民泊リフォームで重要なポイントとは|実際の宿泊体験を見てみよう
「民泊」という言葉を聞いたことがありますか?昨今では民泊の認知度も上がり、利用したことがある方も増えています。民泊は、自宅や空き家を宿泊施設として貸し出すシステムのことですが、民泊として貸し出すためにはある程度リフォームが必要です。今回は、民泊を始めてみようかなとご検討中の方に、民泊向けの窓リフォームに焦点を当てて解説します。まずはこの記事のポイントをまとめました。
POINT この記事のポイント
・民泊とは自宅の一部や空き家などを有償で貸し出すこと
・空き家を放置していると増税されるようになった
・民泊として貸し出すためには宿泊者にとって快適になるようなリフォームが必要
・民泊リフォームでは断熱リフォームがマスト
目次 [ 非表示 ]
民泊(みんぱく)とは?
民泊とは、自宅の一部や空き家などを有償で貸し出すことを言います。海外ではバケーションレンタルなどともいわれ、コンドミニアムのような広くて豪華なところでもリーズナブルに借りることができてお得です。個人間で部屋の貸し借りをする仲介サービス「Airbnb(エアービーアンドビー)」なども利用者が増えています。
参照:Airbnb
民泊は空き家問題の解消にも貢献
年々増加傾向にある空き家は、住む人もなく取り壊しもされないまま朽ちて放置されるケースが多いです。適正な空き家管理ができていない物件に関しては、大幅な増税がされるように税制改革が行われたため、放置している空き家をお持ちの方は何か対策を考えなくてはいけません。今までは、売却・賃貸・空き家バンクに登録するなどが主な活用方法でしたが、これからは民泊も一つの方法としてご検討してみてください。
参照:空き家オーナーが知っておくべき3つの活用方法【補助金制度あり】
民泊として活用するためにはリフォームが必要
民泊として貸し出すためには、宿泊者にとって快適になるようなリフォームが必要です。住宅の現状によってリフォームの規模は様々ですが、今回は窓のリフォームについて解説します。
実際に民泊に泊まってみたらとても寒かった!【経験談】
筆者は以前、古民家をリフォームして民泊として貸し出している物件に宿泊したことがあります。古民家の良さを生かした風情のある外観、快適に滞在できるように綺麗でおしゃれにリフォームされた建物内には床暖房も完備されていました。
宿泊したのは雪が降る寒い季節。おしゃれで快適そうな見た目とは異なり、エアコンをつけ、床暖房もマックスまでつけていたにも関わらずとても寒くて、たくさん服を着込んで過ごしました。寒さ以外はとても快適に過ごせたので、何が問題なのか仕事柄ついつい建物を観察してしまいました。
断熱対策の重要性
古民家などの昔の建物は構造が古く断熱性が低いことが多いので、民泊として利用するためには断熱対策が重要です。
参照:断熱材の種類や性能を一覧でご紹介!住宅メーカーに多く採用されている断熱材も独自調査!
できるだけ建物全体に断熱対策をすることが望ましいですが、最多価格帯で約200~300万円の費用がかかります。老朽化が進んだ建物の場合は1,000万円ほどかかるケースもあり、リフォーム費用が高額になります。
1. 窓の断熱対策
住宅内の暖かい空気は、約58%が窓などの開口部から出ていってしまいます。窓だけではなく建物全体の断熱対策がされていないことが多い昔の住宅は、気密性も低く隙間風も入り込んでくるので、いくら室内を暖房で暖めても暖房効率が上がらず寒いままなのです。
参照:省エネルギー建材普及促進センター
日本の住宅でよく採用されているアルミサッシは、実はとても断熱性が低く、室内の冷暖房効率が落ちる原因にもなります。
参照:アルミサッシメーカー比較/ガラスとの組み合わせで断熱性能を高めるのがポイントです
民泊リフォームはできるだけ費用を抑えたいものですが、昔ながらのアルミサッシと単層ガラスの窓は、長い目で見ると冷暖房効率が悪く光熱費がかさむ原因となりますので、できるだけ断熱窓へのリフォームをおすすめします。筆者が宿泊した時も、寒さに耐えきれずエアコンと床暖房をつけっぱなしで過ごしたので「どれぐらい光熱費がかかるんだろう」と気になりました。
2. ウィンドウトリートメントで断熱対策
出典:ハニカムスクリーン|TOSO
商品価格:64,400円~(1,800mm×1,800mmの場合)
比較的新しい住宅は断熱対策も施されていますので、ウィンドウトリートメントでさらに断熱性を高めておくと利用者に快適に過ごしてもらえます。蜂の巣のような六角形の形をしたハニカムスクリーンは、ウィンドウトリートメントの中でも最も断熱効果が高い商品です。六角形の中に空気の層ができることによって保温性を発揮します。
参照:「遮熱」と「断熱」どう違う?それぞれの機能を高めて快適な住まいづくり
見た目にもカラフルでおしゃれなので、宿泊される方にもきっと気に入っていただけますよ!
参照:窓断熱効果を40%も高めるハニカムスクリーンの魅力と注意点
窓断熱リフォーム費用を一括見積り!
窓断熱リフォーム費用の見積もりを依頼する際は一括見積りが便利です。民泊としてリフォームする場合、リフォーム箇所が広範囲にわたることが多いので、まとめ工事割引をしてもらえる可能性が高いです。また、窓やウィンドウトリートメントの商品価格は業者によって値引き率が異なりますので、必ず複数見積もりをとるのがお得にリフォームをするコツです。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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