【2019年度版】断熱リフォームの補助金制度を上手に活用!

家

断熱リフォームを検討する時に気になるのは、リフォーム費用ですよね。
一般的な断熱リフォームには数十万円単位の費用がかかりますが、断熱リフォームには国から補助金が支給される場合があります。
補助金を上手に使って住まいを快適にする断熱リフォームを行ってみませんか?
今回は、2019年度の補助金最新情報を元に2020年に向けてスムーズに申請をするための準備についてご紹介します。

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断熱リフォームとは、エコ・省エネリフォームの一種で、住宅の断熱性能をアップさせるためのリフォームのことをいいます。

具体的には下記のような内容が断熱リフォームに該当します。

・窓ガラスや窓サッシをリフォーム
・内窓を設置
・床・壁・天井への断熱材の施工
・外壁・屋根への断熱塗装

断熱リフォームの補助金はいくら?

断熱リフォームの補助金は、下記が目安です。

住宅の種類補助金限度額備考
戸建住宅120万円/戸対象経費の3分の1以内を補助
集合住宅15万円/戸対象経費の3分の1以内を補助

10帖の床と壁の断熱リフォームをした場合は下記の費用がかかります。

断熱リフォームの種類費用目安
床断熱リフォーム10帖(約16㎡あたり)約5.4万円~
壁リフォーム10帖(約40㎡あたり)約60万円~

戸建住宅1軒分の断熱リフォームをした場合は、100万円単位の費用がかかる計算になりますので、補助金を活用すればお得に断熱リフォームができますね。

断熱リフォームの補助金対象の工事の種類は?

断熱リフォームの補助金の対象となる工事の種類は下記の通りです。

補助金対象となる工事の種類内容
断熱リフォーム高性能建材を使用した断熱材・ガラス・窓のリフォーム
高性能設備導入家庭用蓄電システム・家庭用蓄電設備の導入
次世代建材リフォーム高断熱パネル、潜熱蓄熱建材の導入
+上記とあわせて窓、断熱材、玄関ドア、ガラス、調湿建材の導入

高性能建材は2019年より新しく追加されています。

1. 補助金支給対象となる補助製品一覧

住宅の断熱リフォームで使用する高性能建材は、「一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)」に登録された製品が対象となります。

・断熱材取扱いメーカー:58社
・窓取扱いメーカー:22社
・ガラス取扱いメーカー:12社

image画像提供:トリプルスマージュ|三協アルミ

出典:樹脂窓 トリプルスマージュ|三協アルミ

2. 補助金支給対象となる蓄電システム製品一覧

高性能建材同様、登録された22社が扱う蓄電システム製品が対象です。

2-1. 蓄電システム

毎年起こる台風や地震などの災害時に電力の供給がストップしてしまうことがありますが、このような災害時にこそ蓄電池は有効です。

蓄電システムは、太陽光発電で溜めた電力を自家消費し、余った場合は電力を売ることも可能です。

水害などで床下浸水が起った場合でも水没せず、地震にも強い設計となっており安心です。
参照:
床下浸水後に最優先で行うべき、3つの対処法
床下浸水した玄関への対処法と、その後の玄関リフォームは?

蓄電システムは導入に約90万円~の費用がかかりますが、補助金制度を利用することでお安く導入できます。
これからの未来には必要な設備になってくるのではないでしょうか。

断熱リフォームの補助金申請ができる人

業者の訪問見積り

断熱リフォームの補助金申請ができる人の要件は下記の通りです。

・戸建住宅の個人所有者またはその予定者
・集合住宅の個別の個人所有者またはその予定者
・集合住宅全体の代表者(管理組合等)

残念ながら、賃貸住宅の所有者は該当しません。

補助金申請のスケジュール

補助金申請は、断熱リフォーム工事着工前に申請する必要があります。

2019年度はすでに締め切られていますので、2020年度の申請に向けて準備をしておきましょう。
ご参考までに、2019年度のスケジュールをご覧ください。

住宅の種類申請期間
戸建住宅・集合住宅(個別)・一次公募:2019年5月13日(月)~2019年6月28日(金)
・二次公募:2019年7月上旬~2019年8月中旬
集合住宅(全体)・一次公募:2019年5月13日(月)~2019年6月14日(金

春から初夏にかけて申請を行い、審査が通って工事着工ができるのは秋ごろが目安です。

申請前に行う断熱リフォームの準備

業者

各申請期間の申請順に審査が行われますので、スムーズに申請から審査・工事着工を行うためには事前の段取りが大切です。

1. 工事の種類を決定

補助金の対象となる工事には下記の3つがありました。
・断熱リフォーム(断熱リノベ)
・高性能設備導入
・次世代建材リフォーム

上記の中から行う工事を決定します。
すべて同時に施工することも可能ですが、費用が高額になるので予算を考えて計画しましょう。

2. 補助金支給となる製品を選定

床リフォーム

補助金支給となる製品一覧より、どの製品を採用するかを決めます。
断熱リフォーム補助金制度に詳しい業者であれば、製品をピックアップしてくれますので相談されると良いでしょう。

きちんとした業者は、必ず補助金制度についての知識があります。
補助金制度を知らない業者は悪徳業者の可能性がありますので、リフォーム工事を依頼しないほうが安心です。

3. 改修方法の決定

工事業者

審査基準にのっとって改修工事の方法を決定します。

改修工事の方法は素人には分かりませんので、専門知識のある業者さんにお任せしておきましょう。
念のために、どのような工事をするのかは確認しておくことも大切です。

断熱リフォームの補助金受給の際の注意点

Q&A

断熱リフォームの補助金受給の際には、下記の点に注意が必要です。

・補助金交付決定前に工事着工はできません
・指定された建材・設備・製品を使用すること
・他に支給される国の補助金との併用はできません

補助金の申請には細かなルールが設けられていて、初めての方にとっては複雑でなかなか理解が難しいこともあります。

施工経験豊富で専門知識のある業者さんを十分見極めて、お得に断熱リフォームを成功させましょう!

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補助金をもらって断熱リフォーム費用をお得にしよう!

業者

断熱リフォーム費用の見積もりを依頼する際は一括見積りが便利です。
補助金を受給するには細かな要件がありますので、申請経験のある業者を探すことが重要ポイントになります。
知識のある業者さんであれば、要件を満たす製品や工事内容も熟知しているので、スムーズに申請をして工事着工することができるので安心ですよ。

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執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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