表札に風水を取り入れるには|おすすめの表札と費用を解説

 表札に風水を取り入れるには|おすすめの表札と費用を解説

長い歴史の中でも、風水は政治や人々の生活に密着した環境学として切り離せない文化でもありました。表札を取りつけるなら、風水を取り入れてご家庭の運気が上がるような表札にしてみませんか?この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・表札を作る際は、表札の色、素材、文字、取り付け位置に気を付けることが大切
・風水を取り入れた表札で運気を高める方法は、「縦向きの長方形を採用する」「住宅の色と統一感を出す」「位置を間違えないようにする」「定期的にメンテナンスをする」の4つ
・風水的に避けたほうがよいポイントは、「表札に家族全員分の名前を入れる」「薄い文字で表札に名前を入れる」「低い位置に表札を取り付ける」の3点

風水とは?

風水とは、約4千年も昔から開運を目的として、日常生活に取り入れられてきた中国発祥の環境学です。自然界が元々持っている「気」の力に合わせて環境を整えていくことで運を開いていきます。

お隣の韓国にも風水の文化がありますし、日本では平安京などの都づくりにも風水が取り入れられています。国によって、また国内でも地域によって少しずつ独自の風水に変化しています。

古来より中国王朝では、風水を利用して良い土地を探し出し、そこへ王宮や墓を建てたり、政治や子孫繁栄に至るまで風水が活用されてきました。風水を司る、現代でいう官公庁のような機関も存在していたほど風水は人々と縁が深い学問なのです。

陰陽五行説

風水の基本は「陰陽五行説」に基づいています。「陰陽五行説」とは、自然界に存在するすべてのものは「木・火・土・金・水」の五行に分類され、さらに「陰」と「陽」の性質を持つという考え方です。

五行 属するもの 方角
木(もく) 木製 東、東南
火(か) プラスティック製品や化繊類
明るい場所のガラス
男性
土(ど) 陶器 北東、南西、中央
金(ごん) 金属や鉱物 西、北西
水(すい) 暗い場所に置いたガラス製品
女性

五行には、お互いが生かし合うものと対立し合うものがあり、その関係性を知ることでインテリアにどう取り入れれば良いかが分かり、運気を高めることができます。

五行 お互いに生かし合う
相生(そうじょう)
お互いが対立し合う
相剋(そうこく)
木(もく)
(木がこすれると火が起きる)

(木は土の養分を吸い取る)
火(か)
(火が燃え尽きると灰=土になる)

(火は熱で金を溶かす)
土(ど)
(金は土から生まれる)

(土は水を汚す)
金(ごん)
(金が水に交わると増える)

(金物は木を伐る)
水(すい)
(水は木を育てる)

(水は火を消す)

ちなみに、陰陽五行説は風水だけでなく東洋医学の基本の考え方にもなっています。

風水における表札の意味

表札は玄関の顔とも言うべきもので、表札のない家は「誰も住んでいない」または「主人が不在」という意味になり、誰もいない家には良い気が入ってきません。表札は「この家には人が住んでいますよ」という目印になりますので、ぜひ取り付けましょう。

風水から見たおすすめの表札

1. 表札の色

風水では方角やその方位の色を大切にしますが、「火」の気を持つ表札に適した色は木製の「ナチュラルな色」か「白」が好ましいとされています。

モノトーンインテリアで統一されている方は表札にも黒やグレーを使いたいところですが、風水では黒やグレーは「現状維持」という意味合いが強く発展しない家となり適していません。

2. 表札の素材

2-1. 木製・大理石

表札 ケヤキ材浮かし|カインズホーム
出典:表札 ケヤキ材浮かし|カインズホーム

表札は「火」の気が強いため、相生の関係に当たる「木」がおすすめです。「火」の気をますます強めて発展させてくれます。最も適しているのは「木製」の表札ですが、天然素材である「大理石」の表札も良いとされています。

2-2. プラスチック・ガラス・陶器

プラスチックやガラスは表札と同じ「火」の気を持つため、運気を燃やしてしまいます。陶器製は「土」の気を持ち、「木」の養分を吸い取るため、表札には適していません。また、ガラスや陶器製のものは割れるため「離婚」や「不和」を呼ぶとも言われています。

3. 表札の文字

表札に書く文字は、縦書き・墨書きがおすすめです。墨書きであることで名前が浮き上がるので、運気も上がるとされます。名前を彫った表札を取り付けている家も見かけますが、彫られた名前はお墓を連想させるため縁起が良くありません。

4. 表札の取り付け位置

表札の取り付け位置は、基本的には向かって「右側」が良いとされています。風水では、向かって右側を「陽」、左側を「陰」と考えるため、陽の気の通り道である右側に表札を取り付ける方が運気が入ってくるとされます。

風水を取り入れた表札で運気を高めるポイント

 風水を取り入れた表札で運気を高めるポイント

表札は「家の顔」、人が住んでいることや住んでいる人の名前を知らせる大切なものですね。風水では、気の流れが良くなれば運気が上がると考えられています。しかし、表札が無い家には主人がいないとされ、気が入ってきません。そのため、運気を上げるには表札は必ず取り付けておくべきなのです。

では、風水的に良いとされる表札はどんなものなのでしょうか。ぜひ、おさえておきたいポイントを紹介しましょう。

1. 理想の形は縦向きの長方形

風水的に良いとされる表札の形は、長方形です。この形には、家運をアップさせ、家主の代わりに災厄を請け負うといった意味があります。形だけでなく、表札の素材は天然木がおすすめです。その理由は、元あった森で多くの自然エネルギーを吸収しているため、家の中にも強運を呼び込めるとされるからです。

2. 住宅の色と統一感を出す

家の顔となれば、表札のデザインや色・形、素材などは、自分好みのものを選びたいはず。ですが、風水では、統一感も重要視されています。今、住んでいる家の色、和風の家か洋風の家かなど、全体の統一感が大切です。いくら長方形の天然木の表札が良いと言っても、洋風の家にはあまり似合いません。全体的なバランスを大切にして、運気を安定させてください。

3. 位置を間違えないようにする

表札の取付位置は、外から自宅を見て右側が良いとされます。風水に関わり深い陰陽では、左が陽(家の外から見ると右)、右が陰(家の外から見ると左)となるからです。女性が世帯主ならば、外から見て左に取り付けると良いとされます。

4. 定期的にメンテナンスをする

風水的に良いポイントをおさえた表札を取り付けて、これで安心!とはなりません。時間が経つにつれ、少しずつホコリや汚れなどか溜まってきます。天然木の表札の寿命は約10年です。そのまま放置せずに、定期的にメンテナンスをすることが大切です。

もちろん、破損していたら新しいものに取替えが必要。汚れた表札で、良い運気を逃さないようにしてくださいね。

風水的に避けたほうがよいポイント

 風水的に避けたほうがよいポイント

1. 表札に家族全員分の名前を入れる

表札には、その家に住んでいる全員の氏名が書かれていませんか?郵便物や荷物の配達で便利だから、誰が住んでいるか一目でわかるから、その気持ちはよく分かりますが、風水にはNGです。

表札には、世帯主のフルネームだけを書くようにします。住んでいる全員の氏名を書くと、吉凶混合の運気になってしまうため、運気を下げてしまうからです。今からでも、世帯主のみが書かれた表札に取り替えてみても遅くはありませんよ。

2. 薄い文字で表札に名前を入れる

表札の文字が薄いと、運気を下げると言われています。消えそうな薄い文字だと、あまり良い印象がありません。表札が家の顔ならば、堂々とした墨書きの文字が最良です。

また、表札名は縦書きで、楷書と行書の中間である楷行書が良いとされます。名前を浮かせる浮き彫り文字は特に良く、運気が上がる、勢いが増すと解釈されています。

3. 低い位置に表札を取り付ける

風水では、表札を取り付ける位置にもこだわりがあります。良いとされるのは、目線よりも高めです。表札が汚れにくく、見やすいという理由から、地面より1.8m以上が良いとされます。

玄関の向きによっては、明るさもかなり変わりますよね。表札には「入口はここ」、と良い運気を招く意味合いがあるため、暗いなと思ったら、ライトで照らし明るくする方法もあります。

風水を活かした表札を取り付けるには?

風水は取り入れられればより良い、という観点で無理のない範囲で楽しみながら取り入れましょう。住宅の立地や方角など、風水で良いとされている点に当てはまらない場合もあります。特にマンションでは表札位置やデザインがあらかじめ決められていますので、風水を完全に取り入れるには難しいことがありますよね。

例えば、住宅のデザインに木製の表札では合わないという場合には、無理に木製の表札を取り入れる必要はありません。金属製やガラス製の表札は風水では良いとはされていませんが、自然をイメージさせる草花のデザインを施したり、柔らかなイメージを出すために曲線を描くデザインにするなどの対処法があります。

いくら風水で良いとされるものでも、住んでいる人が気に入らない色やデザインであれば運気が上がるとは言えません。風水を取り入れつつ、住む人が気に入って見るたびに気分が良くなるような表札を取り入れることが最も大切です。

表札は住宅の顔ですので新築の際はもちろん、まだ表札を取り付けていないご家庭は、玄関や外構リフォームの際にぜひ同時に取り付けをご検討してみてくださいね!

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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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