減築リフォームのメリット・デメリット|平屋への減築時にかかる費用とは

減築リフォームのメリット・デメリット|平屋への減築時にかかる費用とは

家族構成の変化や階段の昇り降りが辛いなど、二階が使われないままの住宅が多くなっています。こうした二階建て以上の住宅を平屋にリフォームできる減築を検討してみてはいかがでしょうか?今回は、平屋の減築リフォームにかかる費用を中心に解説していきますが、この記事のポイントは以下のとおりです。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・減築とはリフォームによって床面積を減らすこと
・減築にはさまざまなメリットがある
・減築リフォームにかかる費用目安は1㎡あたり約9万円~14万円
・減築リフォームは住宅ローンの借り入れが可能

減築リフォームのメリット

減築リフォームのメリット

減築リフォームは費用がかかりますので、床面積が減るのにリフォーム費用をかけるのは損なのでは?と感じるかもしれません。ですが、減築リフォームには上記のようなコスト面でのメリットがあるのです。

1. 固定資産税が減額される

固定資産税は延べ床面積を元に評価額が決定されるので、減築リフォームをして延べ床面積が減ることで固定資産税の評価額が下がります。毎年支払わなければいけない固定資産税が減額されるのは家計も大助かりですね。

2. メンテナンス費用が軽減される

使っていない2階部分であっても、数日に一度程度は掃除をしなければどんどん傷んでしまいます。また、経年劣化により壁紙や床材の老朽化をリフォームする必要も出てきます。2階部分を使っていないのであれば、減築して平屋にしてしまった方がこういったメンテナンスにかかる費用を削減できます。

また、日々のお手入れの必要がなくなりますし階段からの転落事故なども防止でき、高齢者にとっては体の負担も軽くなって安全性も高まりますね。

関連記事:内装工事の単価を調べました!一般的な内装工事の単価大公開

3. 耐震性が上がる

地震大国である日本では、全国で毎日のように地震が発生しています。住宅の重量があると耐震性が落ちますが、減築リフォームをして住宅を軽くすることで耐震性を上げることが出来ます。減築リフォームを行う際には、ついでに住宅全体の耐震性を見直しておくと安心です。

耐震改修工事には助成金が支給されます

耐震性を上げるための減築リフォームであれば、耐震改修工事とみなされ自治体から助成金が支給される場合があります。

関連記事:助成制度もある耐震工事について徹底調査しました!
参照:住宅·建築物の耐震化に関する支援制度|日本建築防災協会

監修者コメント
監修者画像

コンパクトな家は燃費も良い

減築のメリットにもう一つ、冷暖房費が節約できるというものがあります。冷暖房は空間に対して行いますので、減築を行うことによって無くなった空間の分だけ、冷暖房を行う必要がなくなります。また、減築であらたに屋根を作り直す際に、屋根の断熱をよりしっかり行うことで、家全体の断熱性能を高めることができます。空間が減ることと断熱性能が高まること、これらによってより快適に、光熱費を削減できることになるのです。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

減築リフォームのデメリット

減築リフォームのデメリット

節税ができたり助成金の対象であったりとコスト面でのメリットが大きい減築リフォームですが、デメリットは減築リフォーム費用がかかってしまうことです。

1. 減築リフォーム費用がかかる

減築リフォームは住宅の大規模工事になるため数百万から面積によっては1,000万円ほどの減築リフォーム費用がかかってきます。減築リフォームにかかる費用目安は9万円~14万円(1㎡あたり)です。

減築リフォームの中で最も多い事例は「二階を減築して平屋に減築リフォーム」ですが、この場合の費用目安は900万円~1,400万円かかることになります。※100㎡(約30坪)面積の場合

一部の減築リフォームであれば、もっと費用が安くなることもあります。減築リフォームの範囲によっても費用が異なりますので、下記リンクの減築リフォーム事例をご参考になさってください。

関連記事:減築リフォームの事例をご紹介!目的に合わせて上手に減築リフォームをしましょう

住宅ローンの借り入れが可能です

減築リフォームは住宅ローンの借り入れが可能です。金融機関によって融資基準や必要書類は異なりますので、リフォーム業者に相談してから金融機関へローン相談をするとよいでしょう。

2. 施工期間中の仮住まいが必要

減築リフォームの施工期間は約2~3ヶ月かかりますので、その間の仮住まいが必要になります。当然荷物もすべて搬出しなければいけませんので、自宅に物があふれている方は減築リフォームをきっかけに物の見直しをするチャンスですね。

監修者コメント
監修者画像

まずは建て替えの費用を押さえておこう

減築はメリットも多くありますが、やはり気になるのは費用ですね。1階部分は残せるとしても、2階を撤去して大きな屋根を新設するとなると、やはりそれなりの金額が必要になります。減築と1階部分のリフォームにかかる工事代金が、建て替えの金額を上回ってしまっては残念です。減築の見積りを依頼する前に、まずは「平屋に建て替えたらいくらくらいかかるのか?」という概算金額を算出しておくと、減築の予算の上限を設定するのに役立ちます。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

減築リフォーム費用を一括見積り!

減築リフォームのメリットやデメリットを費用の面から見てみましたが、リフォーム費用があまりにも高額すぎると減築リフォームにはなかなか手が出せませんよね。使わない2階があったら、まずはリフォーム業者に相談されてみてはいかがでしょうか?見積もりフォームから無料で見積もり依頼が出来ますよ!

依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。家仲間コムの見積もりサイトには
約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。

減築リフォームの相談・費用見積もりを無料でしてみる

完全無料で利用できるのでお気軽にご利用ください。

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

減築リフォームの

業者さんを匿名で探してみる
監修者プロフィール
監修者画像

一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。