散水栓から立水栓へリフォーム|メリット・デメリットや工事費用を公開

散水栓から立水栓へリフォーム|メリット・デメリットや工事費用を公開

外用水栓を設置したいけど、散水栓と立水栓のどちらがいいんだろうと迷っていませんか?また、元々設置されている散水栓を立水栓へリフォームしたいとご検討中の方にもご参考になる、散水栓と立水栓の違いやメリット・デメリット、それぞれの費用目安について解説します。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・外用水栓の用途は、主に「植栽への水やり」「掃除や洗車用」「庭でのBBQなどアウトドア用」「お子様の水遊び用」「ペットの足洗い用」など
・散水栓のメリットは、目立たず場所をとらない点で、立水栓のメリットは、立ったまま水栓を使用できる点
・散水栓と立水栓のどちらが最適かを選ぶには、外用水栓の用途を明確にすることがポイント

外用水栓とは?

外用水栓の用途

まず外用水栓についてご説明します。外用水栓は庭のあるご家庭にはほぼ設置される水栓のことで、主に画像の用途に利用します。庭に水が使える設備があるととても便利ですので、外用水栓はもはや必須の住宅設備と言えます。

散水栓と立水栓の違いは?

外用水栓には一般的に「散水栓」と「立水栓」の2種類があります。外用水栓を設置する際に悩むのが「散水栓」と「立水栓」のどちらが最適なのかということです。「散水栓」と「立水栓」の違い、メリットやデメリットについて、それぞれの施工にかかる費用目安を解説します。

1. 散水栓

散水栓散水栓(※画像はイメージです)

散水栓は、地面に散水栓用のボックスを設置し、使う時にだけ蓋を開けてホースをつないで使用します。

1-1. 散水栓のメリット

散水栓のメリットは、目立たず場所をとらない点です。庭に余裕のあるスぺースがない場合や、水栓を頻繁に利用しない方に向いています。

1-2. 散水栓のデメリット

散水栓のデメリットは、使うたびに蓋を開けてホースをつながなければけない点です。ちょっと手を洗いたい時でもしゃがんでホースをつなぐ必要があるので、すぐに使いたいときには不便だと感じるかもしれません。

蓋の開け閉めが面倒だからといって蓋を開けっ放しにしてしまうと、雨水やゴミが溜まってしまうのでおすすめしません。カバーをつけるなどの工夫が必要です。

1-3. 散水栓設置の費用目安

散水栓設置の費用目安は2万円~7万円です。配管を延長する必要があれば費用があがります。

監修者コメント
監修者画像

排水は大切

散水栓があれば外でも水が使えて便利ですが、排水口がないので水は流しっぱなしになってしまいますね。 水が地面にしみこむと、水はけの具合によってはジメジメとした環境を生み出してしまいます。そうすると、木材の天敵であるシロアリなどの害虫も呼び寄せてしまうのです。 建物は乾燥した状態を保つのが、長持ちさせるコツです。建物の近くで水を使いたい場合は、散水栓よりも、排水口をきちんと備えた立ち水栓にした方が安心ですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

2. 立水栓

立水栓立水栓(※画像はイメージです)

立水栓は、柱で立ち上がるタイプの水栓のことを言います。

2-1. 立水栓のメリット

立水栓のメリットは、立ったまま水栓を使用できる点です。ジョウロへ水も溜めやすく、庭でBBQをした場合でも洗い物もしやすく便利です。立水栓は色やデザインのバリエーションが豊富なので、住宅のインテリアに合わせてコーディネートすることもできます。

2-2. 立水栓のデメリット

立水栓のデメリットは、立水栓を設置するためにある程度のスペースが必要な点です。また寒冷地域では冬場に立水栓の凍結の恐れがあります。立水栓の凍結防止については下記リンクがご参考になります。

参照:水道管の凍結防止|セキスイハイム

散水栓と比較すると設置費用が高くなる点もデメリットと言えますが、デザインがおしゃれなのでご自宅の庭がぐっと素敵になりますよ。

2-3. 立水栓設置の費用目安

立水栓設置の費用目安は11万円程度で、散水栓にはない水栓柱や水受けが必要な分費用があがります。また、立水栓の商品はバリエーションが豊富ですのでどんな商品を選ぶかによって費用も異なってきます。

関連記事:立水栓の取り付け工事について|かかる費用や注意点を解説

監修者コメント
監修者画像

排水経路に注意

散水栓と立ち水栓の一番の違いは、排水口があるかないかです。排水口を作るためには、その位置まで下水管を引かなければなりません。下水管を引くためには地面を掘らなければならないため、その経路によっては大きな費用がかかる場合もあります。 また、雨どいをつなぐ雨水と、生活排水をつなぐ雑排水は別経路になっている場合も多く、立ち水栓の排水は雑排水に接続されます。 立ち水栓を新たにつくる場合は、上下水道管が近くを通っている場所に設置するのが、費用を抑えるコツなのです。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

散水栓と立水栓のどちらが最適?

散水栓と立水栓のどちらが最適かを選ぶには、外用水栓の用途を明確にしておいたほうが良いでしょう。ほとんど使用しない方やスペースを取りたくない方は散水栓、頻繁に利用する方やデザインにもこだわりたい方には立水栓がおすすめです。

散水栓を立水栓にリフォームすることも可能

新築時に散水栓が設置されていたけど立水栓にリフォームしたいという場合でも3.5万円~6万円でリフォーム工事が可能です。

井戸水を利用する方法もあります

井戸水井戸水(※画像はイメージです)

外用水栓を設置したい場合、井戸水を利用すると水道料金が無料になりお得です。(※基本料金は別途必要)井戸の設置費用が最初にかかってきますが、ご検討されてみてはいかがでしょうか?

関連記事:井戸設置のメリット・デメリット】維持にかかる費用を解説

散水栓・立水栓の設置業者を一括見積り!

散水栓・立水栓の設置業者を依頼する際は一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。散水栓・立水栓の設置をDIYで行う方もいらっしゃいますが、配管がうまくつなげていないと水漏れが起こる危険性もあります。経験のない方やDIYに不安がある方は業者に頼むほうが安心です。

家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。

散水栓・立水栓設置業者の費用見積もりを無料でしてみる

完全無料で利用できるのでお気軽にご利用ください。

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

散水栓の
業者さんを匿名で探してみる
監修者プロフィール
監修者画像

一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。