減築リフォームの事例を紹介|目的に合わせた上手な減築リフォームを

減築リフォームの事例を紹介|目的に合わせた上手な減築リフォームを

リフォームで住宅を減築する目的にはいくつかありますが、全体の減築か部分的な減築かによって減築リフォーム費用も変わってきます。今回は減築リフォームの目的とおすすめのリフォーム事例をご紹介します。後ほど詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・現地リフォームの代表的な事例には、「家族構成が変化したため使っていない二階部分の減築」や「駐車場や庭を造るための減築リフォーム」などがある
・減築リフォームにかかる費用は、工事内容によっても異なるがおおよそ7万円〜1,400万円ほど
・減築リフォームのメリットは、メンテナンスの手間軽減や減築した分固定資産税が減額され節税効果が得られるなど

減築リフォームの目的は?

減築リフォームの目的

減築リフォームは7万円~14万円(1㎡あたり)の費用がかかり、「二階を減築して平屋に減築リフォーム」の場合の費用目安は900万円~1,400万円かかることになります。※100㎡(約30坪)面積の場合

減築リフォームのメリットやデメリットについては下記リンクもご参照ください。

関連記事:リフォームで平屋に減築する際の費用面からみたメリットやデメリットは?減税や助成金が支給されることもあります!

減築リフォームの目的によっては2階部分をすべて減築しなくても一部を減築するだけで目的が果たせる可能性もあり、費用を安く抑えることができます。では、減築リフォームの目的別にリフォーム事例を見てみましょう。

1. 家族構成が変化したため使っていない二階部分の減築

減築リフォームの中で最も多い事例です。子供が成長して家を出てしまい子供部屋として使用していた二階は高齢夫婦二人にとっては不要なため使用していない、というパターンです。

夫婦二人なら1階部分だけで十分なスペースがありますよね。二階部分は使っていないとしても定期的に掃除やお手入れをしないと家が傷んでしまうので、その労力もかかります。また高齢者にとって階段の昇り降りは負担になりますし、落下事故の危険性もあります。

そこで、2階部分を減築して1階の平屋へリフォームしましょう。費用目安は先述のとおり100㎡(約30坪)の減築リフォームで900万円~1400万円かかります。2階を減築して平屋へリフォームすることでメンテナンスの手間もなくなり、階段から落下する危険性も減りました。また減築した分固定資産税が減額され節税にもなります。

リフォームアイデア

今まで2階建ての住宅に住んでいた方にとって、1階建ての平屋は狭く感じるかもしれません。リフォーム方法によっては今までより広く開放感のある住宅に生まれ変わらせることも可能です。いくつかリフォームアイデアをご紹介しますのでご参考になさってください。

・天井を勾配天井にして空間を広く見せる
・吹き抜けを作って開放感のあるスペースを設ける

関連記事:吹き抜けの間取りは実際の生活をイメージして検討しましょう

・例えば2LDKの間取りなら、間仕切りを撤去して1LDKにリフォームして一部屋を大きくする
・子供達が遊びに来た時のためにLD部分を広くとっておく

関連記事:リフォームで壁を撤去して広々空間を手に入れよう!価格相場や注意点は?

2. 駐車場や庭を造るための減築リフォーム

1階にある駐車場1階にある駐車場(※画像はイメージです)

駐車場や庭を造るためには1階部分を減築します。1階の減築リフォームにかかる費用目安は10万円~15万円(1㎡あたり)です。駐車場の場合、基本的に【車幅+900mm】【全長+600mm】のスペースが必要になります。車種と大きさは下記を目安にしてください。

車種 大きさ
軽自動車 車幅1480mm×全長3400mm
中型車 車幅1700mm×全長4800mm
大型車 車幅1880mm×全長5100mm

一般的な駐車場は幅2500~3000㎜×奥行き5000~5500mmとして設計されますので、駐車場は12.5㎡~16.5㎡(約3.8~5坪)必要な計算になります。減築リフォームの費用目安で計算するとおおよそ250万円未満になります。

関連記事:駐車場の地面には何が良い?コンクリート、砂利、アスファルトの特徴や費用目安

庭は何のために利用するかによって必要な広さが変わります。洗濯物を干すだけでしたら1~3坪程度で十分ですが、せっかくリフォームをして庭を作るならおしゃれにウッドデッキを設置してみるのもおすすめです。

関連記事:ベランダリフォーム/ウッドデッキの設置方法と設置の注意点

採光も兼ねた光庭もおすすめですよ!

関連記事:光庭設置のメリット・デメリット/家の中心部から光を取り入れて明るい住宅に

監修者コメント
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空間を有効活用しよう

家や敷地には固定資産税を支払っていますので、限られたスペースは目いっぱい有効に活用したいものですよね。とはいえ、家族やライフスタイルの変化に応じて、必要なスペースというのはどんどん変わって行くものです。子どもの独立などによって空いたお部屋も、リフォームによって別の使い道を考えてみたり、いっそのこと減築で無くしてしまうというのも一つの手段です。家や敷地を有効活用する方法、ぜひ考えてみて下さいね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

3. 減築リフォームで日当たりをよくしたい

住宅密集地の2階建て住宅では、1階部分に日が当たらず年中じめじめとした室内になってしまうこともあります。そんな時は2階の一部分を減築して日当たりを良くしましょう。減築リフォームの費用目安は14万円~(1㎡あたり)です。減築した部分に大きな窓を設置すればより明るい空間が生まれます。

関連記事:
窓断熱リフォームで省エネ!冬もあったか室内に。
天窓設置のメリット・デメリット|おすすめ事例と価格相場を紹介

監修者コメント
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減築コストの上限を設定しよう

不要な部屋を減築によってなくしてしまえば、固定資産税の減額や冷暖房費の節約、また今後発生する外壁塗装などのメンテナンス費なども減らすことができます。将来の費用に関してはメリットが多い減築ですが、減築に必要な工事代金は思った以上に高額になる場合もあります。減築にかける予算の上限は最初に決めておき、リフォームを依頼する際に伝えておくと、計画もスムーズに進めることができますよ。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

減築リフォーム費用を一括見積り!

減築リフォームはその目的によって全部分の減築と一部分の減築のパターンがあります。予算もありますので、目的に合わせた減築リフォームをしてより快適な住宅を造りましょう。減築リフォーム費用の見積もりを依頼する際は一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

【保有資格】

【所属】

noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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