マイクロバブルシャワーヘッド「ベスティ」の魅力|使用感をリポート

マイクロバブルシャワーヘッド「ベスティ」の魅力|使用感をリポート

話題のマイクロバブルを発生させる画期的なシャワーヘッド「ベスティ」が手に入ったので取り付けてみました。さてさて、実際どのような効果があるのでしょうか?この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・マイクロバブルとは、泡が発生したときの大きさが、0.05mm以下の極めて小さい泡のこと
・ベスティの東急ハンズで購入したときの値段は14,700円で、普通のシャワーヘッドが2,000円〜3,000円のため、少々高めの価格設定となっている
・ベスティ箱の中身は、Q&Aシート、ベスティ本体、取扱説明書、取付アタッチメント、塩素除去カートリッジの5つ

マイクロバブルって何?

マイクロバブルというのは、泡が発生したときの大きさが、0.05mm以下の極めて小さい泡のことです。 普通の泡であれば、そのまま上昇して水面まで上って消えてしまいますが、マイクロバブルほど小さくなると数十秒ほどでさらに泡が小さくなって、なんと水中で消えてしまいます(自己加圧効果)。

それほど小さなマイクロバブルは普通の泡と違った性質を持っており、小さなゴミを吸着して水面に浮上させるという性質があるのです。 これを利用して、水産物の洗浄や水質浄化に応用されているのだそう。

「洗浄」「水質浄化」に使われているとなれば、当然「シャワーヘッドに使えればいいんじゃない?」と考えるのは人間の思考として当然の方向性ですね。 そういう意味ではベスティは出るべくして出た製品ということが言えると思います。

ベスティの価格

スタッフが東急ハンズで購入したときの値段は14,700円。お世辞にも「安い!」と言える価格ではありませんね。笑 普通のシャワーヘッドが2,000円〜3,000円するなかでこれを購入するのはかなり勇気が要ります。

ベスティの箱上部に燦然と輝く「MADE IN JAPAN」の文字。最近の製品ではあまり見られなくなって久しいですが 「日本製」ということと「筑波大学が開発したぞ」というアピールがかなり強調されています。 ベスティのような高価格帯の製品にはこのような信頼性のアピールはかなり重要です。

箱の中身は?

箱の中身は。Q&Aシート、ベスティ本体、取扱説明書、取付アタッチメント、塩素除去カートリッジです。Q&Aシートはあとで内容を下に掲載します。

ベスティの組み立て

まず、ベスティ本体に塩素除去カートリッジを装填して組み立てを行います。ごく簡単な作業ですね。

背面には、穴がついています。この穴がマイクロバブルを発生させるための空気を取り込む穴です。ですので、浴槽にベスティをおもむろに突っ込んで「マイクロバブル風呂じゃ〜」とやってもうまくいきません。この部分は常に空気中に出しておく必要があるんですね。いろいろ工夫してみましょう。

塩素除去カートリッジの取り付け

ベスティには専用の塩素除去カートリッジが入っていますので、これをベスティの中に組み込みます。 このカートリッジは大きく2層に分かれていて、白い粉の部分が「亜硫酸カルシウム」、丸い玉の部分が「サンゴセラミック」の層になっています。

亜硫酸カルシウムのほうは粒が細かいので不織布が張ってあります。ベスティの上部をひねって開けます。ジェット機のエンジンみたいな羽根が見えますね。この中で水が回転してマイクロバブルが発生します。 分解したいけど、高いのでできません。

ベスティの筒のほうに先ほどの塩素除去カートリッジを差し込みます。ちゃんと奧までサクッと差し込んでくださいね。差し込んだらベスティの上部を元に戻しましょう。

シャワーへの取り付け

今回はTOTO製のシャワーに取り付けたいと思います。まずは、ホースから既存のシャワーヘッドを外します。これがなかなか外れない!女性はなるべく男性に手伝ってもらってはずしてください。ゴム手袋をはめてひねると外しやすくなるそうです。

シャワーの規格が異なっている場合

異なるシャワーの規格にも合うようにアタッチメントが付属しています。アタッチメントは3種類。アタッチメントAがKVK製、アタッチメントBがMYM(太ホース)、アタッチメントCがガスター(東京ガス)とINAX(バランス釜)用です。

これらに一致しない場合、たとえばリンナイ、ノーリツ、ミズタニ・大阪ガスの一部製品の場合は三栄水栓製の別売りアタッチメント(品番:PT250-9)を購入して取付けてください。最寄りのホームセンターなどで取り扱っているそうです。

監修者コメント
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シャワーヘッドの交換で省エネリフォーム

最近は水道代も値上げが続いていますね。もしシャワーヘッドを交換するだけで省エネが叶うなら、ぜひとも検討したいところです。最近のシャワーヘッドは水のたっぷり感や勢いはそのままに、空気を混ぜるなどして使用する水量を減らしているものや、水に混じった小さい泡が洗浄力を高めたものなど、性能を大きく進化させた商品も多くあります。ぜひ最新のシャワーヘッドを、じっくり比較検討してみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

使ってみた感想など

重量感

まず、意外と軽いなーといった印象です。重量は180gなので、普段のシャワーヘッドと比べてもそんなに違和感は感じないです。

音の大きさ

使ってて気になるのはやはり音。手に持って使っている分にはまったく感じませんが、微妙な振動音(空気を取込んでいる音なんだそう)がシャワーヘッドを立てかけると、「ウーン…」とうなっているような感じで聞こえます。蛇口をひねればひねるほど高くなっていく感じです。なんとか押さえる方法はないかとTIPSを試行錯誤中です。

脱塩素力

脱塩素の威力はというと、皮膚が敏感なスタッフにはかなり効果がありました。そのままで使っていた時の肌のピリピリ感が軽減されています。

マイクロバブルの威力

肝心のマイクロバブルの威力のほうですが、体験していると「お、これがもしかしてマイクロバブルの効果?」と思われるような汚れの落ち方は感じるのですが、客観的に証明できるような説明が難しいところがあるので、この辺りについてはまた後ほど更新で書いていきたいと思います。

マイクロバブルは目に見えないとか書かれてあったんですが、洗面器に突っ込んでみたらちゃんと白濁してましたよ。

監修者コメント
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泡の力を生活に取り入れてみよう

マイクロバブルやナノバブルといった言葉を最近よく耳にするようになりましたが、これは水の中に微細な泡を混ぜる技術のことです。泡の力で洗浄力を高めたり、浴槽のお湯に混ぜれば体が芯からあたたまり、湯冷めしにくくなるという効果もあるようです。新しい技術が暮らしに身近になっていくのは、喜ばしいことですね。お風呂のリフォームの際にはぜひ、「泡の力」を謳った商品にも目を向けてみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

Q&A

ベスティに付属していたQ&Aシートがあったので、簡単に転載しておきましょう。参考にしてみてくださいね。

Q:バスルームで使用しているシャワーに取付け可能ですか?
A:国内メーカーのほとんどのタイプで取付けることができます。取付けできなかった場合は、付属のアタッチメントをご使用ください。

Q:海外メーカーのシャワーヘッドとホースの一体型を使用しているのですが取付けできますか?
A:海外メーカーのシャワー、シャワーヘッドとホースの一体型シャワーなどは、取付けできません。シャワーを設置した業者へお問合せください。

Q:水圧が弱くなった感じがするのですが故障ではありませんか?
A:「マイクロバブル ベスティ」は、空気孔から空気を取込むことでマイクロバブルを発生させます。空気と水を一緒に通水しますので現在のお使いのシャワーヘッドよりも節水効果があります(約15%〜20%程度)。マイクロバブルはやわらかい泡ですので、その分弱く感じられます。

Q:汚れを落とす洗浄効果はどうなのですか?
A:シャワーの噴射力で汚れを落とすだけではなく、毛穴よりも微細な泡が、毛穴に入り込んで汚れを付着させて取り去り、洗い流します。

Q:「マイクロバブル ベスティ」でバスタブにお湯をためてよいですか?
A:「マイクロバブル ベスティ」は、空気孔から空気を取り入れてマイクロバブルを発生させるシャワーです。シャワーのみでご使用ください。

Q:空気孔にあるネジは何ですか?
A:マイクロバブルを発生させるため、取込む空気の量を調節しているものです。

Q:空気孔に汚れが付着した場合は、洗浄しても大丈夫ですか?
A:空気孔に汚れが付着した場合は、空気孔のネジ部を洗浄してください。洗浄後は、軽くネジを回し締めていただき、止まったところがベストポジションになります。強く締めると破損の原因になります。

Q:音がするのですが故障ですか?
A:空気孔から空気を取入れる際に発生する音です。故障ではありません。

Q:白濁はしますか?
A:マイクロバブルは、白濁しません。ご家庭の水道水の水圧でマイクロバブルを発生させます。※業務用のマイクロバブル発生装置では、高圧ポンプなどを用いております。

<マイクロバブルの確認方法>

1.洗面器を用意し、半分ほど水(又はお湯)を入れておく。

2.1の洗面器に「マイクロバブル ベスティ」のヘッド部分を入れ、水をためる。
※空気孔の部分は水に浸けないようにしてください。

3.洗面器が水(又はお湯)でいっぱいになったら(少し溢れさせてください)、透明のコップで洗面器の中の水(又はお湯)をすくう。

4.3のコップを、目の高さまで持ち上げて、蛍光灯の下などの明るい場所で、光にかざして見る。
※背景に暗色のものをおくと確認しやすくなります。
※コップの水中にただよっている、塵のような微細な泡粒がマイクロバブルです。
※強い光をあてることで、マイクロバブルが確認できます。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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