調湿建材の特徴|結露対策やカビやダニの抑制に効果的!

調湿建材の特徴|結露対策やカビやダニの抑制に効果的!

調湿建材は、壁面に施工するだけで自発的に加湿と除湿を行ってくれる建材で、湿度の高い梅雨シーズンや結露が発生する冬など、年間を通して住宅内を快適な湿度に保ってくれます。調湿建材があると結露対策になりますのでカビの発生も抑えられ、また湿度の高い空間を好むダニの抑制にも効果的で、ご家族の健康的な生活に役立ちます。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・調湿建材とは、湿度を吸収して放出してくれる建材のことで、リフォームでも簡単に取り入れることができるので大変便利
・国内メーカーで、調湿建材として人気のある商品は、LIXILの「エコカラットプラス」や、DAIKENの「さらりあ~と」、三菱商事建材「モイスNT」などが挙げられる
・調湿建材を取り入れる際の費用目安は、おおよそ28,000円〜150,000円ほど

調湿建材の特徴

「調湿建材」は、湿度を吸収して放出してくれる建材のことで、表面に空いた無数の小さな穴から呼吸をすることで湿度のコントロールをしています。調湿建材はいろいろな商品が発売されていますが、品質や性能が最もわかりやすいのは「調湿建材認定マーク」のある商品です。

「調湿建材認定マーク」は、一定の調湿効性能を持つ商品に対して表示されており、一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会(建産協)が発行しています。

参照:調湿建材登録・表示制度|一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会(建産協)

調湿建材として人気のある、DAIKEN「さらりあ~と」や三菱商事建材「モイスNT」なども、この「調湿建材認定マーク」を取得しています。

参照:
調湿建材「モイスNT]|LIXIL/三菱商事建材
調湿建材「さらりあ~と」|DAIKEN

カビやダニの発生を抑制

調湿建材の高い調湿効果は、カビやダニの発生も抑制してくれます。

関連記事:ダニアレルギー対策は調湿建材での湿度コントロールも有効です

雨の多い季節や冬の結露対策として、また、北向きの日当たりの悪い家などに採用することで住宅の耐久性を高めることができます。

関連記事:【日当たりの悪い家のデメリット】改善方法とリフォームの相場を解説

人気の3大調湿建材をご紹介!

調湿建材は部分使用でも効果を発揮するので、壁面の一部に取り入れて調湿効果を高めましょう。

関連記事:湿度の調整で体も住まいも快適に!

ここでは、人気の調湿建材3商品をご紹介します。

1. エコカラットプラス|LIXIL

エコカラットプラス|LIXIL

出典:エコカラットプラス|LIXIL

LIXILの調湿建材「エコカラットプラス」は、珪藻土の約6倍の調湿効果があります。

関連記事:珪藻土ってどんなもの?気になる種類やリフォームの価格相場をご紹介!

複数の匂いを脱臭してくれる効果もあり、ホルムアルデヒドなどの有害物質も吸着して減らしてくれます。既存の調湿建材よりさらに進化した機能として、水拭きや洗剤を使用したお手入れができるようになりました。

デザインも豊富なのでおうちのインテリアに合わせて選べ、おしゃれに調湿建材を取り入れることができます。

2. さらりあ~と|DAIKEN



出典:さらりあ~と|DAIKEN

DAIKENの「さらりあ~と」は、クロス仕上げの壁の約6倍の吸水力があり、約8㎡に「さらりあ~と」を施工した場合、約400mlの調湿をします。調湿建材を採用することで、人が快適だと感じる40%~70%の湿度を保てるようになります。

生活臭やペット臭だけでなく有害物質であるホルムアルデヒドも吸着してくれるので、嫌な匂いを軽減して安全な環境を作り出せます。

3. モイスNT|三菱商事建材

モイスNT|三菱商事建材
出典:モイスNT|三菱商事建材

三菱商事建材の調湿建材「モイスNT」は、紙すきと同じ「抄造法」で作られており、細菌やインフルエンザウイルスを吸着して増殖を抑える消石灰が含まれているのが特徴です。居室や水廻りだけでなく押入れやクローゼットなどでも優れた調湿効果を発揮します。

デザインバリエーションも豊富なので、インテリアに合わせて取り入れやすいです。

調湿建材を取り入れる際の費用目安

調湿建材は部分的に絵画のように壁に設置するだけの小面積タイプと、一つの壁面全体に施工するタイプがあります。

壁に設置するタイプはパッケージとして販売されており、ご自身で壁にビスを打ち込んで取り付けることができます。サイズは小さ目なので、トイレや玄関などの小スペースに調湿建材を取り付けたい時はこちらがお手軽です。

リビングや寝室など広い居室に調湿建材を取り入れる場合は、壁の1つの面に張り付け施工していきます。面積としては約8㎡~10㎡程度が多いです。

調湿建材のタイプ 費用目安
壁面に飾るタイプ(DIY可能) 約2.8万円~
壁の一つの面に施工(業者) 約15万円~

調湿建材をリフォームで取り入れる際の注意点

既存の壁紙の状態によって、調湿建材の施工に注意が必要な場合があります。

1. 壁紙クロスの場合

既存の壁紙がビニールクロス素材の場合、特に劣化などがなければそのまま上から調湿建材を張り付けることが可能です。壁紙クロスの材質が不明であったり劣化している場合は、壁紙クロスをすべてはがしてから調湿建材を施工していきます。

2. 壁紙クロス以外の場合

既存の壁に壁紙クロスが張られておらず漆喰やタイルなどの場合は、下地処理が必要です。一般的には下地ボードを張って、その上から調湿建材を施工していきます。

調湿建材の特徴まとめ

調湿建材は、手軽に住宅内の調湿ができる新しい建材で、リフォームでも簡単に取り入れることができるので大変便利です。最近の住宅は高気密高断熱住宅が増えているので、快適な湿度を保つ工夫が大切です。家の中の湿度にお悩みの方は、ぜひ調湿建材をご検討されてみてくださいね。

調湿建材をお得に取り付けるには?

調湿建材は、施工業者によって調湿建材本体の割引率が異なりますので、複数も見積もりをもらって比較検討することで、お得に取り付けることができます。既存の壁の状態によって下地処理が必要な場合もあるので、いろいろ相談してみてください。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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