足場の種類は全部で5つ|設置の必要性と費用の目安は?

足場の種類は全部で5つ|設置の必要性と費用の目安は?

住宅リフォームをする際、必ず必要になってくる「足場」ですが、足場について詳しくご存じの方は少ないのではないでしょうか?足場は、リフォーム作業をする方にとって、安全に効率よくリフォーム工事を進めるためにもとても重要なのです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

足場設置は、作業員の安全を守り、作業品質を安定させ、ご近所トラブルを避けるために必要不可欠
・足場の種類は、「くさび式足場」「枠組み足場」「単管足場」「吊り足場」「張出し足場」の5種類
・足場設置にかかる費用は、およそ15万円~25万円程度

足場はなぜ必要?

例えば、外壁や屋根など、高所での作業をしたい場合、脚立ではとうてい間に合わない高さですよね。その場合に必要になるのが「足場」です。足場があることによって足元が安定するので作業員さんの安全を確保することができます。

建設業での死亡事故の約4割が、墜落・転落事故と言われていますので、こういった事故を防ぐためにも足場の設置は必要不可欠なのです。また、細かい部分の作業がしやすくなるため、塗装の塗りムラが減り、作業品質が安定します。

それだけでなく、足場を設置することで、塗料などの飛び散りを防ぐ飛散防止ネットを張ったり、防音ネットや防塵ネットを張ることができるため、万が一のご近所さんへの被害やクレームを最小限に食い止めることができます。

足場にも種類がある

足場の種類

ひとくちに足場といっても種類があり、それぞれ向いている現場や、メリット・デメリットがあります。では、ひとつずつ見ていきましょう。

1. くさび式足場

くさび式足場は、「ビケ足場」とも言われ、各部材に「くさび」と呼ばれる凸金具を備え、その凸金具同士をハンマーで打ち込んで固定して組み立てていく工法のことです。凸金具はユニット化されているため、組み立てが簡単で、近年よく取り入れられている工法です。

設置時間目安は、だいたい4時間程度、解体は3時間程度で終わることが多いようです。強度があり、組み立て時間も短く済むことがメリットで、低中層階の建物に向いています。場所によっては設置できないこともあります。

2. 枠組み足場

枠組み足場枠組み足場(※画像はイメージです)

枠組み足場は、「ビティ足場」とも言われ、鋼管で造られた鳥居型建枠ユニットで組み立てられた足場のことを言います。建枠に、筋違い・布板を組み合わせて強度を上げており、45mの高さの建物まで施工できるため、高層ビルやマンションにも採用されています。

軽量な部材を使用しているため、組み立て・解体が簡単なことがメリットで、最もオーソドックスな工法です。コストがかかることがデメリットですが、安全性も高く作業員さんも安心して作業ができます。

3. 単管足場

単管足場単管足場(※画像はイメージです)

単管足場は、直径48.6mmの単管と言われる「鉄パイプ」を組み合わせて造られた足場のことで、足場板を設置しないため、組み合わせたパイプに乗っての作業となり、作業員さんに危険が伴います。

部材が重いため工期が長くなるのがデメリットですが、狭い場所や、小規模な工事の際にも組み立てられることがメリットです。

4. 吊り足場

吊り足場吊り足場(※画像はイメージです)

上部から足場を吊り下げる工法です。下から足場を組み立てられない場所(主に橋梁やプラント工事)で採用されます。組立の手間と費用もかかりますし、「組立て等作業主任者」という資格が必要になります。

5. 張出し足場

隣家との距離が近く、下から足場が組み立てられない場合に、内側の建地から斜材を使用して外側の建地を受け、壁つなぎで補強して組み立てられる工法のことです。一般的な足場を組めない特殊な現場に採用されるため、「組立て等作業主任者」という資格が必要になります。

組立て等作業主任者とは?

つり足場(ゴンドラのつり足場を除く。以下同じ)、張出し足場又は高さが5m以上の構造の足場の組立て、解体又は変更の作業を行うには、事業主は足場の組立て等作業主任者技能講習を修了した者を作業主任者として選任し、その者の指揮のもとに作業を行わせなければならない、と労働安全衛生法に定められた資格です。

参照:「労働技能講習協会」参照

足場設置の費用目安

足場設置の費用目安は、【足場架面積×平方メートル単価】で計算します。

※足場架面積=建物の外周に8m足して、家の高さを掛けて算出
※平方メートル単価=500円~800円
(3階建て以上は、プラス100円~200円かかります。)

この計算方法を基に算出された足場設置の費用目安は、おおよそ15万円~25万円程度となりますが、防音ネットや防塵ネットの取り付けなどもする場合は、費用も別途発生します。

足場設置が必要なリフォームはまとめてお得

足場設置は、作業員さんの安全を守り、作業品質を安定させ、ご近所トラブルを避けるためにも必要不可欠です。費用がかかるからといって、ご自分で設置することはでき来ません。

足場設置費用がかかるからこそ、足場設置が必要な、外壁塗装や屋根修理などのリフォームはまとめて行うほうが、費用の削減にもなります。

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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