エコカラットの失敗の原因は|リビングに設置できるエコカラットプラスの魅力
エコカラットは、湿度を自動でコントロールしてくれる調湿建材と呼ばれる住宅建材ですが、デザインが豊富でおしゃれに調湿できることからリビングへ設置される方が増えています。ですが、いまいち調湿効果を得られず「失敗してしまった!」と感じることもあります。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・エコカラットにありがちな失敗の原因は、「キッチンなどの水回りの近くに設置している」「水槽などが近くに置いてある」「直射日光が当たる」「リビングの断熱材が機能していない」など
・最新の「エコカラットプラス」の魅力は、「水が直接かからなければ設置可能」「洗剤で水拭き掃除ができる」「脱臭効果がある」など
・エコカラットをリビングに設置する際の注意点は、「色選びと実物の確認をしっかり行う」「設置場所の日当たりを確認する」の2つ
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エコカラットをリビングに設置して失敗!?原因は?
エコカラットは、そのデザイン性の高さもあって人が集まるリビングに設置することが多いのですが、あまり調湿効果を感じられずに「失敗した!」と感じる方もいらっしゃいます。では、エコカラットをリビングに設置して「失敗した!」と感じる原因には何があるのでしょうか?
失敗したと感じる方の多くは、下記のような場所への設置をしている場合が多いです。エコカラットをリビングに設置する際には、調湿効果が上手に発揮できる場所を選ぶのもポイントです。
1. キッチンなどの水回りの近くに設置している
近年はリビングとダイニングやキッチンがひと続きになった広いLDKが人気ですが、調理中に出る水分などが直接当たるような場所にエコカラットを設置すると、過剰な湿度が発生するためうまく調湿機能が働かないことがあります。できるだけキッチンから離れた壁面への設置がおすすめです。
2. 水槽などが近くに置いてある
水槽は水そのものですので、周囲はどうしても湿度が高くなります。また、ポンプなどを動かすために熱源が必要になり高温多湿の状態になりますよね。熱帯魚・爬虫類などのペットを飼育するスペースでは、エコカラットの調湿機能がうまく働かないこともあります。水槽などは距離を離して設置しましょう。
3. 直射日光が当たる
エコカラットは耐久性の高い材質が使用されていますが、長い時間直射日光にさらされるような場所では紫外線や強い日差しによって劣化が進みます。直射日光が当たってしまう場合はカーテンなどのウインドウトリートメントを閉めて、日差しをカットしておくほうが正常に調湿機能が働きますし長持ちします。
また、日差しの当たり具合によっては元の商品の色合いと違って見えることも。エコカラットの設置前に商品のサンプルを取り寄せるなど、実際に設置したい場所での見え方などを確認しておくことをおすすめします。
4. リビングの断熱材が機能していない
経年した古い住宅の場合、壁・天井・床などの断熱材も古くなり、断熱効果が弱くなっている場合があります。このように経年劣化した住宅は、エコカラットを設置する前に家全体の断熱材の状態を確認したほうが良いです。
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夏の暑さ・冬の寒さ・湿度の高さ・結露など、断熱材をきっちり充填することで解決できるケースが多々あります。
最新の「エコカラットプラス」なら失敗しない!
調湿建材エコカラットは「エコカラットプラス」として進化しており、水回りや汚れやすい場所でも設置することができるようになりました。
エコカラットがよく採用されるリビングで「いまいち効果を感じない」「設置に失敗した!」とならないためにも先述したような場所への設置には注意して、エコカラットプラスで快適なリビングづくりをしてみましょう!
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エコカラットプラスには下記のような特徴があります。
1. 水が直接かからなければ設置可能
「エコカラットプラス」は、直接水がかからなければ水回りにも設置できますので、リビング以外の洗面所やトイレなどにも設置しておくと、家中快適な湿度を保つことができます。
2. 洗剤で水拭き掃除ができる
最新の「エコカラットプラス」は、調湿建材でありながら洗剤を使って水拭きができるように進化しています。喫煙者がいる場合はヤニ汚れなども気になりますが、定期的に洗剤で水拭きしてお手入れしておけば汚れが落ちます。
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3. 脱臭効果がある
エコカラットプラスは、調湿壁紙や珪藻土よりも短時間で脱臭することができます。ペットが飼っていると匂いが気になりますが、エコカラットプラスなら気になるペット臭や生活臭などもあっという間に脱臭!
エコカラットプラスはDIYで設置できる?
エコカラットはDIYで設置することも可能ですが、接着剤を使って壁に貼り付けていくため、撤去する場合は下地まで一緒にはがすことになります。撤去あとには内装工事が必要になりますので、貼り間違えたりイメージと違ったからと撤去したい場合でも費用がかかります。
またDIYでの施工はエコカラット同士の隙間ができやすく、見た目が悪くなったとしても接着剤が乾いたあとでは貼り直しは簡単にできません。エコカラットの施工経験豊富な業者さんに依頼したほうが安心です。
エコカラットをリビングに設置する際の注意点
エコカラットをリビングに設置する際の注意点は、以下の2つです。
1. イメージ通りに仕上げるには色選びと実物の確認が大切
カーテンや壁紙などでもよくある失敗例ですが、実際にエコカラットを貼ったあとで「色のイメージが違う」というケースがあります。万が一イメージと違ったからとエコカラットを撤去することになった場合、内装工事も発生するので設置と同じぐらいの費用がかかります。
カタログだけでは実際の色とは印象が異なりますので、できるだけ広い範囲の施工サンプル・施工事例の写真・ショールーム・エコカラットの実物見本などを確認しておきましょう。
2. 設置場所の日当たりを確認
エコカラットは商品だけを見た場合と、日差しが当たった場合とでイメージが異なる場合があります。また、日当たりの悪い場所に黒やダークグレーなど暗い色合いのエコカラットを施工すると、さらに暗くなるなどの影響も。
日当たりの悪い場所や狭い場所には明るいトーン、日当たりが良い場所や広い場所には引き締め色など、日当たりや設置場所の広さなども総合的に見て選ぶと良いでしょう。
リビングへのエコカラットの設置を成功させるには?
リビングへのエコカラットの設置を成功させるには業者さん選びも大切です。エコカラットは施工経験豊富な業者さんほど施工場所の注意点や過去の施工例から失敗談などのお声を聞く機会も多いので、上手に取り入れるアドバイスがもらえます。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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