自宅を仕事部屋に変身させる|リフォーム時の5つのポイントまとめ

 自宅を仕事部屋に変身させる|リフォーム時の5つのポイントまとめ

働き方改革によりテレワークが推進されていますが、そうなると必然的に自宅に仕事部屋を造ることになります。昨今ではテレワークへの取り組みが見られる企業も増えているので、将来的に増えていくテレワークに対応するためにも自宅を仕事部屋として使えるようレイアウト変更やリフォームをしておくのがおすすめです。この記事で自宅を仕事部屋に変身させる方法を詳しく説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・テレワークとは、ICT(情報通信技術)を利用して、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方のこと
・自宅で仕事をするには、リラックスできる住宅環境を「集中できる仕事部屋」に変えるのが成功のポイント
・自宅の仕事部屋の快適さを左右するのは、「集中できる環境」「体に負担のかからないデスクや椅子」「インターネット環境が整っている」「窓周り」「足元の寒さ対策」の5点

自宅で働ける「テレワーク」という働き方

総務省が提言している「テレワーク(Telework)」とは、ICT(情報通信技術)を利用して、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方のことを言います。

参照:テレワークの推進|総務省

基本的にオフィスに所属しながら、働く場所はオフィス以外のどこでも良く、一般的に下記の3つがあります。

・自宅で仕事をする「在宅勤務」
・移動しながら行うモバイルワーク
・会社以外の別拠点で仕事をする


よく似た意味合いで使われる「リモートワーク(Remotewok)」は、オフィス以外で働く点はテレワークと同じですが、リモートワークのほうがより自由度が高いイメージです。「テレワーク」「リモートワーク」「在宅勤務」「在宅ワーク」など、いろいろな言い方がありますので、ご参考までに下記一覧で簡単にご説明します。

呼称 出勤形態 働く場所
テレワーク ・企業雇用
・週に数日または週一日など定期的に出勤
・自宅
・移動中
・別拠点
リモートワーク ・企業雇用
・ほとんど出勤しないまたは出勤無しなど決まっていない
・どこでも
在宅ワーク ・オフィス非雇用
・個人事業主になるため出勤はなし
・どこでも


簡単な特徴はこちらです。

呼称 特徴
テレワーク 「在宅勤務」はテレワークの中の「自宅で働く」ことを指します。
リモートワーク ・テレワークよりも自由度が高い
・IT業界などはリモートワークと呼ぶことが多い
在宅ワーク ・企業に属さないので最も自由度の高い働き方
・リスクも個人で負う


​​​​​​​なんとなく違いがお分かりいただけたでしょうか?こちらの記事では、総務省が「テレワーク」と呼んでいることに合わせ、テレワークとして統一します。

自宅に仕事部屋があると効率的!

 仕事スペース  仕事スペース(※画像はイメージです。)

上記のようなテレワークでは、移動のための身支度や時間がかからない自宅で仕事をしたほうが効率的です。毎朝早起きをしてスーツに着替え、ぎゅうぎゅうの満員電車に乗る通勤体系はまだまだ改善されることなく、出勤するだけで気力体力を消耗してしまいますので、通勤の時間がなくなるだけでもストレスが軽減されます。通勤に1時間かけている人は通勤がなくなる1時間分早く仕事を始めることができるので、時間を有効活用できます。

自宅に仕事場を設ける方法

 仕事部屋の快適さを左右するもの

では、自宅で仕事をするにあたり、仕事をする環境や仕事部屋をどのように造っていけばよいでしょうか?自宅の仕事部屋の快適さを左右するのは上記の5点です。これらの環境を整えることで集中力を高めて仕事に取り組むことができます。

1. 集中できる環境

 パソコンで仕事をする人 自宅の仕事場(※画像はイメージです。)

自宅で仕事をするにあたり、最大の障壁といっても過言ではないのは「集中力」との戦いです。自宅はそもそも、居心地が良くリラックスできるようインテリアコーディネートをしたり、レイアウトなどを考えています。仕事をするには、このリラックスできる住宅環境を「集中できる仕事部屋」に変えるのが成功のポイントです。自宅に仕事部屋を造るためには、狭くても個室のほうが望ましいですが、部屋の一角に仕事部屋スペースを確保するだけでも、効率よく仕事が進みます。

1-1. 仕事部屋としての個室を造る



出典:チェアマット|ニトリ
商品価格:2,290円

仕事部屋としての個室を造る場合には、広いスペースよりも狭いほうがかえって集中力が増します。デスクと椅子、必要な方は書類棚などが置ける広さがあれば十分です。目安としては3~4帖程度で十分ではないでしょうか。和室は、静かな位置にレイアウトしてあることも多く広さも適度にあるので仕事部屋に最適です。

そのまま使うこともできますし、和室が不要であれば、これを機会に使い勝手の良い洋室へのリフォームもおすすめです。和室をそのまま利用する場合、畳のままだと椅子が動きにくく畳を傷めてしまうので、チェアマットやカーペーットなどを敷くのがおすすめです。
 

部屋 リフォームプラン 費用目安
和室を利用 畳の上に椅子を置けるようチェアマットやカーペットなどを敷く 約0.3万円~
和室を洋室へリフォーム 畳をフローリングに張替える
(内装工事別途)
約10万円~

1-2. 仕事スペースを造る

 仕事スペース リビングの仕事スペース(※画像はイメージです。)

空いている部屋がない場合には、部屋の一角に仕事スペースを造りましょう。仕事スペースとして使える場所は探せば以外と見つかります。

・リビングの一角
・キッチンの一角
・廊下
・寝室の一角
・階段の踊り場(広さが確保できる場合)


リビングやキッチンの一角は、家事も同時進行で進めたい方に効率の良い動線になります。それ以外の場所は元々人があまり通ることがなく静かな閉鎖的な空間である点が、仕事スペースとして使いやすい環境です。

仕事部屋としての個室ではない仕事スペースを造る場合は、他の空間との間仕切りがあると集中力が高まります。物が視界に入らないよう壁に向かって設置し、背後は本棚や間仕切りロールスクリーン・パーテーションなどで仕切っておきましょう。間仕切り開閉壁 スクリーンウォール|Panasonic
出典:間仕切り開閉壁 スクリーンウォール|Panasonic

最近人気が出てきているウォールドアなども、見た目がスッキリして後付けができるのでおすすめです。

関連記事:ウォールドアの種類と選び方|4つの素材がマッチするインテリアを紹介

ウォールドアの設置 費用目安
ウォールドアの新設 約10万円~15万円
壁を撤去してウォールドアを新設 約20万円~40万円

2. 体に負担のかからないデスクや椅子



出典:デスク|ニトリ
商品価格:4,890円~

自宅での仕事をするうえで考えておきたいのが「体の健康」です。オフィスでにはビジネスデスクと椅子があり、体への負担を軽減できるよう工夫されています。椅子の高さもご自身に合わせて調節できますし、体が疲れないよう作られているので長時間座っていても疲れにくいです。

では自宅にあるダイニングチェアとダイニングテーブルではいかがでしょうか。高さ調節もできず、椅子のクッション性もないので、明らかにオフィスのものと比べると体に負担がかかり、疲労度が増します。

将来的にテレワークが増えてくることを考えると、仕事に適したデスクと椅子は用意しておきましょう。仕事中は適度な休息も大切です。タイマーセットして休憩タイムを設け、換気をしてストレッチや軽い運動をして体を意識的に動かしましょう。水分を補給したり、トイレを我慢しないように注意してくださいね。

2-1. パソコンは目線の高さに設置



出典:New Inspiron 24 Intel フレームレス デスクトップ スタンダード|インテル
商品価格:85,785円

テレワークではパソコンでの作業がメインとなりますので、できればデスクトップタイプで目線を前に真っ直ぐ保てるようにしておくと、首や肩に負担がかかりにくいです。

頭の重さは体重の約10%、70kgの体重の人であれば頭の重さは約7kgもあります。パソコンをのぞき込む際に前のめりになっていると、この頭の重さが首への負担となり、首痛やストレートネックなどの障害につながります。

2-2. 照明



出典:デスクスタンド|panasonic

パソコン作業をする際には、照明にも気を配りたいところです。背後に照明があると手元が暗くなりますので、目の負担になります。手元を明るく照らしてくれるデスクライトがあると見えやすく、目の負担も軽減されます。

関連記事:電球の選び方がわからない方必見!電球の基礎知識やお部屋に合った選び方を調べました
参照:パソコンを使う時の周囲の明るさ|富士通

監修者コメント
監修者画像

照明の色で集中力をアップさせよう

家に仕事部屋をつくるとなら、できるだけ効率の良い環境を整えたいですよね。照明によって集中力が変わるとなれば、ぜひその力を活用したいものです。照明の色といえば、大きく分けて電球色(赤味がかった色)と昼白色(白っぽい色)がありますが、電球色の方はリラックス感を与え、昼白色は集中力を高めると言われています。ぜひ仕事部屋には昼白色の照明を使って、集中力を高めてみてくださいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

3. インターネット環境が整っている

テレワークはパソコンでの作業が中心になりますので、インターネット環境は必須です。ITや映像・デザイン関係のお仕事の場合は、ディスプレイやスピーカーなどパソコン周辺機器も多いので、特にコンセントは複数確保しておきましょう。

関連記事:コンセント増設工事を考える|タコ足配線がおすすめの家庭とは

インターネット環境を整えるのにおすすめなのが「マルチメディアコンセント」です。一つのコンセントから、インターネット・テレビ・電話の配線ができるので便利です。下記は子供部屋リフォームの記事ですが、インターネットやゲームをする現代っ子にとってもマルチメディアコンセントは役立っています。仕事部屋造りのご参考にもなさってください。

関連記事:子供部屋リフォームでコンセントを増設したい!便利で安全なおすすめの最新コンセントとは?

4. 窓周り

仕事部屋と窓周りは一見あまり関係がないようにも思えますが、環境づくりに重要な場所です。改善しておきたいのは下記の3点です。

・窓の断熱性
・窓からの日差しと紫外線
・遮音対策


3つに共通する改善点を挙げるとすれば、「内窓の設置」と「UCカット率の高いウィンドウトリートメントの取り付け」で対応ができます、

4-1. 窓の断熱性

 内窓 断熱窓(※画像はイメージです。)

窓は外気温の影響を受けやすく、室内の温度の約48%は窓などの開口部から逃げていきます。そのため窓際は寒くなるので、窓に面してデスクを設置する場合には窓の断熱性を高めておくことが大切です。将来的に仕事部屋として使い続ける場合には、窓サッシとガラスを断熱性の高いものに交換したり、内窓を設置したりするのがおすすめです。簡易の仕事部屋であれば断熱性の高いウィンドウトリートメントを取り付けましょう。

関連記事:内窓は補助金を活用してお得に設置!冬を暖かく過ごせるおすすめの内窓
窓枠の断熱性を高めるウィンドウトリートメントの選び方

4-2. 窓からの日差しと紫外線

 日当たりの良い窓辺のデスク 日差しが当たりやすいデスク(※画像はイメージです。)

西向きに窓が設置されている場合、夕方は西日が入り込んで、大変仕事がしにくくなります。また、窓ガラスは紫外線を通しますので、室内でも日焼け止めを塗っておくことも必要ですが窓ガラスからの紫外線もカットしておきたいです。

関連記事:
室内の日焼け対策はUVカット率の高い窓ガラスへの交換が最も効果的!
レースカーテンの選び方で窓のお悩みを解決!2枚使いもおすすめです

4-3. 遮音対策

ご自宅の周辺環境にもよりますが、住宅密集地や道路沿いに建っている場合は、窓からの外部の音が気になります。イヤホンやヘッドフォンをして仕事をすることもできますが、根本から遮音対策をしておくほうが快適です。

関連記事:窓の遮音対策には内窓がおすすめ【音が伝わる仕組みから解説】

監修者コメント
監修者画像

内窓で遮音と断熱対策を

仕事に集中するためには、できれば静かな環境がいいですよね。窓の断熱対策として近年注目を集めている内窓ですが、実は防音性能にも大変優れています。二重窓はもともと線路や幹線沿いなどの防音対策として使われ始めたという経緯もあり、その実力はお墨付きです。内窓の設置は1窓からでも手軽にでき、今あるサッシの内側にただ取り付けるだけの手軽さです。ぜひ内窓を設置して、快適で静かな仕事部屋にしてみませんか?

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

5. 足元の寒さ対策

ご自宅での仕事をするうえで、冬は足元の寒さ対策も重要です。思っている以上に足元が冷えます。血流も悪くなりますので、運動と共に足元ヒーターを設置したり、フローリングよりも暖かいカーペット床にするなど対策をしておくと快適に過ごせます。

関連記事:カーペットの種類や張り替えリフォームの価格相場まで一挙ご紹介!

自宅を仕事部屋へ変身させる5つのポイントまとめ

自宅で仕事効率的に進めていくためには、いかに集中できる環境を整えるかが重要です。今回ご紹介した5つのポイントをご参考に、テレワーク化が進む将来へ向けて自宅の仕事部屋作りに取り組んでみてくださいね。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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