【2023年最新】駐車場リフォームの種類とは?|価格相場についても紹介

駐車場リフォームの種類とは?|価格相場についても紹介

愛車を傷や汚れから守るためには、まずは駐車場にこだわりましょう。しかし、一口に駐車場といってもその種類はさまざまで、種類によって費用も大きく変動します。そのため、駐車場をリフォームする際は、どのようなタイプの駐車場が目的に合っているのか、よく見極める必要があります。

そこで本記事では、駐車場の種類や費用相場、リフォームの際に押さえておきたいポイントについて解説します。まずはポイントをまとめてみました。

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POINT この記事のポイント

・駐車場の種類はオープン、カーポート、ガレージタイプ
・駐車場の舗装方法は砂利、コンクリート、アスファルト
・駐車場リフォームを考えるときに押さえておきたいポイントは3つ

1.オープンタイプ

オープンタイプは、舗装のみの駐車場です。舗装には、主にコンクリートが使用されます。屋根、壁がないため費用が安く抑えられ、短期間で施工が完了します。その一方で、乗り降りの際に雨風をしのげられない点はデメリットだといえます。また、冬場は霜が降りたり、雪が積もってしまったりするので、寒い地域や降雪量が多い地域には向かないでしょう。

2.カーポートタイプ

カーポートタイプは、オープンタイプの駐車場に柱と屋根が追加されたスタイルで、一番人気のあるタイプです。屋根がある分雨や日差し、鳥の糞などから愛車を守れ、またガレージに比べるとスペースがいらない点が魅力です。

費用も20万円程度とそこまで高額ではありません。ただし、壁がないため横殴りの雨や雪は防げない点、災害時には屋根が飛ばされたり割れてしまったりする可能性がある点には注意が必要です。

3.ガレージタイプ

ガレージタイプは、費用は約100万円と高額になってしまいますが、愛車を守るにはうってつけのタイプです。一面壁で囲まれているため、雨や紫外線などを完全にシャットアウトできます。また、シャッターがついているので、防犯性もばっちりです。倉庫や作業場として利用することもできるので、車のメンテナンスを頻繁に行う人にもおすすめです。

駐車場の舗装方法

車を安全に駐車するためには、舗装は必須です。駐車場の舗装材には、主に砂利、コンクリート、アスファルトのいずれかが使用されます。ここではそれぞれの特徴を解説します。

1.砂利

砂利は、もっとも施工が簡単で、費用を安く抑えられます。養生の必要がないため、工事後すぐに駐車できます。また、砂利を踏むと音が鳴るため、防犯効果もある点もメリットです。砂利を使用するデメリットとしては、歩きづらい点、定期的に雑草の除去や砂利の継ぎ足しといったメンテナンスが必要な点があります。

2.コンクリート

コンクリートは、最も人気が高い舗装材です。人気の理由としては、耐久性が高い点、デザイン性が高い点、手入れが簡単な点などが挙げられます。ただし、その分費用は高くなってしまいます。また、場所によっては照り返しがある点、養生が必要なため工事の期間が長い点は注意しましょう。

3.アスファルト

アスファルトは、コンクリートと比べると養生期間が短く、施工が簡単です。また、砂利と比べると歩きやすく、雑草の除去が必要ありません。しかし、アスファルトは狭いスペースで利用すると割高であり、また色やデザイン性があまりよくないため、一般家庭には向きません。そのため、コンビニやスーパーなどの大型駐車場に利用されることが多くなっています。

駐車場リフォームを考えるときに押さえておきたいポイント

駐車場リフォームを考えるときには、以下の3点をおさえると良いでしょう。

・防犯対策は厳重に行う
・ゆとりを持ったサイズ設計にする
・将来のライフプランも考慮してデザインを決定する

1. 防犯対策は厳重に行う

駐車場は、車の盗難に遭いやすい場所でもあります。特に、オープンタイプやカーポートタイプは、ガレージタイプに比べ防犯性に欠けます。そのため、シャッターゲートやカーゲート、車止めポールなどを設置し、駐車場への侵入を防ぎましょう。

また、周囲に侵入を知らせるカーポートライトも防犯効果があります。 駐車場の防犯対策として、もう一つ意識したいのが住宅侵入です。カーポートの屋根は、住宅への侵入経路として利用されやすいポイントです。屋根の位置を住宅から離す、庭木の場所を話す、死角をなくすために庭木の選定を行うなどして、防犯対策を行いましょう。

2.ゆとりをもったサイズ設計にする

駐車面積があまりに狭いと、少し駐車位置がずれただけで車体に傷がついてしまいます。したがって、駐車場はゆとりを持ったサイズ設計にしましょう。具体的には、幅は車の横幅+120㎝、奥行は車の奥行+80㎝くらい余裕を持たせると安心です。

車のサイズが分からない場合は、幅3m、奥行5.4m程度を目安に設計すると良いでしょう。また、2台以上駐車する場合は、車と車の間が大体60㎝以上空くように設計しましょう。

3. 将来のライフプランも考慮してデザインを決定する

駐車場リフォームは高額なため、そう頻繁にできるものではありません。したがって、駐車場のデザインを考える際は、将来のライフプランも考慮しましょう。例えば、バリアフリー化や複数台持ちの予定がある場合は、あらかじめスペースを広めにとっておくと良いでしょう。

駐車場リフォームの価格相場

ここからは、駐車場リフォームの価格相場について、以下の3ステップに分けて紹介します。

・塗装費用
・カーポート費用
・フェンス・シャッター費用

1. 塗装費用

ガレージの床塗装の費用相場は以下の通りです。
 

FRP防水塗装

1㎡あたり4,000~7,000円

ウレタン防水塗装

1㎡あたり3,000~6,000円

一般的に、塗装費用は塗装の厚さに比例して高くなります。ガレージの傷や汚れを放置すると、内部から水が侵食し、腐食を招く可能性があります。したがって、ガレージは5~12年を目安に定期的に再塗装を行いましょう。

2. カーポート費用

カーポートの費用相場は、以下の通りです。
 

カーポート(1台用)

30万円~

カーポート(2台用)

約60万円

降雪量の多い地域にお住いの場合は、頑丈な材質を使用したり、柱の本数を増やした耐雪使用のカーポートを建てる必要があります。耐雪仕様のカーポートは、一般的なカーポートと比べ20〜30%程度高くなります。

3. フェンス・シャッター費用

フェンス、シャッターの費用相場は以下の通りです。
 

アルミフェンス

1mあたり2万円~

手動シャッター(ガレージ)

約20万円

手動シャッター(カーポート)

70~100万円

電動シャッター(ガレージ)

30万~45万円

電動シャッター(カーポート)

110~160万円


カーポートにシャッターを設置する場合、ゲートが必要になるため、ガレージに設置するよりも高額になります。

駐車場リフォームの費用を抑える方法

駐車場リフォームの費用を抑えるには、以下の2点を意識しましょう。

・シンプルな舗装にする
・自動車が踏む場所だけを舗装する

1. シンプルな舗装にする

費用を抑えたいなら、デザインはシンプルなものにしましょう。一般家庭の駐車場では特に、レンガや石などを使用したおしゃれなデザインのものがよく見られます。しかし、複雑なデザインになればなるほど、費用はかさんでしまいます。費用を抑えたままデザインにもこだわりたい場合は、目地の部分だけレンガにするなど、シンプルなデザインにすると良いでしょう。

2. 自動車が踏む場所だけを舗装する

自動車が踏む場所だけを舗装し、コンクリートの面積を減らすことで費用を抑えられます。先程説明したように、コンクリートはデザイン性、耐久性に優れている代わりに、費用が高くなってしまいます。ゆえに、全面コンクリートにするとどうしても高額になってしまいます。

そこで、自動車が踏む部分はコンクリートで舗装し、それ以外は芝生や砂利など費用が安い舗装材を使用することで、費用が安く、かつ耐久性の高い駐車場になります。

駐車場をリフォームするときの注意点

駐車場をリフォームするときの注意点

駐車場をリフォームする際は、上記の3点に注意してください。

1.建築確認申請が必要

ガレージタイプの駐車場には、建築確認申請が必要です。しかし、以下の2点を満たす場合は建築確認申請は不要です。

・合計10平方メートル以下
・防火地域・準防火地域外


地域によってはカーポートにも建築確認申請が必要な場合があります。建築確認申請をせずに建築してしまうと、法律違反となってしまうので、必ず事前にリフォーム会社に相談しましょう。

2. 固定資産税がかかるケースがある

ガレージタイプや一部のカーポートタイプの駐車場は、固定資産税がかかります。固定資産税がかかる条件は、以下の3点です。

・屋根があり、3方向以上が周壁で囲まれている
・土地に固定されている
・居住・作業・貯蔵などに利用できる


事前に固定資産税がかかるかを調べ、「思わぬ出費がかさんでしまった…」なんてことが起こらないようにしましょう。

3.複数業者に見積もりを取る

費用を少しでも安く抑えるためにも、見積もりは複数の業者に依頼しましょう。駐車場リフォームは、はっきりと値段が決まっているわけではありません。そのため、利益を上乗せし、相場より並外れて高い施工費を請求される場合があります。

相場をつかむためには、3社以上は見積もりを取ることをおすすめします。見積もりを取る際は、詳細な見積もり明細書を取ると比較しやすく、どこにお金がかかっているかも分かりやすくなります。

家仲間コムのリフォーム事例

ここからは、家仲間コムで行った駐車場リフォームの事例を紹介します。

斜地の駐車場【40万円】

施工前の写真施工前

場所:神奈川県 横浜市都筑区
建物のタイプ:木造2階建
築年数:約40年
施工箇所:外構
施工期間:7日
施工業者:国際建工株式会社

安価で駐車場を増設してほしいとのご要望で工事を行いました。

関連記事:傾斜地の駐車場(神奈川県 横浜市都筑区)

施工後の写真施工後

場所:神奈川県 横浜市都筑区
建物のタイプ:木造2階建
築年数:約40年
施工箇所:外構
施工期間:7日
施工業者:国際建工株式会社

安価で駐車場を増設してほしいとのご要望で工事を行いました。

関連記事:傾斜地の駐車場(神奈川県 横浜市都筑区)

カーポートの設置工事【60万円】

施工前の写真施工前

施工後の写真施工後

場所:北海道 旭川市
建物のタイプ:木造2階建タイプ
築年数:約5年
施工箇所:カーポート
施工期間:2日間
施工業者:安心大工 有限会社アウトバーン

カーポートを新設し、雪下ろしの手間を省きたいとのご要望でした。

関連記事:カーポートの設置工事(北海道 旭川市)

庭の一部を駐車場へ【70万円】

施工前の写真施工前

施工後の写真施工後

場所:埼玉県 さいたま市見沼区
施工箇所:外構
施工期間:7日
施工業者:スリーエス企画

庭の一部をコンクリート打ちし、駐車場にしたいとのご要望でした。

関連記事:庭の一部を駐車場へ(埼玉県 さいたま市見沼区) 

駐車場工事【20万円】

施工前の写真施工前

施工後の写真施工後

場所:埼玉県 上尾市
施工箇所:駐車場
施工期間:3日
施工業者:スリーエス企画

水はけを良くしたいとのご要望でした。

関連記事:駐車場工事(埼玉県 上尾市) 

有効活用!駐車場増成工事

施工前の写真施工前

施工後の写真施工後

場所:千葉県 船橋市
施工箇所:空地
施工期間:2日
施工業者:株式会社 和光建設

空地を車両駐車スペースとして有効活用したいとのご要望でした。

関連記事:有効活用!駐車場増生工事(千葉県 船橋市)

最後に

駐車場のリフォームを解説してきました。駐車場のリフォームの際には、必ず複数の業者から見積もりを取って決断することをおすすめします。

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家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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