庭木の手入れスケジュール一覧|業者に依頼するときにかかる費用は?

庭木の手入れスケジュール一覧|業者に依頼するときにかかる費用は?

庭木は定期的なお手入れが大切ですが、剪定や病害虫対策・防寒対策などいろいろあり、どのような手入れといつ行うのがよいのでしょうか。今回は、庭木の手入れを行う最適な時期と内容、業者に依頼した場合の費用目安について解説します。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・木の手入れを行う時期は基本的には「春」と「冬」
・年間の庭木の手入れスケジュールは木の種類によって異なる
・剪定・刈り込みは庭木を健やかに育てるために大切な作業
・業者に庭木の手入れを依頼した場合の費用は高さ2mの常緑樹で約1,000円~8,000円

庭木の手入れは春と冬!

庭木の手入れを行う時期は基本的には「春」と「冬」です。正確には庭木の種類によって細かく時期が変わりますが、おおまかな目安として春と冬と覚えておきましょう。一般的に庭木として選ばれている種類ごとの庭木の手入れ時期は、下記一覧をご参照ください。

庭木の分類品種一例基本剪定軽剪定剪定を避ける時期
落葉広葉樹モミジ
カエデ
ケヤキ
ヤマボウシ
ハナミズキ
12月~2月3月、6月、9月、10月4月、5月、7月、8月
常緑広葉樹カシ
サツキ
ツバキ
サザンカ
シマトネリコ
キンモクセイ
3月下旬~4月
5月下旬~6月
8月~10月11月~2月
常緑針葉樹スギ
マツ
コニファー
ゴールドクレスト
3月~4月
8月~10月特になし

年間の庭木の手入れスケジュール

剪定以外にも庭木の手入れは必要です。細かな手入れはご自身で行うことも可能ですが、庭木の種類が多かったり高木の場合は危険を伴いますので、作業が大変な場合は信頼できる業者さんに年間を通して手入れを依頼すると安心です。

庭木の手入れを専門業者に依頼する

年間の庭木の手入れスケジュールは主に下記のような内容です。こちらも庭木の種類によって異なりますので、ご自宅の庭木の種類をよく覚えて植樹の際に定例内容を確認しておくといいですね。

庭木の手入れ内容
1月寒肥、病害虫対策
2月移植、剪定
3月植木、移植、施肥
4月挿し木、病害虫対策
5月刈り込み
6月刈り込み、剪定、病害虫対策
7月たっぷりの水やり、間引き剪定
8月たっぷりの水やり、葉水、病害虫対策
9月台風対策として支柱設置、台風後の葉水
10月植木、移植、刈り込み
11月落葉樹の植木・移植、防寒対策
12月病害虫対策

庭木は生きていますし天候にも左右されますので、年間を通して細かな手入れが必要です。主な庭木の手入れ内容を順番に詳しく見ていきましょう。

1. 植木、移植、挿し木

植木・移植・挿し木は、庭木を育てていく上でタイミングが大切です。庭木が生育を始める前の2月上旬ごろに植えておくと、そのあと根を張り春の開花時期には安定した状態に整えることができます。挿し木とは、枝の一部を切り取って土の中に挿し込んで発芽させることを言います。

挿し木ができるものとできない種類がありますが、できる品種の場合は主に4月に行うことが多いです。

2. 剪定、刈り込み

庭木の刈り込み庭木の刈り込み(※画像はイメージです)

剪定・刈り込みは、庭木を健やかに育てるためにも大切な作業です。庭木が大きく太い枝のある品種の場合は2月ごろと秋の年2回程度行いますが、夏の新芽が出てきたあたりにも行います。

これを「間引き剪定」と言います。不要な葉を剪定することによって風通しを良くしたり、あちこちに伸びてしまうのを防いで見た目を整えることができます。

関連記事:生垣をおしゃれに造るおすすめ樹木6選と設置にかかる費用

3. 台風対策

立水栓立水栓(※画像はイメージです)

9月ごろに注意しておかなければいけないのが台風です。大型台風の被害によって、多くの住宅で倒木被害が報告されています。庭木の台風対策としては支柱を立てるのが一般的ですが、間引き剪定なども行い風が抜けやすい状態にしておきましょう。

関連記事:倒木被害がもたらす賠償責任は?修理費用の目安や事前にできる備えとは?

台風後の庭木はほこりや塩分を含んだ雨風にさらされていますので、庭木を傷つけない程度の強めの水で洗い流しましょう。放っておくと「塩害」といって庭木が枯れてしまう原因となります。流水が必要ですので、庭には立水栓を設置しておくと手入れの際に役立ちます。

台風によって折れてしまった庭木は元には戻せないケースが多いため、業者さんに抜根などの処置を依頼したほうが安心です。

関連記事:
散水栓から立水栓へリフォーム!メリット・デメリットや費用目安は?
庭の整地手順と専門業者に依頼した場合の費用目安【DIYは大変】

4. 防寒対策

雪が降る地域はもちろん、寒くなる冬になる前に防寒対策をしておきましょう。防寒対策は、藁を巻き付ける方法と、幹の周りに囲いを作る方法の2つがあります。

関連記事:屋根の雪止めは必要?メリット・デメリットや費用目安を解説

5. 病害虫対策

庭木を育てる上で重要なのが病害虫対策です。病害虫には【アブラムシ・クンバイムシ・ドクガ・イラガ・ケムシ】などがいて、庭木のもち病やウドンコ病などを引き起こします。

関連記事:
庭の虫除け対策は庭の見直しから!ハーブを植える&庭の環境を大改善!
実のなる木を庭に植えてシンボルツリーにしよう!気になる費用や害虫対策について解説します

6. 寒肥・施肥

「寒肥」「施肥」とは、庭木などに肥料を与えることを言います。「寒肥」は、冬の庭木の休眠期に土の栄養となる肥料を与えます。「施肥」は、春の本格的な活動前に与える肥料です。美しい花を咲かせる種類の庭木は、このタイミングで忘れずに肥料をあげましょう。

庭木の手入れを業者に依頼したらいくらかかる?

庭木の手入れは庭木の種類によっても多少の費用が異なりますが、下記一覧を目安になさってください。

庭木の種類/高さ2m3m4m
常緑樹1,000円~8,000円2,000円~12,000円3,000円~40,000円
落葉樹1,000円~3,000円2,000円~4,000円3,000円~10,000円

庭木の手入れには脚立を使用しますが、作業スペースが狭い場合や隣家にすでに葉や枝が浸入してしまった場合など、別途費用が追加されることがあります。現状を見に来てもらって詳しい見積もりをもらいましょう。

庭木の手入れを専門業者にお得に依頼!

庭木の手入れを専門業者にお得に依頼するには、長い付き合いのできる地元の業者さんを探すことです。まずは現状を見てもらい、庭の状態を把握したうえで複数見積もりをもらって比較検討しましょう。

剪定・植木・造園工事・リフォームで依頼ができるリフォーム業者一覧

家仲間コムの見積もりサイトには
約1000社の登録業者さんがいて、地域ごとに業者さんを探すことができます。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。

庭木の手入れを専門業者に依頼する

完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

庭木手入れの
業者さんを匿名で探してみる
編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

庭のリフォーム(196×53×15㎝) ¥55,000 ~ ¥98,000
草引き、除草剤散布 ¥10,000 ~ ¥22,000
竹藪整備 ¥75,000 ~ ¥100,000
庭の抜根をお願いしたいです ¥18,000 ~ ¥20,000
生け垣(金木犀)をフェンスに変えたい ¥250,000 ~ ¥300,000

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。