ビルトイン浄水器のデメリット|使わなくなった場合の撤去方法や費用目安は?
ビルトイン浄水器は、シンクに埋め込まれている省スペースな浄水器で人気がありますが、ウォーターサーバーや水素水などを別途購入している方は利用していないというご家庭も少なくありません。
今回は、ビルトイン浄水器のデメリットと使わなくなった場合の撤去方法や費用目安を解説します。
ビルトイン浄水器のデメリット
ビルトイン浄水器のデメリットは、下記の2点です。
・後付けの場合、設置工事が必要
・定期的にカートリッジの交換が必要
ビルトイン浄水器にはもちろんメリットも多いので、メリットについては下記をご参照ください。
1. 後付けの場合、設置工事が必要
ビルトイン浄水器は、新築時に設置するシステムキッチンに標準装備されているものも多いですが、後付けリフォームで取り付ける際には設置工事が必要になります。
設置工事費用目安は約1.2万円~1.6万円で、別途ビルトイン浄水器本体やカートリッジが必要になります。
画像提供:ビルトイン浄水器|TOTO
出典:ビルトイン浄水器|TOTO
商品価格:27,900円~
・ビルトイン浄水器本体代目安:約2.8万円~
・カートリッジ目安:約2.1万円~(交換頻度により異なる)
初期費用でトータル約6万円以上はかかることになります。
2. 定期的にカートリッジの交換が必要
ビルトイン浄水器は、シンク下にカートリッジを設置して浄水を作り出す仕組みです。
浄水器専用水栓なのか、カートリッジ内蔵浄水器一体型水栓なのかによってろ過能力の寿命が異なります。
出典:交換用浄水カートリッジ |LIXIL
商品価格:15,610円
・浄水器専用の水栓の場合:約1年に一回交換
・カートリッジ内蔵水栓の場合:約4か月に一回交換
筆者宅の場合、ビルトイン浄水器は浄水器専用水栓でカートリッジ交換は一年に一度です。
カートリッジの費用は約1.3万円ほどかかりますが、交換とメンテナンスがセットになっていて業者さんが作業してくれます。
ビルトイン浄水器を使わなくなったら?
こだわりのお水を取り寄せていたり、ウォーターサーバーを契約しているご家庭では、ビルトイン浄水器を使わなくなったという方もいらっしゃいます。
知人は「水道水が飲めるのでビルトイン浄水器が不要になった」と言っていました。
地域によっては水道水が美味しく飲めるところもありますね。
また、カートリッジの交換が面倒になって使わなくなるケースも案外多いです。
ではビルトイン浄水器を使わなくなった場合、どういう手段があるでしょうか?
ビルトイン浄水器は数日間使わないと雑菌が繁殖することもあり、使わないまま放置しておくのは衛生面が心配です。
雑菌の繁殖などを考えると、ビルトイン浄水器を使わない場合は基本的に撤去がおすすめです。
ビルトイン浄水器の撤去には下記の2パターンがあります。
・ビルトイン浄水器を撤去して穴をふさぐ
・シンク全体を交換する際に撤去
順番に詳しく見ていきましょう。
1. ビルトイン浄水器を撤去して穴をふさぐ
最も工事が簡単で費用が安く収まるのが、ビルトイン浄水器を撤去して専用部材で穴をふさぐことです。
ビルトイン浄水器はシンクに開けた穴に水栓を通しているだけですので、撤去は取り外すだけです。
あとはカートリッジとビルトイン浄水器・配管関係を取り外し、水漏れしないかどうかを確認します。
シンクに開いているビルトイン浄水器用の穴は専用部材があり綺麗にふさぐことが可能です。
撤去後に穴をふさぐ方法は、将来的にまたビルトイン浄水器を設置したい場合に再度取り付けできるのもメリットです。
・撤去費用目安:約1.5万円~2万円
水道の配管を触りますので、必ず水道工事の有資格者に施工を依頼してください。
DIYなど無資格者による撤去工事は、水漏れリスクもありますのでおすすめしません。
2. シンク全体を交換する際に撤去
システムキッチンのリフォームと同時にビルトイン浄水器を撤去する方法もあります。
ビルトイン浄水器を使わないので浄水器用のシンク穴が不要ですし、水栓も浄水器一体型にする必要もありませんので、シンク周りがスッキリとしてお掃除がしやすくなります。
最近のシステムキッチンのシンクはつなぎ目をなくしたシームレスデザインが人気です。
つなぎ目部分にカビが生えることもなく、お手入れがとっても楽になります。
LIXILさんのシステムキッチン「シエラ」シリーズは、シンクにも人造大理石を使用し、見た目の美しさとシームレスなデザインが特徴です。
排水口も奥に隠しているため、生活感が出ない点も人気の秘密!
ビルトイン浄水器の撤去も同時に行い、お手入れのしやすいキッチンシンクにリフォームするのもおすすめです。
2-2. タッチレス水栓に交換
キッチンのシンクを交換する際は水栓も古くなっているため同時に新しくされる方が多いですが、蛇口に触れることなく吐水・止水ができるタッチレス水栓が便利です。
画像提供:タッチレスハンドシャワー水栓|タカラスタンダード
出典:タッチレスハンドシャワー水栓|タカラスタンダード
商品価格:7.9万円~
センサーに手をかざすことで自動的に水を出したり止めたりすることができるので、汚れた手で水栓を触らなくて良いのがメリットです。
ビルトイン浄水器のデメリットまとめ
ビルトイン浄水器はシンクに埋め込まれてスッキリした見た目で、手軽に浄水が使える点が便利なのですが、カートリッジ費用が高いため交換をしないまま使わなくなってしまうデメリットも。
ビルトイン浄水器を使わないまま放置していると雑菌の繁殖につながり不衛生です。
近年では多くの水のバリエーションが増えてビルトイン浄水器を使わないご家庭もあります。
こだわりの水を取り寄せたり、ウォーターサーバーを使うという方は、ビルトイン浄水器は撤去してキッチンシンク周りをすっきりさせるのもお手入れが楽になり、清潔なキッチンをキープできますよ!
ビルトイン浄水器の撤去をしたい場合は?
ビルトイン浄水器の撤去をしたい場合は、一括見積りで費用を比較してみましょう。
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