【2023年最新】駐車場のアスファルト舗装のメリット・デメリット|施工時の注意点も紹介
駐車場の舗装はどんな材質が良いのでしょうか?今回はアスファルト舗装について解説します。アスファルトと似ている材質としてコンクリート舗装がありますが、どのような違いがあるのか、またアスファルトにする際の施工手順やかかる費用目安などもご参考になさってください。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・駐車場にアスファルトを採用するメリットは、「工期が短くて済む」「単価が安い」「走行性が良い」「排水性に優れている」「静音性に優れている」など
・駐車場にアスファルトを採用するデメリットは、「コンクリートよりは耐久性が劣る」「夏は表面温度が上昇する」「メンテナンス費用がかかる」など
・駐車場をアスファルトに施工する手順は、「土を約10cm深さに掘削して土地をならし、砕石を敷き詰める」「砕石を転圧して整地する」「アスファルト材を約5cmの厚みに敷いていく」「アスファルトを転圧して表面を固めて完成」の4ステップ
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アスファルトの特徴
アスファルトには、「天然アスファルト」と「石油アスファルト」の2種類があります。日本では、天然アスファルトは採れないため、原油を蒸留して作られる「石油アスファルト」が一般的です。駐車場などに使われるアスファルトはこの「石油アスファルト」に砕石や砂などを混ぜて作られます。
駐車場にアスファルトを採用するメリット
駐車場にアスファルトを採用するメリットには下記の5つがあります。
1. 工期が短くて済む
アスファルトは、施工後乾くのが早いため工期が短くて済みます。冷えれば固まるので、数時間後には駐車場として使用することができます。施工期間中は車を別の駐車場に止めておく必要があるので、工期が短いと駐車料金の節約につながります。
2. 単価が安い
アスファルトの施工にかかる費用は、1㎡あたり約5,000円です。土地の有効活用で駐車場として再利用される方も多いですが、単価が安い点は数台の駐車場を造る時に費用を抑えられるので初期投資が少なくて済みますね。
ちなみに、コンクリートの施工にかかる費用は1㎡あたり約10,000円~14,000円です。
関連記事:駐車場をコンクリートにする場合の費用を徹底的に調べました!
3. 走行性が良い
コンクリート舗装はひび割れ防止のために目地がありますが、アスファルトには目地がないため走行性が良いのがメリットです。雨天時に滑りにくい点も、安全に走行できるポイントです。
4. 排水性に優れている
アスファルトは排水性が良く雨天時に水はけできるので、滑りやすい雨の日の運転でも安全に走行できます。水はけが良いということは水たまりができにくいので、車を停めた時に水たまりにつかってしまうこともありません。
5. 静音性に優れている
水はけを良くするためにごく小さな穴が開いているのですが、その穴から走行中の音が逃げるので静音性にも優れています。また、コンクリートと比較するとアスファルトのほうが柔らかいので音が出にくいのも静音性につながっています。
駐車場にアスファルトを採用するデメリット
駐車場にアスファルトを採用するデメリットは下記の3つです。最近では、デメリットを改善したアスファルトもありますが、施工する場合には業者さんにアスファルトの特徴をよく聞いて確認しておきましょう。
1. コンクリートよりは耐久性が劣る
アスファルトは素材が柔らかいので、ひび割れしたり穴が開いてしまうことがあります。ひび割れや穴が開いてしまうとメンテナンスが必要になりますので、費用がかかります。
2. 夏は表面温度が上昇する
アスファルトは熱をためやすい性質があるので、夏など高温になる季節は表面温度が高温になります。また、高温が続くと柔らかくなるため変形する可能性もありますので、屋根をつけて直射日光が当たらないような工夫が必要です。
3. メンテナンス費用がかかる
熱に弱く柔らかいという特性上、変形したり穴があくなどの不具合が出てしまうと、そのたびにメンテナンスが必要になります。
駐車場をアスファルトに施工する手順
一般的に、駐車場をアスファルトに施工する手順は下記です。
1. 土を約10cm深さに掘削して土地をならし、砕石を敷き詰める
2. 砕石を転圧して整地する
3. アスファルト材を約5cmの厚みに敷いていく
4. アスファルトを転圧して表面を固めて完成
上記以外にも駐車場に車止めやフェンスなどの設置が必要であれば、同時に施工していきます。アスファルト施工する際には独特のタール臭がするため、施工前に近隣住宅などに工事期間などを伝えておくとご近所トラブルを防止することができます。
DIYで駐車場をアスファルト舗装できる?
簡易アスファルトや補修材を使用すれば自分でアスファルトを舗装することができます。しかし本格的なアスファルト舗装を行いたい場合は業者へ依頼することをおすすめします。
なぜなら、アスファルト舗装は、コツをつかまなければ失敗してしまう可能性が高いためです。また、外構工事は天気や気温などの外部環境にも影響されるため、工期が長引いたりすることも珍しくありません。そのため、できれば業者に依頼してください。
駐車場をアスファルトにする際の注意点
1. 地盤が弱いと追加費用がかかる
畑や田んぼなどの地盤が弱い場所を駐車場にする場合は、地盤改良が必要になり、追加で費用がかかる可能性があります。地盤改良は、安全のためには必要な作業で、作業方法としてはセメントを使用して十分に締め固めて地盤の強度を高めます。
2. メンテナンス頻度が上がる
アスファルトは初期費用は安く抑えることができますが、コンクリートよりは耐久性が劣るためメンテナンス費用を予算として考えておかなければいけません。アスファルトの耐用年数は約10年ですが、使用頻度や環境によってもっと短くなることもあり、定期的にアスファルトの状態を確認してまめにメンテナンスをして耐久性をアップさせておきましょう。
駐車場をアスファルトにするか迷ったら?
アスファルトは施工費用が安く抑えられますがデメリットもあるので、住宅の場合はコンクリートのほうが人気が高いです。10年以内に免許返納の予定があったり、建て替えリフォームの予定がある場合には、アスファルトで初期費用を抑えておくのもひとつの方法です。
駐車場の施工を請け負っている業者さんに現状の使い方や将来的な予定なども相談してみて、最適な材質の駐車場を作りましょう。
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ここからは、ご参考までに家仲間コムの登録業者による駐車場リフォーム事例を紹介します。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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