ブレーカーが故障した方必見|よくある故障原因と修理費用目安を解説

ブレーカーが故障した方必見|よくある故障原因と修理費用目安を解説

「ブレーカーがよく落ちる」「ブレーカーから焦げ臭い匂いがする」などブレーカーに異常を感じたら故障している可能性が高いです。ブレーカーが故障したまま使用し続けていると火災の原因につながることもあり、大変危険です。この記事で詳細を説明していきますが、まずはこの記事で紹介している内容の結論を簡単に記載します。

匿名・無料の一括見積もり

POINT この記事のポイント

・「ブレーカーがよく落ちる」「ブレーカーから焦げ臭い匂いがする」「異音がする」「ブレーカーが熱くなる」などの症状がある場合は、ブレーカが故障している可能性が高い
・ブレーカーの種類は、「アンペアブレーカー」「漏電ブレーカー」「回路用ブレーカー」の3つ
・ブレーカーが故障した場合の修理費用は、15,000円~

ブレーカーの故障かな?と思ったら

ブレーカーの故障が起きているケース

ブレーカーに下記のような症状がある場合、ブレーカーが故障しているか劣化している可能性が高いです。

・ブレーカーがよく落ちる
・ブレーカーから焦げ臭い匂いがする
・異音がする
・ブレーカーが熱くなる
・変形やひび割れなどの目に見える劣化がある
・照明が暗くなったり明るくなったりすることが多い
・ブレーカーを取り付けてから10年以上経過している


上記は一例ですが、多くの場合ブレーカーについて気にすることはありませんので何か少しでも気になったら点検をしてもらうほうが安心です。

ブレーカーの耐用年数

ブレーカーの耐用年数は10年~15年が目安です。これ以上の年数が経過している場合は、いつ異常が起こってもおかしくはないので早急に点検してもらいましょう。ブレーカーの点検費用は約7,000円~が目安です。

ブレーカーの種類

ブレーカーの種類

そもそも「ブレーカー」とは、分電盤の中にたくさんあるスイッチのことを言います。そのスイッチには3種類あり、それぞれ下記のような役割があります。

ブレーカーの種類 特徴と役割
アンペアブレーカー
(契約ブレーカーともいう)
・一番大きなブレーカー
・電力会社から送られてきた電気を1つにまとめて管理するブレーカー
・電化製品の使い過ぎを感知する
漏電ブレーカー ・黄色と赤のランプが一緒になったもの
・漏電が起こった際にブレーカーを落とす機能
・ホコリや湿気・ネズミにかじられた被害などで漏電してしまった場合も感知する
回路用ブレーカー
(安全ブレーカーともいう)
・小さくて複数あるスイッチ
・部屋や設備ごとに電気を分ける機能を持ち、それぞれを管理している

1. アンペアブレーカー

アンペアブレーカーは電力会社と契約している電力を超えて電力を使用した場合にブレーカーが落ちます。アンペアブレーカーが落ちた場合には、家全体の電気が止まります。いったん使用している電化製品の電源を切ってから再度ブレーカーのスイッチをONにしましょう。

消費電力の大きな電化製品には下記のようなものが挙げられます。

・炊飯器
・電子レンジ
・ホットプレート
・電気ヒーター
・ドライヤー
・電気ケトル

近年では便利な電化製品が多く販売されており、ご家庭で使用するものが増えてきました。アンペアブレーカーが頻繁に落ちる場合はアンペア数が足りていない場合もあるので、契約している電力会社に相談して契約を見直してみるのもおすすめです。

参照:電気のご契約アンペア変更のお申込み|九州電力
・卓上電気調理器

2. 漏電ブレーカー

漏電ブレーカーが落ちた場合は注意が必要です。どこかで漏電を感知したため落ちているので、スイッチを入れてしまうと感電したり火災の原因にもなり大変危険です。

漏電ブレーカーが落ちた場合には、すぐに電化製品の電源を切って電気工事の専門業者へ連絡をしてください。

3. 回路用ブレーカー(安全ブレーカー)

回路用ブレーカー(安全ブレーカー)は、各コンセントまでの電気回路を管理しており一般的には各居室ごとに分けて管理されています。回路用ブレーカー(安全ブレーカー)が落ちることが多いのがキッチン・ダイニングです。

キッチン家電やダイニングで調理する際に使用する電化製品には消費電力が大きいものが多く、賃貸住宅の場合は特にこの部分がよく落ちるケースが多いです。

筆者も過去に一人暮らしをしていた時に、電子レンジ・電気ヒーター・ホットプレートを同時に使用して回路用ブレーカー(安全ブレーカー)が落ちたことがあります。回路用ブレーカー(安全ブレーカー)が落ちるのを防ぐには、消費電力の大きな電化製品の同時使用をやめるか、別々の部屋で使用することです。

エアコンや冷蔵庫は消費電力が大きいので、単独でブレーカーが管理されていることが多いです。これらのコンセントにタコ足配線するのは絶対にやめましょう。

関連記事:コンセント増設工事/危険なコンセントの使い方をしていませんか?

ブレーカーが故障した場合の修理費用目安

ブレーカーの修理にかかる費用目安は下記をご参考になさってください。

ブレーカーの修理内容 費用目安
測定器による調査や機器の分解調査 4,000円~
分電盤の調査 7,000円~
漏電箇所の特定作業 15,000円~
壁に穴を開けての作業 20,000円~
壁の中の配線作業 4,000円~
漏電ブレーカーの交換 15,000円~

ブレーカーの設置場所やブレーカーの本数・施工内容により、上記の費用を組み合わせたり別途工事が発生することがあります。

ブレーカー本体の交換が必要な場合

経年劣化や故障などでブレーカー本体の交換が必要な場合、作業費用として15,000円程度かかります。ブレーカー本体価格は数万円程度ですが、これから新しく取り付けるブレーカーはHEMS対応のものだと便利です。

「HEMS」とはヘムスと読み、「Home Energy Management System(ホームエネルギーマネジメントシステム)」の略で、ご家庭で使われるエネルギーを節約する管理システムのことを言います。

参照:HEMS(ヘムス)って何?|Panasonic

国を挙げてHEMSの設置を推進しており、政府は2030年までにすべての住宅への設置を目指しています。ご家庭で消費する電力の使用状況が目で見て確認できるので、省エネへの意識につながり地球温暖化の防止にも役立ちます。

近い将来HEMS対応の機器が増えていきますので、ブレーカー本体を交換される場合にはご検討されてみてはいかがでしょうか?

ブレーカーの交換費用を一括見積り!

何度もブレーカーが落ちたり築年数が経過している住宅の場合は、ブレーカーの劣化が考えられますので、早急に交換しておくほうが安心です。ブレーカーの交換は電気工事士の資格を持った専門業者でないと作業ができませんので、信頼できる業者を探すことが重要です。

家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいるので、ブレーカーの交換費用を比較検討してみましょう。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。

ブレーカーの交換費用見積もりを無料でしてみる

完全無料で利用できるので、お気軽にご利用ください。

家仲間コムなら
業者の手数料が無料だから安くなるかも!/

一般的に業者さんがサイトに支払う成約手数料
(売上の約10〜20%)が家仲間コムではかかりません。

ブレーカーの
業者さんを匿名で探してみる
編集責任者プロフィール
編集者画像

編集責任者

家仲間コム編集部

プロフィール


利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
編集者画像

大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

関連するテーマの見積もり依頼

※価格はこの依頼での一般的な価格相場です。