室内の日焼け対策はUVカット率の高い窓ガラスへの交換が最も効果的

室内の日焼け対策はUVカット率の高い窓ガラスへの交換が最も効果的

暖かくなって日差しが強くなってくると気になるのが「日焼け」です。屋外だけでなく室内でも日焼けしますので、窓際からの日差しと紫外線には要注意です。今回は、室内の日焼け対策として最も効果的なUVカット率の高い窓ガラスの交換について紹介します。詳細を説明する前に、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

UVカット効果のある窓ガラスは日焼け防止効果が高く、室内での日焼け対策としておすすめ
・複数ある窓ガラスのなかでも「防犯合わせ複層ガラス」は特に紫外線カット率が高く、さらに防犯対策としても有効
防犯ガラスの交換費用は、約1.7万円~/㎡が相場

室内で日焼けをする仕組み

室内にいると日焼けをしないと思われますが、実は窓からも紫外線は入り込んで日焼けをしてしまいます。日焼けを起こす紫外線には波長の長さによって「UV-A」「UV-B」「UV-C」という3つに分類され、最も波長の長い「UV-A」は窓ガラスをも通過してしまうため室内での日焼けの原因となります。

「UV-A」は窓ガラスを透過するだけでなく皮膚の奥深くにまで到達すると言われており、そのためシミやシワの原因となりますので室内でも油断大敵です。

参照:UVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の違い|資生堂アネッサ

また、紫外線はお肌の日焼けだけでなく家具などの日焼けにも影響を及ぼします。窓のそばに置いているソファが日が当たる部分だけ色あせていることはありませんか?家具を長持ちさせるためにも窓からの紫外線はカットして日焼け対策をしておくことが大切です。

室内での日焼け対策は窓ガラスの交換が最も効果的

窓ガラスの種類

では、そんな紫外線を防止するための室内での日焼け対策をご紹介します。窓ガラスには様々な機能があり、中でもUVカット効果のある窓ガラスは日焼け防止効果が高く人気があり、室内での日焼け対策としておすすめです。UVカット効果だけでなく断熱性や防犯性が高い点も窓ガラスを交換する大きなメリットになります。窓ガラスには主に上記の4つの種類があります。

住宅建材メーカーのYKKapの商品データを元に、各窓ガラスの紫外線カット率をまとめてみました。

参照:UVカット効果のある窓ガラス|YKKap

結論から先にお伝えすると、上記の4つの窓ガラスの種類の中では「防犯合わせ複層ガラス」が最も紫外線カット率が高くさらに防犯対策としても有効なので、窓ガラスの交換をされる場合にはこちらがおすすめです。

関連記事:防犯ガラスかシャッターのどちらがいいか迷ったらお読みください

1. 単板ガラス/ほぼ透過

単板ガラスは昔ながらの住宅にはよく採用されていた窓ガラスで、一枚のガラスがはめこまれているだけなので、紫外線も透過してしまいます。断熱効果も極めて低く、冬は寒く夏は暑くなるため複層ガラスへの交換がおすすめです。

監修者コメント
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複層ガラスで断熱効果もアップ

今の窓ガラスが単板ガラスの場合、冬場は窓まわりが寒いと感じたり、結露に悩まされたりしていませんか?窓ガラスは有害な紫外線だけでなく、熱も伝えやすいため、家全体の断熱性能の弱点になってしまっています。せっかくガラスを変えるなら、ぜひ断熱性能の高い複層ガラスに交換し、紫外線とともに暑さ・寒さもブロックしたいですね。ただ複層ガラスは単板ガラスよりも厚くなるため、交換が難しい場合もあります。気になる方は、早めにプロに相談できるといいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

2. 複層ガラス/紫外線カット率約43%

複層ガラスは2枚のガラスの間に空気の層(中空層)を造ることによって断熱効果を高めたガラスで、紫外線のカット率は約43%です。

窓ガラスの部位 厚さ
室外側ガラスの厚さ 3mm
中空層の厚さ 12mm
室内側ガラスの厚さ 3mm

3. Low-E複層ガラス/紫外線カット率約76%

Low-E複層ガラスは2枚のガラスの間に空気の層を造ったガラスで、ここまでは複層ガラスと同じですが、さらに室外側のガラスの外側に金属の層を造ってより断熱効果を高めています。紫外線のカット率は約76%です。

窓ガラスの部位 厚さ
室外側ガラスの厚さ 3mm
中空層の厚さ 12mm
室内側ガラスの厚さ 3mm


参照:Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)|YKKap

4. 防犯合わせ複層ガラス/紫外線カット率約99%

防犯合わせ複層ガラスは、複層ガラスの室内側のガラスに厚みをもたせて、さらに中間膜を設けることによりガラス破りなどに対処できるよう防犯性を高めた窓ガラスです。ガラスの厚みと中間膜の効果により紫外線のカット率は99%以上で、窓ガラスの中でも最も日焼け対策としての効果が高いです。
 

窓ガラスの部位 厚さ
室外側ガラスの厚さ 3mm
中空層の厚さ 12mm
室内側ガラスの厚さ 3mm+中間膜30mil+3mm


参照:防犯合わせ複層ガラス|YKKap

日差しが最も強くなる夏には台風シーズンも重なりますが、防犯合わせ複層ガラスは台風時の飛来物により窓ガラスが割れても飛び散りにくい点もメリットです。

室内の日焼けを防止する窓ガラスの交換費用は?

室内の日焼けを防止するには窓ガラスの交換が効果的ですが、費用はいくらぐらいかかるのでしょうか?最も紫外線カット率の高い防犯ガラスの場合、約1.7万円~/㎡が目安です。日中カーテンを開けておくことの多いリビングの掃き出し窓は10帖のリビングの場合で約3㎡ちょっとですので、約5.1万円~程度の計算になります。施工費用は一ヶ所あたり約1.5万円~2万円です。

せっかく断熱効果と紫外線カット率の高い防犯ガラスを採用するのであれば、断熱性の高い樹脂サッシと同時に交換するほうが、より性能を発揮することができます。樹脂サッシと防犯ガラスの交換をした場合の費用目安は約15万円~30万円です。

監修者コメント
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サッシごと交換してしまうのも手

ガラスを交換しようと思ったら、今のサッシには厚い複層ガラスは入らないと言われてしまった…。残念ですね。そんなときにおすすめなのが、サッシごと交換してしまう方法です。一戸建てにお住まいの方なら、今あるサッシの枠はそのままに、新しいサッシを上から被せる「カバー工法」で、窓を丸ごと断熱性能の高いサッシに交換することができます。1窓から手軽にできますので、気になる窓でぜひ一度、試してみませんか?

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

室内の日焼け対策まとめ

室内の日焼け対策はあまり意識していない方も多いですが、毎日じわじわと紫外線が皮膚の深層部にまで浸透することによって、シミやシワの原因になっていきます。フローリングや家具も日焼けによって劣化していきますので、住宅を長持ちさせるためにも日差しがよく入り込む窓辺の日焼け対策は重要です。

カーテンやロールスクリーンなどのウィンドウトリートメントでも紫外線をカットすることは可能ですが日中ずっと閉めておくわけではありませんので、根本的な解決方法としてUVカット率の高い窓ガラスへの交換をおすすめします。

関連記事:窓の日よけ対策は、室内と外の遮光アイテムが最適!

室内の日焼けを防ぐ窓ガラスの交換をお得にするには?

室内の日焼けを防ぐ窓ガラスの交換をお得にするには一括見積りが便利です。窓サッシや窓ガラスは業者によって割引率が異なるため、複数の業者に見積もり依頼をして費用を比較検討することでお得に取り付けることができます。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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