洗面所をタイルでコーディネート|おすすめデザインと施工費用の目安

洗面所をタイルでコーディネート|おすすめデザインと施工費用の目安

洗面所にタイルを採用したインテリアがおしゃれで人気が出ています。タイルは、その耐久性の高さから水回りに最適で、大きさや色の組み合わせによってカジュアルにも高級感のあるインテリアにも合わせられるのが魅力です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

洗面所に使われる材質には、「耐水性」「防汚性」「清掃性」といった機能が求められる
・洗面所にタイルを取り入れるメリットは、「耐久性が高い」「水に強い」「見た目がおしゃれ」の3つ
・洗面所にタイルを取り入れる場合の費用目安は、1㎡あたり約3,500円~18,000円ほど

洗面所に使われる材質【タイルが人気】

洗面所は狭い空間ながらお客様も使うことのある場所ですので、機能性とともにインテリア性も高めておきたい場所です。壁紙クロスでもおしゃれな商品がたくさんありますが、今回は洗面所の材質として人気のあるタイルについて見てみましょう。洗面所に使われる材質には下記のような機能が求められます。

・耐水性
・防汚性
・清掃性


タイルには、上記に加えて高いインテリア性があるため見た目が良く、人気があります。一般的にはビニルクロス素材もまだまだ多く使われていますが、インテリア性にもこだわりたい方は、タイルを部分使いしてアクセントとして取り入れてみるのもおしゃれです。

洗面所にタイルを取り入れるメリット

洗面所にタイルを取り入れるメリット

洗面所にタイルを取り入れるメリットには、次のようなものがあります。

1. 耐久性が高い

タイルは高温で焼かれた焼き物で非常に硬いため、耐久性の高い材質です。洗面所は水の飛び散りや洗剤・化粧品など変色の原因となるものが飛ぶこともありますが、タイルはほぼ変色の心配もなく劣化もしません。硬くて重いものを落としてしまうと、欠けたり割れる恐れがありますので、コップなどを使う際は軽量なものにしておくと安心です。

2. 水に強い

水を使う洗面所では耐水性のある材質を使うほうが安心です。タイルそのものは水に濡れても水が染み込まないため、カビが生える心配がありません。

3. 見た目がおしゃれ

インテリアモザイク スパークル|LIXIL

出典:インテリアモザイク スパークル|LIXIL

現在のタイル製品は、色や形・質感まで様々なバリエーションが豊富に揃っていて、洗面所のインテリアに合わせてコーディネートすることができます。シンプルな洗面所でも一部にタイルを取り入れてみると遊びごころが出て、楽しくおしゃれな洗面所に仕上がりますよ。

洗面所にタイルを使う際のデメリット

インテリアモザイク ニュアンス <ミックス>|LIXIL

出典:インテリアモザイク ニュアンス <ミックス>|LIXIL

タイルは水にも強く耐久性が高いのですが、タイルを施工する際にタイルとタイルの間にコーキング(目地材)を充填します。コーキングは約7~10年程度で劣化が見られるようになりますので、コーキング補修が必要です。劣化し始めると汚れがつきやすく、また隙間から水が入るとカビの原因にもなりますので、コーキング補修は早めにしておくと安心です。

監修者コメント
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目地にもこだわってみよう

タイルは美しく高級感があり、さらに耐久性も高いということで、水まわりでは人気の壁材です。でもタイルとタイルの間に入っている目地は、汚れやすいという弱点になっていました。しかし最近は目地材も進化していて、水がかかる浴室などには疎水(水をはじく)機能が、キッチンなどの油汚れにはさらに耐油機能が追加され、防汚機能が大きく向上しています。ぜひ目地にもこだわって、素敵なタイルに仕上げてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

洗面所のどこにタイルを使う?

洗面所にタイルを取り入れる場所は、一般的には壁が多いです。床材にもタイル商品はありますが、万が一滑って転倒すると大変危険です。水に濡れやすい洗面所にタイルを採用する場合は、滑り止め加工を施したものを採用しておきましょう。

1. 洗面所の壁にタイルを使う

洗面所の壁に取り入れる際は、大きさや色などバリエーションが豊富に揃っている点がメリットです。全面をタイル張りにするのも素敵ですが、部分使いをして壁のアクセントにしてもおしゃれになります。

関連記事:洗面所のおしゃれな壁紙コーディネートと機能の選び方

1-1. アクティブで動きのある洗面所

ガラスモザイク パーティーカラー|LIXIL

出典:ガラスモザイク パーティーカラー|LIXIL

アクティブで動きのある洗面所にしたい場合は、カラフルなタイルを部分使いするのがおすすめ。濃い目の色を採用すると、メリハリがついて動きのある壁面を作り出すことができます。

1-2. 大人っぽいシックな洗面所

インテリアモザイク 窯変ボーダー|LIXIL

出典:インテリアモザイク 窯変ボーダー|LIXIL

大人っぽいシックな洗面所にしたい場合は、ダークな色目のタイルがおすすめです。濃紺のタイルと真っ白な洗面ボウル、落ち着いたダークブラウンの木目を組み合わせた、上品で洗練された洗面所の完成です。

1-3. 清潔感のある明るい洗面所

ガラスモザイク ジャグズ|LIXIL

出典:ガラスモザイク ジャグズ|LIXIL

清潔感のある明るい洗面所にしたい場合は、白やクリーム色、ガラス材の明るいタイルがおすすめです。タオルなどもホワイト系で揃えると、より清潔感がアップ!

1-4. ホテルライクな高級感のある洗面所

ビターメタル|LIXIL

出典:ビターメタル|LIXIL

メタリックのような光沢と風化した金属のようなマットな質感が融合した個性的なタイルで、ホタルライクな上質な洗面所をコーディネート。モノトーンでまとめるとより高級感が出ます。

2. 洗面所の床にタイルを使いたい時は?

洗面所の床にタイルを使うと上質な印象の洗面所を作ることができます。注意点としては、ツルツルとした表面のタイルであると濡れた時に滑りやすいため、床に取り入れる場合は滑り止め加工が施されたタイルを使用することです。できればタイル風に見えるクッションフロアなどを使ったほうが安全です。また床のタイルルは、大き目サイズを選ぶと上質な印象になります。床のタイルは、大き目サイズを選ぶと上質な印象になります。

洗面所にタイルを取り入れる場合の費用目安

洗面所にタイルを取り入れる場合の費用目安は、1㎡あたり約3,500円~18,000円と差があります。さきほどご紹介したLIXILさんのタイル建材は、高いもので約21,000円/㎡の商品もあります。タイルを成形する過程で手が込んでいるほど高くなりますので、現状の洗面所とのインテリアバランスを見ながら合う商品を取り入れましょう。

業者さんに施工を依頼した場合は、洗面所の広さでしたら約2~5万円(タイル代別途)でプロの技術で施工してもらえます。

洗面所にタイルを取り入れておしゃれな空間を作ろう!

洗面所は範囲が狭いので、初めてタイルを取り入れる場所として最適です。DIYでのタイル貼りもお手軽で人気がありますが、事前に汚れを落として綺麗な状態にしてから、採寸してきっちり並べて貼っていくとうまく施工できますよ!

DIYよりも手間がかからず美しく長持ちするのが、やはりプロの職人さんによる施工です。人件費がかかりますのでDIYより費用はアップしますが、仕上がりが美しく長持ちするので、まずは見積もりだけでももらって予算と相談してみてはいかがでしょうか。

監修者コメント
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タイルで自由自在に、個性的なデザインを

タイルの魅力のひとつに、曲面にも貼れるということがあります。タイルの一枚一枚は平面に仕上がっていますが、モザイクタイルのように大きさを小さく分割することで、曲面にも貼れるのです。強度もあるので天板にもなり、まさに万能材料といえます。なんでもできるということは、どうデザインするか?という最初の計画がとても重要になります。ぜひ世界に一つだけのオリジナルデザインを、じっくりと考えてみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

洗面所にお得にタイルを施工するには?

洗面所にお得にタイルを施工するには、施工経験豊富な業者さんに依頼することです。タイルは一枚ずつ職人さんの手で貼り付けていきますが、ベテランの方だときっちりと歪みもなく丁寧に施工してくれます。また目地に充填するコーキング材も、ムラなく施工することでカビ防止にもつながります。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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