テラス屋根の柱なしタイプは狭小スペースに最適|設置費用はどれくらい?
テラス屋根を設置したいけどスペースがあまりない場合は「柱なし」タイプを選んでみては?外壁に固定が必要ですが、柱がないので狭小スペースへの設置が可能です。今回は、テラス屋根の柱なしタイプのメリット・デメリットや設置費用目安について解説します。まずはこの記事のポイントをまとめました。
POINT この記事のポイント
・テラス屋根の設置方法は「独立型」と「柱なし」がある
・柱なしテラス屋根は狭いスペースに設置可能で見た目がスタイリッシュ
・柱なしテラス屋根は強度が弱い点や屋根が小さいなどのデメリットもある
・柱なしテラス屋根の設置工事費用は合計で約10万円〜
目次 [ 非表示 ]
一般的なテラス屋根の設置方法
テラス屋根は一般的に外壁に穴を開けて屋根部分をビスで固定し、柱を地面に埋めて固定します。外壁に穴を開けたくない場合には「独立型テラス屋根」という方法もありますが、柱を設置するスペースがない時や柱が邪魔になる場合は、柱なしのテラス屋根がおすすめです。
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柱なしのテラス屋根の特徴
参照:テラス「レボリューA」「レボリューZ」|三協アルミ
商品価格:166,600円~
テラス屋根を設置したい方の中には柱の設置はしたくないという方も多く、そういう場合には「柱なしのテラス屋根」がおすすめ。柱なしのテラス屋根は文字通り柱がありませんが、外壁に穴を開けて屋根部分を固定します。
・テラス屋根の柱が邪魔
・テラス屋根をスッキリ見せたい
・柱を設置するスペースがない
・せっかく作ったタイルデッキやウッドデッキに穴を開けたくない
上記に当てはまる方は、柱なしのテラス屋根をご検討してみてはいかがでしょうか。
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柱なしのテラス屋根のメリット
柱なしのテラス屋根のメリットには上記の3点があります。
1. 狭い場所でも設置できる
出典:テラス屋根「ソラリア」持ち出し屋根|YKKap
商品価格:90,300円~
柱なしのテラス屋根は、もともと大きなサイズの屋根には対応していませんので、狭いスペースにも設置可能です。住宅の裏側に設置した駐輪場などの細くて狭いスペースにも設置できるので、「ちょっと雨よけや日よけがあったらいいな」という場所に最適です。
また、勝手口や窓の上などの庇(ひさし)代わりにも設置でき、多くのメーカー商品が1階から3階までの取り付けに対応しています。
関連記事:玄関庇を後付けする費用や後付けの注意点
2. 柱がない分スペースを活用しやすい
出典:テラス「レボリューA」「レボリューZ」|三協アルミ
テラス屋根の柱があると、そのスペースを広々と使いにくい部分がありますが、柱がないので開放感がありスペースの有効活用ができます。自転車などを駐輪する際にも柱が干渉しませんので、複数台置く場合でも停めやすくなります。また、勝手口などの狭いスペースに柱があると使いづらいですよね。
柱なしのテラス屋根は、柱を気にすることなく屋根の下を移動できます。
3. 見た目がスタイリッシュ
出典:テラス屋根「スピーネ」クリアルーフ|LIXIL
商品価格:147,500円~
柱なしのテラス屋根は屋根部分のみなので、見た目がスッキリとスタイリッシュな印象を与えます。強化ガラスタイプのテラス屋根なら、よりおしゃれでインテリア性が高まります。
柱なしのテラス屋根のデメリット
柱なしのテラス屋根のデメリットには上記の点があります。
1. 他のテラス屋根と比べると強度が弱い
出典:テラス「レボリューA」「レボリューZ」|三協アルミ
テラス屋根は基本的に外壁と地面の2ヶ所で固定しますので、こちらと比較すると外壁のみの固定である柱なしのテラス屋根は強度が弱くなります。強度が弱くなるといっても、一般的な使用には何の問題もなく安全に使用できますので心配することはありません。
強度が気になるのは台風などの強風時ですが、補助支柱をオプションで追加することも可能です。風圧の目安は下記をご参考になさってください。
地域別 | 基準風速(Vo) |
---|---|
一般地域 | 30~38m/秒 |
強風地域 | 40~46m/秒 |
例えば、三協アルミの柱なしのテラス屋根の耐風圧強度は約36~42m/秒ですが、ご自宅が強風地域に該当する場合には補助支柱を追加しておきましょう。強風地域は、Panasonicさんに地域一覧が掲載されていますのでご参考になさってください。
参照:風に対する設計のポイント「強風地域の確認」|Panasonic
2. 屋根が小さい
出典:テラス屋根「ソラリア」持ち出し屋根|YKKap
柱なしのテラス屋根は、テラス屋根の重さを外壁だけで支えることになるため、サイズの大きな屋根は設置できません。例えば、YKKapのテラス屋根「ソラリア」持ち出し屋根シリーズのサイズは下記です。
・屋根幅:0.5間~2.5間(約985mm~4,625mm)
・屋根出幅:2尺~4尺(570mm1,170mm)
連結すれば5間まで対応できます。
2-1. テラス屋根の出幅は「間」と「尺」で表示
テラス屋根の横幅は「間」、出幅(外壁から屋根先まで)は、一般的に「尺」という単位で表記されます。建物のサイズ表記では昔から「間」「尺」という単位が使われており、テラス屋根は建物に取り付けるため表記を統一しています。
・1尺=約300mm
・1間=6尺=約1,800mm
3. 目隠し用パネルが設置できない
エクステリアは外部からの視線が気になる部分でもあるので、目隠しパネルを設置したいこともありますよね。柱なしのテラス屋根にはパネルを設置する柱がないため、残念ながら目隠しパネルを取り付けることができません。
一般的なテラス屋根か独立型テラス屋根であればパネルが取り付け可能ですので、ご検討してみてください。
柱なしのテラス屋根の設置費用目安
柱なしのテラス屋根は一般的なテラス屋根よりも本体価格が安く、約7.7万円~程度から購入できます。本体代はほとんどの業者さんで割引してもらえますので、基本工事であれば設置工事費と合わせて約10万円程度から設置できます。
現地訪問で設置場所の外壁の現状やサイズなどを見てもらうと、より詳細な見積もりがもらえますので比較検討してみましょう。
柱なしのテラス屋根をお得に設置するには?
柱なしのテラス屋根をお得に設置するには、一括見積りが便利です。サイズの小さい柱なしのテラス屋根だからこそ、上階のバルコニーや勝手口・自転車置き場などあらゆる場所に設置が可能です。
家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、設置工事と同時に本体購入で割引をしてもらえますし、複数の設置ではまとめ割りなどに対応してくれる業者さんもいます。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)
大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。
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