温めたりすると負荷がかかってエネルギーを消費するので、適温で自動運転にするのがポイントです。

2. ペットの習性を考慮したリフォーム

高いところから降りようとする猫

ペットの習性といえば、まずは猫ちゃんが思い浮かびます。
猫は好奇心旺盛で、隅っこや高いところが大好き。

天井部分の壁に沿ってキャットウォークを造ってあげると居心地よく、運動不足も解消できます。

・キャットウォークを造るための費用目安:5万円~10万円(6帖の場合)

芝生で遊ぶ犬

ワンちゃんの場合は、走り回れるドッグランがあると思いっきり運動ができて大喜びです。

・庭にドッグランを造る費用目安:20万円~

小鳥

日当たりが良く室内で遊ぶことのできるサンルームの設置もおすすめです。
日差しが大好きな小鳥も、外に逃がしてしまうことなく日光浴ができます。
参照:サンルームの設置費用/内訳や必要な工事とは?

2-1. 足洗い場を設置

立水栓

犬を飼っている方はお散歩帰りに足を洗うスペースがあると便利です。
玄関脇や庭に立水栓を設置してみてはいかがでしょうか?
参照:立水栓を取り付けたい!気になる工事費は?

立水栓は基本的に冷水なので、冬場はお風呂場で洗ってあげるかホットタオルで拭いてあげるなど、ペットが冷たい思いをしないよう対応しましょう。

2-1. コードをかじるペットは要注意

うさぎ

コードなどをかじってしまううさぎのような小動物は要注意です。

ケージに入れている場合は安心ですが、うさぎ専用の小部屋を造った場合はコード類はすべて高いところに設置してかじらないようにする必要があります。

高い位置に設置できない場合は、電気コードにはカバーを取り付けておきましょう。

万が一電気コードをかじってしまった場合、ショートして火事の危険性があります。

3. 収納スペースの確保

ペットシーツやお掃除道具・おもちゃなどペット用の小物類は意外と多いです。
専用の収納スペースを作り、すっきり片づけましょう。

移動できるキャスター付きのワゴンや収納ラックなどがおすすめです。

ポリプロピレン収納ラック|無印良品出典:ポリプロピレン収納ラック|無印良品
商品価格:790円~(1個あたり)

4. ペットの汚れや匂い対策

ペットを飼っているご家庭に住んでいる人は慣れてしまって気づきにくいのですが、どんなペットでも匂いがあります。

特に室内でトイレをするペットの場合の匂い対策は必須です。

匂い対策といっても、消臭剤や芳香剤はペットには毒になりますので、自然素材のものを使用するかペット用に安全な成分で作られたものを使用して消臭するようにします。

嗅覚に優れたペットには芳香剤は刺激となりキツすぎるのでおすすめしません。

・ペット自体も定期的にお風呂に入れる(洗いすぎは注意)
・トイレはこまめに換える
・ペット用品も定期的に洗うか買い替える
・換気をする

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ペットのためのリフォームを成功させるには?

ペットのいる家庭

ペットのためのリフォームを成功させるには、施工経験のある業者に依頼することです。
できれば同じ種類のペットを飼っている業者さんだと、飼い主の気持ちが伝わりやすいですね。

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編集責任者プロフィール
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編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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