【ホームジムの設置費用はいくら】注意点や人気アイテムを解説
ホームジムを設置することで、毎日の運動不足を解消できます。ホームジムは10万円未満で設置出来る簡易的なものから、スポーツジムのような本格的なものまでさまざまです。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。
POINT この記事のポイント
・ホームジムを設置するとすぐに運動が出来る環境が整う
・ホームジムの設置費用はトレーニングマシンの種類(初級・中級・上級)によって異なる
・簡易マシンのみであれば11,000円程度、床補強にかかる費用は約12,000円/坪
・ホームジム設置時には、床の強度やマシンの搬入経路の確認、防音対策に注意が必要である
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ホームジムの設置は実はお得なんです!
ホームジムの設置には費用がかかってあまりメリットがないのでは?と思われるかもしれません。しかし、思い立ったらすぐに運動が出来る環境というのは、とてもメリットがあり費用面でもお得なんですよ!
関連記事:ホームジムのメリット・デメリットをご紹介!運動不足には毎日トレーニングできるホームジムが最適ですよ
では、実際にホームジムの設置費用を紹介していきます。
1. ホームジムの設置費用
出典:ジョイントマット|ファイティングロード
商品価格:1,500円~(一枚あたり)
ここでは、ホームジムの設置費用をトレーニングマシンの種類別に初級・中級・上級に分けて紹介します。トレーニングマシンは一例ですので、お部屋の広さやご予算に応じて組み合わせて導入してみてください。
トレーニングマシンの数が増えたり、大型で重量もあるものを導入したりすると、住宅の強度を上げるためのリフォーム工事が必要になり、その分費用がかかります。
どの規模であっても、ホームジムに共通するのは、床にはゴムマットを敷いて安全対策・防音対策をしておく点であるため、費用に追加しておきましょう。
1-1. 初級編
出典:ハードベンチ|ファイティングロード
商品価格:11,000円~
・本体サイズ:W62cm×D126cm×H85~105cm
ホームジムといっても、簡易のマシンだけを取り入れれば設置費用も安く抑えることができます。初級編では、ベンチとダンベルがあればトレーニングが可能ですし、設置スペースも130cm四方あれば十分です。
設置場所 | リフォーム費用目安 | トレーニングマシンの種類と価格目安 |
---|---|---|
部屋の一角 | 0円 | ・ベンチ 約1.2万円~ ・ダンベル 約0.4万円~ ・ランニングマシン 約5.5万円~ |
1-2. 中級編
出典:ホームビルダーセット|ファイティングロード
商品価格:3.6万円~
・キングベンチ:W130cm×D137cm×H100~130cm
・バーベル:100kg~140kg
・バーベルシャフト:180cm(10kg)
中級編では、いくつかのトレーニングマシンを組み合わせて、複数台設置するためスペースが必要になってきます。大きめの部屋であれば部屋の一角に設置も可能ですが、できれば小部屋をホームジム専用ルームとして使えると使い勝手が良くなります。
設置場所 | リフォーム費用目安 | トレーニングマシンの種類と価格目安 |
---|---|---|
・部屋の一角 ・4~6帖程度の小部屋 |
床補強した場合 約1.2万円/坪 | ・ハーフラック 約9.5万円~ ・ベンチ 約7.5万円~ ・ホームビルダーセット 約3.6万円~ |
1-3. 上級編
出典:プロパワーラックシステム|マーシャルワールドジャパン
商品価格:57,240円
・サイズ / 重量:W120cm×H220cm×D137cm / 82kg
・耐荷重:バーベル 150kg、ケーブルトレーニング 90kg
上級編では、複数のトレーニングマシンに加え、天井からぶら下げるサンドバッグなども備えたスポーツジム並みのホームジムを作る場合を想定します。トレーニングマシンの重量に耐えられるよう、1階部分の駐車場や土間コンクリート部分にホームジムを設置すると安全性が高まります。
関連記事:土間のメリット・デメリットを知って使い勝手の良い土間を取り入れましょう
設置場所 | リフォーム費用目安 | トレーニングマシンの種類と価格目安 |
---|---|---|
・駐車場 ・土間コンクリート |
・部屋を解体して土間仕上げ:約100万円~ ・床や天井の補強工事:約1.2万円/坪 |
・マルチステーションジム 約7万円~ ・サンドバッグ 約5.4万円~ |
本格的なホームジムを設置したい場合は、ぜひ全身が映る鏡を設置しましょう。フォームの確認が出来ます。
関連記事:大型ミラー取り付けの注意点や費用目安
2. ホームジム設置時の注意点
ホームジム設置時には、いくつか注意しておくべき点があります。詳しく見ていきましょう。
2-1. 床の強度
ホームジムを設置するためには、床の強度の確認が大切です。先述したトレーニングマシンの一例をご覧いただくと、重量が100kg以上あるものが一般的です。それを複数台導入するような本格的なホームジムでは、床の耐久性が不安になります。
床コンクリートにリフォームしてホームジムを設置すると安心です。もちろん、設置の際にはゴムマットを敷いて安全性と防音対策をしておきましょう。
2-2. 入口の広さ
大型のトレーニングマシンを購入したものの、部屋の入口から入らないというケースもあります。購入前に入口の大きさとトレーニングマシンの大きさを確認しておきましょう。トレーニングマシンは重量があるため、購入店舗のスタッフさんに運んでもらうほうが安心です。
ネットショッピングで購入した場合はご自身で部屋まで搬入しなければいけない場合もありますが、安全のためにも必ず2~3人で運搬してください。
2-3. 床が水平であること
駐車場や土間コンクリートは水はけを良くするため、少し傾斜をつけていることがあります。ホームジムの場合は、床が水平でないと体に歪みが生じたりトレーニングマシンが倒壊したりする危険性があります。リフォームの際は水平な床になるよう注意しましょう。
土間を水平にすることはできる
屋根のある土間にトレーニングマシンを設置できるスペースがあれば、マシンの重量が建物に負担をかけることもなく、安心ですね。
その場合は設置面のコンクリートを水平に整える工事が必要ですが、こちらは木造の床を補強するよりも簡単に済みます。
ただ注意点としては、水平すると水はけが悪くなってしまうので、雨水が侵入する可能性のある場所は避けたいということです。インナーガレージの奥など雨がかからない場所に、一段高さを上げて水平面を作るのもいいですね。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)
2-4. 騒音に注意
ホームジム設置の際の注意点は、騒音問題です。パワーラックなどの金属部分はかなり大きな音が響きます。実際に筆者が通っているスポーツジムでは、トレーニングマシンのそばに「近隣から音漏れの苦情が出ています」と張り紙があり、マシンを静かに扱うよう注意されています。
ダンベルなどを床に下ろす際は静かに置くようにしたり、バーやラックの接触部分にゴムやスポンジをまくなど、音を軽減する対策をしておきましょう。
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ホームジム設置費用の見積もりを依頼する際は、一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。リフォームを依頼する際は、どの規模のホームジムを設置したいかを事前に伝え耐荷重量などを相談しておくと安心です。
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アールイーデザイン一級建築士事務所代表。
住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。
著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)
【保有資格】
- 一級建築士(登録番号:第331817号)
- 既存住宅状況調査技術者(証明書番号:第02201400260号)
- 住宅性能評価員(終了証番号:第02170424号)
- インテリアコーディネーター(登録番号:011961A)
- 福祉住環境コーディネーター2級(証書番号:05201851)
- 震災建築物応急危険度判定士(認定番号:730220552)
【所属】
- アールイーデザイン一級建築士事務所:代表
- JIO|株式会社日本住宅保証検査機構:検査員 及び 評価員
- 三井ホーム株式会社:リフォームプランナー
noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note
利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。
大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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1階リビングのフローリング張替え | ¥164,000 ~ ¥282,000 |
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2階フローリング床 張替え | ¥65,000 ~ ¥90,000 |
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カーペットをフローリングに変更したい(一面アクセントクロスも入れたい) | ¥200,000 ~ ¥465,000 |
※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。
重量物はできるだけ1階へ
トレーニングマシンの設置には床の補強が必要になる場合もありますが、床の耐荷重さえクリアできれば、何階にでも設置は可能です。
しかしもう一つ考えておきたいのが、地震対策です。建物の上部が重くなるほど、地震の揺れが大きく作用してしまうのです。
重いトレーニングマシンはできるだけ1階に設置することで、地震対策にもなりますし、床補強も床下から工事ができるなどのメリットもあります。
ぜひ、ご検討されてみてくださいね。
監修者:高橋 みちる(一級建築士)