郵便ポストの設置にかかる費用を徹底公開|設置時の注意点も解説
郵便ポストを設置する際にかかる費用は郵便ポストの種類によって変わります。今回お伝えしている郵便ポストの設置工事費用は、メーカー希望の郵便ポスト本体価格で計算していますので、実際にはもっと安く施工できることが多いです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・郵便ポストの修理・交換のタイミングは、「郵便ポストのフタや扉が閉まりにくい」「郵便ポストの鍵がかからない」「郵便ポスト本体に傷や凹みがある」など
・郵便ポストの種類は、主に「埋め込み型」「ポール付型」「壁掛け型」「宅配ボックス一体型」の4種類
・郵便ポストの設置にかかる費用は、およそ1〜10万円
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郵便ポストの修理・交換のタイミング
ご自宅の郵便ポストに下記のような不具合が出ていたら、郵便ポストの修理・交換のタイミングです。 ・郵便ポストのフタや扉ががたつく
・郵便ポストのフタや扉が閉まりにくい
・郵便ポストの鍵がかからない
・郵便ポスト本体に傷や凹みがある
・元々、郵便ポストに鍵がついていない
該当する不具合はいくつありましたか?
郵便ポストは個人情報が記載された郵便物を投函するものです。郵便ポストに不具合があるまま放置していると隙がある印象を与えてしまい、強盗に入られやすくなったり郵便物を盗まれてしまう危険性があります。また、日々郵便物の出し入れがあり、郵便物を雨風から守る役割もあるので重要なエクステリア設備でもあります。不具合がある場合は、早めの修理・交換をおすすめします。
郵便ポストの種類と設置費用
郵便ポストの種類は、主に「埋め込み型」「ポール付型」「壁掛け型」「宅配ボックス一体型」の4種類です。以下では、それぞれの種類の特徴と設置費用について解説します。
埋め込み型
「埋め込み型」とは、自宅の玄関横の壁やブロック塀、門柱などに直接埋め込むタイプのポストです。壁や門柱にポスト本体を埋め込むので、玄関まわりがすっきりとした印象になります。さらに、郵便物を前から入れて後ろから取り出すタイプは、外部から取り出される心配がなく防犯面でも安心です。
埋め込み型ポストの本体価格は比較的安価であるものの、ポストを埋め込むための壁や門柱が必要になるため、埋め込み工事費用がかかります。埋め込み型郵便ポストを設置する場合の費用目安は下記の通りです。
・埋め込み型郵便ポスト本体代:2.6万円~(三協アルミ商品の場合)
・設置工事費用目安:0.8万円~
ポール付型
「ポール付型」とは、お好きな場所にポールを立てて設置するタイプのポストです。おしゃれなデザインのものや、狭小スペースでも設置できるスリムでシンプルなタイプのものなど、豊富なデザインが存在します。
ポール付型は、穴を開けられる場所であればお好きな位置へ設置することができますが、地面に穴を開け倒れないよう固定する工事が必要になります。 ポール付型郵便ポストを設置する場合の費用目安は下記の通りです。
・ポール付型郵便ポスト本体代:3.3万円~(三協アルミ商品の場合)
・設置工事費用目安:2万円~
壁掛け型
「壁掛け型」とは、門柱や外壁などの壁に取り付けるタイプの郵便ポストです。独立タイプよりスペースを取らないため、設置できるスペースが限られている人におすすめです。 また、壁掛け型は本体代が安価なうえ、壁に穴を開けるだけで設置できるので施工が簡単です。
壁掛け型郵便ポストを設置する場合の費用目安は下記の通りです。
・壁掛け型郵便ポスト本体代:0.8万円~(三協アルミ商品の場合)
・設置工事費用目安:2万円~
宅配ボックス一体型
「宅配ボックス一体型」とは、郵便ポストと宅配ボックスが一体になったタイプです。外壁や門柱に埋め込んだり地面にポールを立てて独立させることができます。 宅配ボックス一体型の本体価格はやや高めですが、留守中でも荷物を受け取ることができるので共働き家庭にはとても便利です。
壁掛け型郵便ポストを設置する場合の費用目安は下記の通りです。
・壁掛け型郵便ポスト本体代:10.9万円~(Panasonic商品の場合)
・設置工事費用目安:2万円~
郵便ポストの設置にかかる費用の内訳
郵便ポストの設置は、どの種類の郵便ポストを設置するかによって価格や設置工事の内容が大きく異なります。
以下では、郵便ポストの設置にかかる費用の内訳を詳しく説明します。
既存ポスト解体撤去
郵便ポストを新たに取り付けるのではなく、新しいものに交換する場合は、既存ポストを解体する必要があります。既存ポストの解体撤去にかかる費用は、およそ1万円ほどです。
埋め込み工事
前述した通り、埋め込み型のポストを取り付ける際は、壁やブロック塀、門柱などポストを埋め込みたい場所に、穴を開ける工事が必要です。埋め込み工事にかかる費用は、0.8万円が相場です。
外壁の穴あけ工事
埋め込み型ポストのなかでも、外壁に穴を開ける場合は、工事の難易度が高くなります。外壁の穴あけ工事にかかる費用は、約5万円です。
塀への穴あけ工事
外壁に続いて、工事の難易度が高いのが塀の穴あけです。塀への穴あけ工事にかかる費用は、およそ2万円です。
門柱の基礎補強工事
経年劣化などの影響ににより、門柱の耐久性に問題が見つかった場合は、ポストを取り付ける前に門柱の基礎補強工事を行います。門柱の基礎補強工事にかかる費用は、およそ1万円です。
独立設置式ポストの場合のポール取付け工事
独立型のポストを取り付ける場合は、ボールを地面に埋め込むためのポール取付け工事ポール取付け工事にかかる費用は、0.5万円です。
郵便ポストを設置する際に、押さえておきたい注意点
郵便ポストを設置する際は、以下の3つのポイントを押さえておくことが重要です。
取り付け後に後悔しないためにも、ここで郵便ポストを設置する際に、押さえておきたい注意点について理解を深めておきましょう。
設置場所を決める
郵便ポストは、種類によって設置できる場所が決まっています。そのため、郵便ポストを選ぶ際は、はじめに設置する場所を決めることが大切です。 郵便ポストを設置する場所としては、玄関ポーチの近くや家の壁、道路沿いなどが挙げられます。
ポストを壁に取り付けたい場合は、埋め込み式か壁掛け式がおすすめですし、反対に壁への取り付けが難しい場合は、独立ポール式が適しています。設置場所に適したポストがどのタイプなのかを、考えてみましょう。
セキュリティ面を重視する
ポストには、日々さまざまな郵便物が届きます。チラシや地域新聞といった、日常的に届くものもあれば、仕事や生活に関わる重要な書類が投函されることもあるでしょう。大切な郵便物が盗まれないようにするためには、ポストのセキュリティを重視することが欠かせません。
ポストの施錠方法には、「鍵タイプ」や「ダイヤルタイプ」などがあります。鍵タイプは、鍵がないとポストを開けることができないので、防犯対策に有効です。ただし、紛失してしまうおそれもあるため、心配な場合はダイヤル式を選ぶと良いでしょう。
ライフスタイルに応じてサイズを決める
一口にポストといっても、その大きさは多岐に渡ります。ポストの容量を選ぶときは、「普段どのような郵便物が届くことが多いのか」を考えながら選ぶことが大切です。
例えば、共働き世帯などで、家を留守にしている時間が長い場合は、大型のものを選ぶ必要がありますし、在宅ワークや一人暮らしでそもそも郵便物があまり届かないという場合は、比較的小さいものをデザイン優先で選んでも良いかもしれません。
また、オンラインショッピングなどを良く利用する家庭の場合は、ポストとは別に宅配ボックスを取り付けることもおすすめです。宅配ボックスがあれば、不在時でも宅配便などの荷物を受け取ることが可能になります。
さらに、配達業者に依頼すれば、在宅時であっても宅配ボックスに配達してもらえるため、「配達員を装った不審者との接触を避けられる」「配達の際に顔を見られる心配がなくなり、プライバシー保護につながる」といった防犯上のメリットもあります。
デザイン性にもこだわる
デザインが魅力的であることも、ポストを選ぶうえで忘れてはならないポイントです。ただし、ここで重要なのは「ポストのデザインが住宅全体のデザインとマッチしているか」ということです。どれだけポスト本体がおしゃれであっても、それが家の外観に適していない場合には、チグハグな印象になってしまいます。完成イメージを想像しながら、外構との調和が取れているポストを選びましょう。
家仲間コムの登録業者による郵便ポストの設置工事事例
ここからは、家仲間コムの登録業者による過去の郵便ポストの設置工事事例について紹介します。ぜひ、ご自宅に郵便ポストを設置する際の参考にしてくださいね。
ポスト取付工事
施工前
施工後
「新しいポストを購入したため、既存のポスト撤去して、新しいポストを取り付けてほしい。」とのご依頼でした。施工は1日で完了し、仕上がりにも大変満足いただいた事例です。
場所:東京都 杉並区
施工箇所:ポスト
施工期間:1日
関連記事:ポスト取付工事
ポスト交換工事
施工前
施工後
「既存ポストを撤去して、新規ポストを取り付けたい」とのご要望でした。既存のポストは容量が小さめで、物が入りにくいとのことでしたので、大容量のタイプを提案・取り付けしました。使い勝手が良くなったと、お喜びいただきました。
場所:神奈川県 横浜市青葉区
施工箇所:ポスト
施工期間:1時間半
関連記事:ポスト交換工事
インターホン付きポスト交換取り付け工事
施工前
施工後
「インターホン付きのポストが壊れてしまったので、交換したい。」とのご依頼でした。基礎工事などは必要なかったため、郵便ポスト本体の交換のみ行いました。デザインは、外構に馴染むように、マットブラック調のものを採用しました。
場所:千葉県 習志野市
建物のタイプ:木造2階建
築年数:20年以上
施工箇所:インターホン付きポスト
施工期間:1日
関連記事:インターホン付きポスト交換取り付け工事
郵便ポストの設置にかかる費用まとめ
今回は、郵便ポストの設置にかかる費用についてお伝えしました。郵便ポストは種類によって、設置工事費用が異なります。また、取り付け箇所の補強工事や外壁への穴あけ作業が必要になるものは、設置工事費用が高くなる傾向にあります。郵便ポストを取り付ける際は、デザインや郵便ポストに求める機能などを考慮したうえで、自宅に最適なものを選びましょう。
郵便ポストの設置工事費用をお得にするには?
郵便ポストの設置工事費用をお得にするには一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。郵便ポストの設置工事費用は、郵便ポスト本体価格によって変わってきますが、業者によって独自のルートがあるので3割~7割もの値引きをしてくれることがあります。
家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいますので、複数の業者に見積もり依頼をして本体価格の割引率や工事費用を比較検討しましょう。匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。
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完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。
利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。