ガレージハウスは狭小住宅におすすめ|メリット・デメリットと費用目安

ガレージハウスは狭小住宅におすすめ|メリット・デメリットと費用目安

ガレージハウスは住宅の一階部分にガレージを設けて、住宅とガレージが一体型になった住宅のことを言います。ガレージの確保が難しい都会の狭小住宅に人気が高い設計です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・ガレージハウスのメリットは、「敷地内スペースを有効活用できる」「住宅内に駐車できるので防犯性が高い」「風雨で車が汚れない」「荷物の出し入れがしやすい」など
・ガレージハウスのデメリットは、「狭小住宅の場合、居住スペースが狭くなる」「耐震強度を高めるために建築費用がかかる」「購入する車の大きさが決まってしまう」など
・ガレージハウスにかかる費用目安は、一坪あたり約60万円~が相場

1. 敷地内スペースを有効活用できる

ガレージハウスは住宅の一階部分に設けますので、別でガレージを設けなくても良いメリットがあります。地価が高い都心部や敷地の少ない住宅密集地など、狭小住宅ではガレージまで余分に設置できる敷地を確保するのは金銭的にも大変です。

住宅の一階部分にガレージもレイアウトするため狭小な敷地でもガレージを造ることができ、敷地スペースを有効活用することができます。

2. 住宅内に駐車できるので防犯性が高い

ガレージシャッター|文化シャッターテクノ

出典:ガレージシャッター|文化シャッター

住宅一階部分にガレージを造るので、敷地内や別でガレージを契約するより防犯性は高いと言えます。ガレージハウスの場合、出入口以外は壁なので、侵入口が一ヶ所しかありません。防犯シャッターや防犯カメラ・人感センサーなども併用することで、さらに防犯性が高まるでしょう。

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3. 風雨で車が汚れない

ガレージハウスは基本的に住宅の一階がガレージなので、2階部分が屋根代わりになり風雨で汚れにくい仕様です。また周囲も壁なので、オープンガレージよりは風雨から大切な愛車を守ることができますね。

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4. 荷物の出し入れがしやすい

週に一度のまとめ買いなど、たくさんの重い荷物を自宅に運び入れるのは大変です。ガレージの奥に室内への出入口を設置しておけば、荷物の出し入れがしやすい点もメリット!パントリーなどとつながる通路を造っておけば、整理もしやすくて便利です。

関連記事:【パントリーのメリット・デメリット】理想の間取りと費用相場を紹介

5. 固定資産税が軽減される場合がある

持ち家の場合は必ず固定資産税を支払う義務がありますが、ガレージハウスの場合、面積によっては固定資産税の緩和措置が受けられる場合があります。ガレージハウスでも敷地面積が広くなると固定資産税も高くなるのですが、建物の延べ床面積のうち、ガレージ部分の床面積が1/5までであれば容積率から除外して計算されます。

もしガレージハウスをご検討であれば、固定資産税の緩和が受けられる可能性のある狭小住宅だと、お得にガレージハウスが設置できることがありますよ。

ガレージハウスのデメリット

ガレージハウスのデメリット

ガレージハウスのデメリットには上記の3点が考えられます。生活に直結する項目ばかりですので、よく設計士さんなどと相談してガレージハウスを検討しましょう。

1. 狭小住宅の場合、居住スペースが狭くなる

敷地が狭いガレージハウスの場合、一階はガレージで居住空間は2階または3階になりますよね。必然的に2階から3階への移動が増えますので、階段の上り下りなどもよく考えて生活動線を決めておかなければいけません。

バリアフリー住宅にしたい場合は狭小住宅でのガレージハウスは不向きですので、環境を選ぶかホームエレベーターの設置もご検討しておくほうが安心です。

関連記事:ホームエレベーターの設置費用から電気代などのランニングコストまで徹底解説!

2. 耐震強度を高めるために建築費用がかかる

一階部分がガレージで空洞になりますので、柱や壁には強度の高いコンクリートや鉄筋を使うことになります。そのため一般住宅より建築費用がかかることも考えられますので、耐震性と予算のバランスを業者さんにしっかり見積もりを出してもらいましょう。

3. 購入する車の大きさが決まってしまう

一階部分に決まったサイズでガレージを造りますので、あとから車種を大きくしたり台数を増やすのは難しいです。まだ車を購入される前にガレージハウスの建築をご検討の場合は、車のサイズもよく考えておきましょう。自転車を設置する場合には、自転車置き場のスペースを確保しておくことも大切です。

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ガレージハウスにかかる費用目安

ガレージハウスにかかる費用目安は、一坪あたり約60万円~が相場です。都心部に建てるのか郊外に建てるのかによっても大きく変わりますので、まずは業者さんに複数見積もりをしてもらって比較検討しましょう。

見積りをもらう業者さんは、ガレージハウスの施工事例が豊富な業者さんに依頼したほうが安心です。

ガレージハウスを造る際の注意点

ガレージハウスを造る際の注意点は、下記の2点です。

1. 排ガス設備を設置しておく

ガレージを住宅の一部として設置するので、排気ガス対策をしておくことが大切です。排気ガスの匂いが居住空間に入り込むと生活に悪影響を及ぼしますので、排気ガスは外にきちんと排出できるよう排ガス設備を備えておきましょう。

2. 照明を取り付けておく

車が入ってしまうと思っている以上に暗くなりますので、照明は多めに設置しておくことが安心です。防犯対策としての照明であれば人感センサータイプがおすすめ。

関連記事:エクステリア照明のバリエーションや電圧の違いを解説!

ガレージハウスを狭小住宅にお得に造るには?

ガレージハウスを狭小住宅にお得に造るには、一括見積りが便利です。狭小住宅の場合、生活動線をよく考えておかないと使い勝手の悪い間取りになってしまいます。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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