フローリングリフォームを考える|気になる種類と費用を解説

フローリングリフォームを考える|気になる種類と費用を解説

フローリングリフォームの種類や費用から、重ね張りと張り替えの違いまで一気に大公開!注意点やコツまでお教えしちゃう、フローリングリフォームを検討中の方にぴったりのお役立ち情報です。まずはこの記事のポイントを以下にまとめました。

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POINT この記事のポイント

・フローリングリフォームの方法は「重ね張り」と「張り替え」の2種類がある
・重ね張りフローリングリフォームは床を剥がす手間がいらないのがメリット
・張り替えフローリングリフォームは段差のない状態にできるのがメリット
・フローリング補修で対応できるケースもなかにはある

フローリングリフォームとは?

フローリングリフォームの費用分布(6帖の場合の費用)

フローリングの傷やへこみが目立ってきたり、なんとなく床がブカブカする感じがしてきたら、フローリングリフォームを検討しましょう。フローリングリフォームの方法は「重ね張り」と「張り替え」の2種類があります。重ね張りか張り替えのどちらを選ぶかによって、フローリングリフォームの費用は変わります。

6帖の重ね張りによるフローリングリフォームの場合、4.5万円〜6万円程度なのに対し、張り替えによるフローリングリフォームでは7万円〜15万円程度かかる場合が多いのです。

1. 重ね張りによるフローリングリフォーム

フローリングの重ね張りフローリングの重ね張り

重ね張りによるフローリングリフォームは、床を剥がす手間がいらないということが大きなメリットです。フローリングを剥がす工事を行うとその分工事期間や費用が余分にかかり、工事の音も少々大きめになってしまいます。

重ね張りによるフローリングリフォームの場合は既存のフローリング材の上から新しいフローリング材を重ねて張るため、比較的小規模な工事で済むのです。ただし、重ね張りによるフローリングリフォームには、重ねて張ったフローリングの高さ分だけ床の高さが上がってしまうというデメリットもあります。

そのため、家の中に段差ができてしまったりキッチンが低く感じられて使い勝手が悪くなってしまったりといったことが起きるのです。このようなデメリットは、重ね張り専用のフローリング材を使用してフローリングリフォームを行うことである程度解消することができます。

重ね張りでのフローリングリフォーム専用のフローリング材はDAIKENから発売されているフォレスティア6Tが人気です。

フォレスティア6T|DAIKEN画像提供:フォレスティア6T|DAIKEN 


出典:フォレスティア6T|DAIKEN

通常のフローリング材は厚みが12ミリ〜15ミリのものが一般的です。しかし、重ね張り専用のフローリング材は1.5ミリ〜6ミリ程度とかなり薄く作られているため、重ね張りでフローリングリフォームを行っても床の高さが気になりにくいのです。

重ね張り用のフローリング材は材質に注意!

重ね張りフローリングリフォーム用のフローリング材は、薄さを重視したものでは表面が天然木ではないものもあります。化粧シートに木目を印刷したものなどがあり、よく見ると天然木との違いがわかったり、歩いた感じが天然木と少し違ったりする場合もあるので、材質をチェックしましょう。

重ね張りフローリングリフォーム用フローリング材

リフォームフロアー|Panasonic画像提供:リフォームフロアー|Panasonic


出典:リフォームフロアー|Panasonic

厚さ・・・1.5mm
基材・・・ウッドプラスチックボード
表面仕上げ・・・オレフィン系樹脂化粧シート
希望小売価格・・・4,996円/㎡

フォレスティア6T|DAIKEN画像提供:フォレスティア6T|DAIKEN


出典:フォレスティア6T|DAIKEN

厚さ・・・6mm
基材・・・特殊MDF
表面仕上げ・・・天然木薄単板
希望小売価格・・・4,550円/㎡

ウォークフィット |NODA caotion:画像提供:ウォークフィット |NODA


出典:ウォークフィット|NODA 

厚さ・・・3.5mm
基材・・・合板
表面仕上げ・・・
特殊加工化粧シート
希望小売価格・・・7,244円/㎡

重ね張りによるフローリングリフォームの工事手順

家具類の移動

養生

フローリング張り

清掃・家具の移動

重ね張りによるフローリングリフォームのポイント

既存の床がフローリングでない場合は重ね張りできない点に注意が必要です。重ね張りでのフローリングリフォームは、あくまで既存の床がフローリングの場合に限ります。そのため、クッションフロアやカーペット、畳などの場合は重ね張りでのフローリングリフォームはできません。

1. 床鳴りは重ね張りフローリングリフォームでは解消しない!

床鳴りがある場合、フローリングを剥がして張り替える方法でのフローリングリフォームを行います。

2. 既存フローリングが腐食している場合は事前に補修!

重ね張りでのフローリングリフォームは、既存の床が下地となります。そのため、既存のフローリング材が腐食していてはそのまま下地が傷んでいく原因となります。腐食は事前に補修してから、フローリングリフォームを行いましょう。

2. 張り替えによるフローリングリフォーム

2F床張替え床張替え(※画像はイメージです)

根太や既存の床材の傷みが激しい場合や床鳴りがある場合、重ね張りによるフローリングリフォームでは段差が気になる場合などは、既存の床材を剥がして張り替える方法でフローリングリフォームを行います。

重ね張りでのフローリングリフォームより工事期間や費用は多めにかかってしまいますが、段差のない状態にすることができます。また、張り替えの場合はフローリングの厚みをそれほど気にせずに好みのフローリング材を選んでフローリングリフォームを行うことが可能です。

張り替えによるフローリングリフォームの大きなメリットとして、下地の状態を確認できるということが挙げられます。思った以上に下地が傷んでいるということも少なくありませんので、フローリングリフォームの際には下地のチェックをしてもらいましょう。

生活していれば下地に僅かな凹凸ができてきます。通常生じる程度の凹凸であれば、フローリングリフォーム工事の際に下地調整を行うだけで済み、工事費はフローリングリフォーム費用に含まれている場合がほとんどです。しかし、下地の大きな傷みや腐食があった場合には下地の入れ替え工事を行います。

その場合は追加で工事費用が必要となり、6帖の場合で35,000円〜50,000円程度の下地補修費用が発生します。

張り替えによるフローリングリフォームの工事手順

家具類の移動

養生

既存床材解体・撤去

(必要に応じて)下地調整・補修工事

フローリング張り

(必要に応じて)下地調整・補修工事

​​​​​​​清掃・家具の移動

張り替えによるフローリングリフォームのポイント

1. フローリングリフォームは段差解消のチャンス!

フローリングリフォームの際に、安全のため家の中の段差を解消する工事を一緒にしておくことをお勧めします。小さな段差なら下地板の二重張りなどによって解消できます。大きな段差は床組みが必要ですが、床を剥がした時に一緒にやっておけば後々のバリアフリー工事が楽になります。

2. 床暖房の取り付けはフローリングリフォーム時に!

床暖房を取り付ける時には一度床を剥がさなければいけませんが、フローリングリフォームの時に一緒にやれば床を剥がすのは一度で済みます。床暖房取り付けの工事費節約のためにも、床暖房の取り付けはフローリングリフォーム時に行いましょう。

3. フローリング材の厚みに注意!

重ね張りと違ってフローリング材の厚みにそれほど気を遣わなくていいとはいえ、既存の床材よりも厚みのあるフローリング材を使用する場合には注意が必要です。ドアの開閉などに影響がでる場合があるので、業者にしっかり相談しましょう。

フローリング補修で対応できるケースは?

まだそれほど年数が経っていない家や張り替えたばかりのフローリングの場合、少しの傷やへこみでフローリングリフォームまで行うのは躊躇しますね。フローリング補修で対応できるケースもあります。

1. フローリングの剥がれ

フローリングの剥がれフローリングの剥がれ(※画像はイメージです)

2. フローリングのへこみ

凹んだフローリング凹んだフローリング(※画像はイメージです)

3. フローリングの焦げ痕

焦げたフローリング焦げたフローリング(※画像はイメージです)

部屋の一部に上記のような傷みがある場合、損傷の程度によってはフローリングリフォームではなく補修で対応可能な場合もあります。フローリング補修の場合の費用は20,000円〜70,000円程度なので、フローリングリフォームよりも費用を抑えることができます。

畳からフローリングへのリフォーム

和室和室(※画像はイメージです)

カビやダニなどが気になる、畳だと使いづらい、という人には畳からフローリングへのリフォームがお勧めです。畳からフローリングへのリフォームは根太の調整や補強、段差解消の工事が必要となります。また、畳の上に重ね張りをするフローリングリフォームはできません。

畳からフローリングにするリフォームの詳しい内容はこちら

フローリングリフォームをお得に行うコツは?

フローリングリフォームは、重ね張りや張り替え、補修など、自分の家にはどの方法が適しているのか見極めることが大切です。フローリングリフォームは工法や使用する床材によってかかる費用が変わるため、まずはどの方法でフローリングリフォームを行うのか検討しましょう。

また、フローリングリフォームに使用する床材の価格や割引率、工事費用は業者によってかなり差があります。そのため、できるだけ多くの業者に見積もりをとることがお得にフローリングリフォームを行うコツといえます。

自分ではどの方法でフローリングリフォームをしたらよいのか判断に困った場合にも、プロの視点からアドバイスをもらうことで自分の家に適したフローリングリフォーム方法が見えてきます。多くの業者に見積もりやアドバイスをもらい、よりよいフローリングリフォームにしましょう。

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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