フローリングで滑る原因と怪我の対策|滑りにくい床材4種を紹介

フローリングで滑る原因と怪我の対策|滑りにくい床材4種を紹介

滑るフローリングはペットやお子様・高齢のご家族の足腰の負担にもなるうえに、大変危険です。今回は、フローリングが滑る原因や転倒リスクを減らす工夫、滑りにくい床材について解説します。まずはこの記事のポイントをまとめました。

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POINT この記事のポイント

・フローリングが滑るのはワックスの剥がれなどいくつか原因が考えられる
・フローリングで転倒した場合は骨折などさまざまなリスクがある
・床材で滑り止め効果の高いものは「無垢材フローリング」や「クッションフロア」など

1. ワックスのはがれ

ワックス塗布ワックス塗布(※画像はイメージです)

フローリングにワックスを塗布している方も多いですが、ワックスの耐用年数は短く、数年に一度は再塗布をしないとはがれてきます。ワックスが剥離している部分はフローリング材がむき出しになってしまうのですが、このフローリング材部分が滑る原因となります。

ワックスのはがれは目で見てすぐに分かりますので、「はがれてきたな」と思ったら再塗布メンテナンスをしておきましょう。フローリングの劣化を防ぐことができ、滑りにくくなります。

関連記事:フローリングワックスが剥がれたら?補修方法や業者に依頼した場合の費用目安

2. キッチンの油汚れ

オープンキッチンキッチン(※画像はイメージです)

キッチンがフローリングだったり、キッチンに隣接するダイニングやリビングでは、キッチンからの油汚れが飛び散って滑りやすくなることがあります。また、ダイニングで焼肉などの油を使うお料理をした場合にもフローリングに油が飛び散ります。

油を使う料理をした場合には、中性洗剤をつけた雑巾フローリングウェットシートなどですぐに油汚れを拭き取っておきましょう。放置しておくとフローリングで滑るだけでなく、油汚れにほこりがついて落としにくい頑固な汚れにつながり不衛生になります。

関連記事:床がベタベタする原因は?お手入れ方法と年中サラサラな床材3選

3. 水濡れしやすい

対面式オープンキッチン対面式オープンキッチン(※画像はイメージです)

LDKに設置されたアイランドキッチンのようなオープンキッチンで起こりやすいのがフローリングの水濡れです。アイランドキッチンのようなオープンキッチンは基本的に、キッチンカウンターの上にパネルなどがありませんので、水の使い方によっては水はねをしてフローリングが水濡れする原因になります。

水濡れしたフローリングは滑りますので、気になる場合はキッチンカウンターにパネルを取り付けておくと良いでしょう。

関連記事:対面キッチンリフォームをする前に知っておきたいメリット・デメリットやかかる費用

4. スリッパや靴下などが滑りやすい

こちらは冬など寒くなる季節に履く機会の増えるスリッパや靴下などでフローリングを歩いた場合に滑る、というものです。これはフローリングには原因はありませんので、「靴下だけで歩かない」「滑り止め加工が施されたスリッパに変える」などで簡単に解決できます。

余談ですが、筆者宅のスリッパには滑り止め加工がされており、洗濯機で丸洗いができるので定期的に洗濯をして使い、約2年に一回程度処分して新しいものを購入しています。毎日履くスリッパは汚れやすいので、お手頃価格で洗濯できる素材のものを使ってまめに交換しています。

フローリングが滑るとこんなに危険!

滑るフローリングのリスク

フローリングが滑るといっても「ツルッと滑りそうになった」程度であれば特に危機感は感じませんが、何度も滑りそうになったり実際に転倒してしまった場合は上記のようなリスクが考えられます。現在フローリングが滑ると感じている場合は、早めに何か対策をしておいたほうが安心です。

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滑りにくいフローリングってあるの?

床材にフローリングを採用したい場合に滑り止め効果の高いものは下記です。

・合板フローリングより無垢材フローリング
・フローリングデザインのクッションフロア

フローリングにこだわらないのであれば、下記の2つの材質が滑りにくくておすすめです。

・コルクマット
・滑り止め加工されたタイル

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1. 無垢材フローリング

床材にフローリングを採用したい場合には、合板フローリングよりも無垢材フローリングのほうが滑りにくくて安心です。無垢材フローリングは天然木材ですので、合板フローリングと比較すると施工費用が高くなってしまいますが、自然素材が持つ暖かみと経年美化を楽しむことができて根強い人気があります。

1-1. 無垢材の中でも「浮造り(うづくり)フローリング」がおすすめ

浮造りフローリング|無垢フローリングドットコム

出典:浮造りフローリング|無垢フローリングドットコム

無垢材フローリングを採用する場合は、表面にわずかな凹凸を残した「浮造り(うづくり)フローリング」がおすすめです。「浮造り(うづくり)フローリング」とは、フローリングの表面をこすることで年輪を浮き立たせる加工を施した無垢材フローリングのことを言います。

適度な凹凸が足裏を刺激するため健康的で、滑り止め効果もあります。

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2. フローリングデザインのクッションフロア

クッションフロアにもフローリングと見間違うほどの精巧なデザインの商品があります。材質はクッションフロアですのでクッション性があり、滑りにくい加工が施されているものであれば足腰への負担も少なくて済みます。施工費用も安価ですので、万が一リフォームしたい場合にも費用を抑えることができます。

3. コルクマット

コルクマットコルクマット(※画像はイメージです)

特にフローリングにこだわらない場合は、コルクマットは滑りにくく足腰への負担もないため、特に高齢者やお子様・ペットのいるご家庭におすすめです。コルクマットは一定の大きさのものをはめ込むジョイントタイプですので、汚れた場合でもその部分だけを交換でき、リフォームの費用が安く抑えられます。

関連記事:子育てしやすいリビング収納や床材のポイント

4. 滑り止め加工されたタイル

タイル建材「アルディーザ 内床タイプ」|LIXIL

出典:タイル建材「アルディーザ 内床タイプ」|LIXIL

タイルはツルツルしたイメージですがいろんな種類があり、表面がザラザラとしたタイプは滑りにくいです。浴室やトイレなどの水回りにも採用されるほどの滑りにくさがあるので安心できる材質です。

関連記事:フロアタイルは大理石デザインを選んでホテルライクなリビングづくり!

フローリングで滑る原因と滑りにくいフローリングまとめ

フローリングで滑ると転倒してしまうなど思わぬ家庭内事故が起こるため危険です。また、よく滑るフローリングは移動の際に無意識に足腰に力が入ってしまい体の歪みを引き起こしたり体を傷める原因になることも。

自然に移動ができるよう安全性の高い滑りにくいフローリングを採用して、家庭内事故を未然に防ぎましょう!

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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