倒木被害がもたらす賠償責任は?修理費用の目安や事前に出来る備えとは?

庭木

世界中で起こっている異常気象のため自然災害による倒木が頻発しています。
大型台風発生時には大きな木でさえ強風で倒れてしまい、家屋が破損することもあります。
今回は、倒木被害がもたらす賠償責任や修理にかかる費用について、事例をご紹介しながら解説します。
事前に備えておくことも大切ですよ!

倒木被害が与える影響は?

少し前に大型台風が発生した際、筆者の自宅周囲にはたくさんの倒木がありました。
大きな木が何本もなぎ倒された光景には、ただただ自然の脅威を感じました。

植栽

もしも、ご自宅の庭に植えている大きな木が倒れてしまったらどうしますか?

その倒木が隣家の塀やフェンスを傷つけてしまったら?
道路に駐車していた車に倒れてしまったら?
隣家や公道の木がご自宅に倒れてしまった場合は?

倒木被害は家屋や住民に多大な影響を及ぼします。

倒木被害で生じる賠償責任

上記の例のように倒木被害が隣家やご自宅に起こった場合、真っ先に気になるのは賠償責任がどこにあるかではないでしょうか。
法律では、倒木被害の賠償責任について次のように定めています。

賠償責任のないケース

自然災害

民法では「台風などの自然災害による倒木被害に賠償責任はない」としています。

倒木被害によって住宅や所有物に何らかの損害があった場合、人間の心情としては誰かに修理費用を請求したくなるものです。

倒木被害は近隣トラブルになることも多く、瑕疵がなかったかどうかを追及される恐れも多くあります。
普段から管理を徹底している証拠となる以下のような物を保管しておくと、万が一の場合に役立ちます。

書類

・竹木の植樹を施工した業者の施工完了報告書などの書類
・定期メンテナンス時の作業完了報告書などの書類
・上記に関する写真等

賠償責任が発生するケース

賠償責任が発生するケースには大きく2パターンがあります。

一つ目は、賠償責任のない「自然災害による倒木被害であるものの、植栽や支持の管理を怠ったことが明確である場合」に賠償責任が発生します。
自然災害を考慮して賠償金額は減額されることが多いです。

2つ目は、「竹木を占有者または所有者が竹木の栽植や支持を怠った等、瑕疵のために生じた倒木被害であったケース」です。

専門家

これらの場合は占有者または所有者に賠償責任が生じますが、個人の間での解決は難しい場合が多いので弁護士などの専門家に依頼するほうが安心です。

竹木とは?

竹木とは「ちくぼく」と読み、樹木だけでなく竹も含んでいることを明確にするために使用される文言です。

なぜ竹が含まれることを明確にする必要があるかというと、あまり知られていませんが「竹害」と呼ばれる成長が早い竹による被害も多いからです。
有名なウイスキー「山崎」を販売しているサントリー社も竹害に取り組んでいます。
参照:竹林問題|サントリー

瑕疵とは?

瑕疵は「かし」と読みますが、簡単に言うと過失や不具合のことを表します。
法的に人の行為や権利・物に何らかの過失や欠陥、欠点があることを言います。

倒木被害を起こさないために出来ること

日本は台風の多い国ですので、万が一に備えて倒木被害を起こさないよう対策をしておきましょう。

1. 庭木の定期メンテナンス

植栽を依頼した業者に定期メンテナンスをしてもらいましょう。
業者によっては無料点検サービスを行っているところもありますので問い合わせてみてください。

植栽のメンテナンス

自治体が行ってくれる場合もありますので、お住まいの地域の自治体に相談してみるのもおすすめです。

庭木メンテナンスの費用目安は下記一覧をご参照ください。

メンテナンス内容費用(低木から高木により変動)
剪定0.3万円~1.6万円
伐採0.5万円~2.5万円
ゴミ処理費1.2万円~8万円

竹木の大きさや本数によっては重機が必要な場合もあり、数万円の追加費用や人件費が別途加算されることもあります。
見積もりの内容と金額を納得いくまで確認しておきましょう。

2. 支柱で固定

台風などの強風時に倒木の危険性がある竹木はあらかじめ支柱で固定しておく方法もあります。
・支柱の費用目安:0.1万円~0.9万円(4m高さの植木まで)

庭木の倒木被害だけでなく、物置への台風対策も大切です。
参照:物置にできる台風対策は?収納品を守るだけでなく近隣住宅への被害も食い止めましょう!

倒木被害が起った場合の修理費用

電卓と設計図

倒木被害によって賠償責任が生じた場合、どのような修理内容があるのか想定してみました。
費用目安と共にご参考になさってください。

修理事例費用目安
カーポートの屋根材の交換7.5万円~9万円
フェンスの修理3万円~3.6万円
玄関ブロック塀・門柱の修復と塗装8万円~12万円
ポスト付き門柱の修理2万円~10万円
駐車場のフェンスとポール修理12.1万円~15万円
ごみ置き場のドアの補修3万円~7.2万円
玄関階段のタイル修理3.8万円~4.6万円
立水柱の交換9.7万円~11.6万円
花壇の修理3.5万円~4.2万円
雨樋の修理3.3万円~5万円

上記以外にも家仲間コムでは様々な修理見積依頼が寄せられていますので、似たようなケースを参考にすることも出来ます。
参照:
エクステリア・外構工事・リフォームの価格相場
雨戸やシャッターが破損したら、修理・交換費用はどれぐらい?

倒木被害は火災保険で補償できる?

保険契約

倒木被害の原因が、台風・暴風等によるものであれば「風災、雹(ひょう)災および雪災補償特約」で補償されます。

保険会社によっては、建物にも被害があり尚且つ1週間以内に庭木が枯れた場合のみ適用する、など補償内容が異なりますので、加入している火災保険会社に相談してみましょう。

倒木被害に備えることも大切です

自宅前に立つ夫婦

ご自宅の倒木を防ぐために定期的にメンテナンスを行い対策をしておくことはもちろん、隣家からの倒木被害を防ぐための備えも大切です。

自然災害はいつ何時発生するか予測できないこともありますが、日頃から下記のような点を意識しておくと役立つ日がくるかもしれません。

・きちんと保険に加入しておく
・瑕疵のあると思われる隣家の竹林は写真などで証拠を残す
・役所へ相談して履歴を残しておく

倒木被害を起こしてしまったり遭ってしまった場合には、速やかに保険会社へ連絡して修理をする・してもらう等の迅速な対応を心掛け、近隣トラブルにつながらないよう注意してくださいね。

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業者

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