床下浸水した玄関の対処法は|浸水を防ぐために知っておきたい基礎知識

床下浸水した玄関の対処法は|浸水を防ぐために知っておきたい基礎知識

台風などの集中豪雨で床下浸水してしまう災害が多く発生しています。特に住宅の基礎より低く位置している玄関だけ、床下浸水の被害に遭われるお宅もあります。今回は、床下浸水した玄関の対処方法や、その後の玄関リフォームについてお伝えします。後ほど、詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

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POINT この記事のポイント

・床下浸水した玄関への対処法は、「土嚢(どのう)で水を堰き止める」「子供や高齢者を高い所へ避難させる」「貴重品や濡れると困るものを移動させる」の3つ
・玄関のリフォームにかかる費用は、コンクリートの土間の場合、1万円~2万円が相場
・床下浸水の発生時に慌てないためには、事前に住まいの地域がどれくらい床下浸水が起こりやすいか調べ、備えを十分にしておくことが重要

1. 土嚢(どのう)で水を堰き止める

玄関の床下浸水に気づいた時点で玄関の隙間に土嚢(どのう)を置き、これ以上浸水しないよう水を堰き止めます。できるだけ浸水を食い止めることが、被害を最小限に抑えるコツです。

水の勢いが強いと玄関ドアが開かないこともあり、また、開いたとしても玄関ドアが開くと同時に水が大量に流れ込んできてしまう可能性もあり危険です。玄関の内側に土嚢を置いて隙間をふさぎましょう。

2. 子供や高齢者を高い所へ避難させる

子供や高齢者がご家庭にいらっしゃる場合は、一刻も早く高い所へ非難させます。二階がある場合は二階へ避難させ、一階建ての場合は玄関から離れた住宅内の高い部分へ避難させます。

浸水時は垂直避難が基本です

集中豪雨などによる浸水が発生した場合は、高い場所へ移動する「垂直避難」が基本です。浸水が浅いと思っても、水の流れによって足元をすくわれ溺れてしまうケースもあり危険です。日頃から自宅内および自宅周辺の高い場所を調べて、いざという時に備えておきましょう。

3. 貴重品や濡れると困るものを移動させる

一階に置いてある貴重品・家電・食料品など、濡れると困るものを二階や高い所へ移動させます。どんどん浸水してきている場合は、移動させる時間が命取りになることもありますのでご自身が避難することを優先しましょう。日頃から、濡れて困るものは高いところに置いておくとよいですね。

土木管理事務所へ連絡を入れましょう

ご自身での対処が難しい場合は、お住まい地域の土木管理事務所に連絡を入れてみましょう。排水作業を行ってくれることがあります。

床下浸水した場合に最優先で行う3つのこと

水がひいてきたら、排水・乾燥・消毒の3ステップを行います。家を長持ちさせるために大切な過程なので迅速丁寧に行いましょう。具体的な方法は、家仲間コムの過去のTIPS記事をご参考になさってください。

関連記事:床下浸水した場合に最優先で行う3つのこと

玄関をリフォームした場合の価格相場は?

床下浸水してしまうと、土間に使用している床材をすべてはがして土台が出た状態にして後処理を行いますので、そのあとは土間に使用していた素材をリフォームすることになります。

コンクリートの土間の場合

玄関の土間部分はコンクリートの場合が多く、床下浸水した場合は排水・乾燥・消毒をすればその後も使用することが可能です。ただし、コンクリートにひび割れが入っていたり割れている箇所がある場合は、そこから浸水が起こる可能性があるため補修が必要になります。

業者に依頼した場合のコンクリートの補修費用は、一ヶ所あたり1万円~2万円が相場です。ひび割れが表面だけであれば、ご自身で止水補修材を購入しDIYで補修が可能です。

コンクリート以外の土間の場合

土間には、コンクリートの上に次のような素材を張って仕上げている場合があります。

・クッションフロア
・フロアタイル
・フローリング
・大理石


これらは、床下浸水時にはがしてしまうため元に戻すリフォームが必要です。上記素材の場合のリフォーム価格相場は、素材別に下記の通りとなっています。

床材 価格相場(1㎡辺り)   
クッションフロア 2,800円~5,700円
フロアタイル 5,700円~8,570円
フローリング 8,570円~10,000円
大理石 14,285円~21,428円

床リフォームで依頼ができるリフォーム業者一覧

家仲間コムに登録されている、床リフォームで依頼ができるリフォーム業者一覧です。リフォームのカテゴリーやエリアを選択して検索することができますのでご利用ください。

床下浸水が起こって慌てないために

国土交通省ハザードマップポータルサイトにて、お住まいの地域がどの程度床下浸水が起こりやすいかを知っておきましょう。

参照:国土交通省ハザードマップポータルサイト

また、下記リンクには自然災害が起こる前に、事前に自分でできる備えが記されています。

参照:自分で行う災害への備え|気象庁

くわて、お住まいの付近の土木管理事務所や保健所の連絡先を事前に調べておくと、いざという時すぐに行動できるはずです。

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床下浸水した玄関のリフォーム業者費用見積もりを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。業者によって独自のサービスや技術があるので、希望に合う業者を比較検討しましょう。

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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