エクステリア照明のバリエーションや電圧の違いを解説!

エクステリア照明のバリエーションや電圧の違いを解説!

住宅の外観を印象的にグレードアップしてくれるエクステリア照明。単に庭を照らすだけでなく、インテリア性の向上と防犯対策としても役に立ちます。今回はエクステリア照明に使われるライトのバリエーションや場所別の照明の種類、電圧の違いなどを解説します。まずは記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・エクステリア照明に使われるライトのバリエーションは主に9種類ある
・設置するエリアに合わせて最適な照明を選ぶのがポイント
・エクステリア照明には「12V」タイプと「100V」タイプの2種類ある
・「100V」タイプの設置工事には電気工事士の資格が必要

エクステリアに使われるライトのバリエーション特徴
グランドライト・地面に埋め込む照明
フロアライト・地面の上に置く照明
グランドスポットライト・地面の上に置きスポットで照らす照明
フットライト・足元を照らす照明
ポールライト・ポールの上に照明がついている
・足元より上を明るく照らすことができる照明
ウォールライト・壁面に取り付けて周囲を照らす照明
スポットライト・照らしたい場所に光を当てる照明
ダウンライト・天井から床面を照らす照明
バーライト・棒状になった照明

地面から天井まで、あらゆる場所を照らすことができます。

監修者コメント
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照明で夜を素敵に演出しよう

照明には、手元を明るく照らすという実用的な用途だけでなく、対象を強調したり陰影を表現したりと、ものの見え方や印象を操作するデザイン的な役割もあります。これをエクステリアに使用すれば、家のアクセントになる部分をスポットライトで照らしたり、植栽を照らして陰影をつくったりして、夜の外観を魅力的に演出することもできます。ぜひ照明を効果的に設置し、素敵な夜の姿をデザインされてみてはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

エクステリア照明の5つの種類

エクステリア照明の種類

エクステリア照明は、住宅のエリアごとに5つの種類に分けられます。エクステリア照明を設置するエリアに合わせて最適な照明を選んでいきましょう。

1. アプローチライト

画像提供:ポールライト|LIXIL画像提供:ポールライト|LIXIL


出典:ポールライト|LIXIL

「アプローチライト」は、門から玄関までの通路に設置して、安全に玄関までたどり着けるよう足元を照らすためのエクステリア照明です。門から玄関まで外からも見えるので、周辺環境に馴染むような照明の種類が良いでしょう。

玄関までの通路を明るく照らすことで住人以外の来訪者もよく目立ち、防犯対策としても効果的です。アプローチにおすすめのエクステリアライトは下記の4種類です。

・グランドライト
・フロアライト
・フットライト
・ポールライト

中でもポールライトは目に留まりやすいので、適切な配置することで玄関までの道のりを視覚的に誘導することができます。門があるご家庭の場合は、最初に目にするお家の印象を与える大切な場所ですので、インテリア性を重視したいところです。

門付近にシンボルツリーがある場合は、シンボルツリーを下からスポットライトで照らすなど、よりおしゃれに上品に演出しましょう。

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2. ポーチライト

ポーチライト|LIXIL画像提供:ポーチライト|LIXIL


出典:ポーチライト|LIXIL

「ポーチライト」は玄関扉周囲を照らす照明です。夜でも鍵が取り出しやすいよう、明るい照明がおすすめです。玄関扉とコーディネートした上記のようなポーチライトも素敵です。ポーチライトはより防犯性を高めるためにも、人感センサー付き照明にしておくと安心です。

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3. ガーデンライト

ガーデンライト|LIXIL画像提供:ガーデンライト|LIXIL


出典:ガーデンライト|LIXIL

「ガーデンライト」は庭を演出するためには欠かせないエクステリア照明ですが、照明があることで防犯対策としても効果的です。

ガーデンライトは一般的にLED照明が使用されますが、樹木の色を美しく見せるために電球の種類にもこだわると、よりインテリア性を高めることができます。黄味を抑えて、赤みはより鮮やかに照らしてくれる「採光色」がおすすめです。

庭は外部からの視線を避けるためにフェンスや植栽である程度の目隠しをします。死角を作らないためにも外からまったく見えないようにすることは避けるのですが、植栽を適切に剪定していなければ庭への侵入者に気づかないことも多いです。

植栽の剪定を行うことはもちろん、エクステリア照明を設置することで庭が明るくなり死角を減らすことができます。

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監修者コメント
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植栽とライトアップで沿道を彩ろう

植物が視界にあると、癒されますね。それを示すデータも数多くあるようですが、データなどなくとも直感で理解できるところに、やはり人間も自然の中で生きる動物なのだと感じますね。植栽は昼間の景観にも癒されますが、夜にライトアップをすると、また独特の陰影を楽しむことができます。ぜひ植栽とライトアップによって昼も夜も素敵に彩り、道行く人たちの目も楽しませてみてはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

4. ガレージライト(カーポートライト)

カーポートライト|LIXIL画像提供:カーポートライト|LIXIL


出典:カーポートライト|LIXIL

「ガレージライト(カーポートライト)」は、夜間に車の出し入れが安全に行えるよう明るいエクステリア照明を設置するのがおすすめです。自動車の盗難防止にもつながりますので、人感センサーや防犯カメラも有効です。

5. 勝手口ライト

勝手口勝手口(※画像はイメージです)

勝手口は家の裏側に設置していることが多く、日中でも日当たりが悪かったり人目につきにくい場所でもあります。人感センサー付きのエクステリア照明を設置しておけば、例えば両手にゴミを持って外に出る時でも自動的に点灯するので便利です。

人を感知するセンサーがついていることで、不審者が侵入した場合にも防犯意識の高い家だと思わせることができ、犯行を諦める理由にもなります。

関連記事:勝手口リフォームで断熱性と防犯性を高める方法

エクステリア照明の電力の違い

エクステリア照明には「12V」タイプと「100V」タイプの2種類があります。

1. 「12V」タイプのエクステリア照明

「12V」タイプのエクステリア照明は「ローボルトライト」とも言われ、100Vの電圧を12Vの低電圧に変換した照明のことを指します。「12V」のエクステリア照明のメリットは下記です。

電気工事士の資格不要で設置ができる
感電リスクが低い
・既存の屋外コンセントにトランスをつけることで電圧を変えられるので、後付けリフォームが可能
省電力なので光熱費の節約につながる

特に庭を照らすガーデンライトの場合は、少ない電力で複数個のエクステリア照明をつけておけるので、「12V」タイプのエクステリア照明が向いています。

1-1. 電圧を変える「トランス」が必要

屋外に設置されている屋外コンセントは100V仕様ですので、「12V」タイプのエクステリア照明を採用する場合には電圧を変換する「トランス」が必要です。トランスを使用せずに「12V」タイプのエクステリア照明を使った場合、照明が割れる危険性がありますのでご注意ください。

2. 「100V」タイプのエクステリア照明

屋外防水コンセント屋外防水コンセント(※画像はイメージです)

「100V」タイプは、家庭内で使われている照明と同じ電力を使用します。「12V」と比較すると、より広く遠くまで照らすことができる点が魅力です。「12V」タイプのエクステリア照明よりも種類が豊富に揃っているので組み合わせて設置すると良いでしょう。センサーやタイマーなどのオプションも豊富です。

設置工事には電気工事士の資格が必要ですのでDIYでは絶対に施工してはいけません。感電の恐れがあり危険ですのでやめましょう。

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エクステリア照明まとめ

エクステリア照明は住宅の外観を美しく照らしてくれる大切なエクステリア設備です。防犯性を高めることもできる人感センサーなどのオプションも検討しながら、設置場所に合わせて適切なエクステリア照明を設置することが大切です。

植栽の種類や照らし方によってまったく景観が変わってきますので、照明を効果的に生かしたい場合には、エクステリアの専門業者にライティングプランを考えてもらうことをおすすめします。

エクステリア照明の設置を成功させるには?

エクステリア照明は種類も豊富で、どこにどんな種類の照明を設置すればよいか素人ではなかなかうまくいかないことが多いです。照明の特徴を知り尽くしたエクステリアの専門業者に最適なライティングプランを提案してもらうことで、設置費用を無駄にすることなく素敵にエクステリアをデザインすることができます。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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