【キッチン高さ90cmは後悔？良かった？】高さに迷ったら身長別目安で解決

　キッチンの高さで、お悩みですか？「キッチンの新調を考えているけど、高さは何センチがいいのか分からない」「リフォーム費用はいくらかかる？」「業者はどこに頼めばいい？」などとモヤモヤされているかもしれません。

　でも、ご安心ください！今回は、新聞記者歴22年の筆者が、キッチンの高さ決めについて、ポイントやリフォームの費用相場、業者の選び方、安く済ませるコツなどについて、取材内容を徹底解説します。

　ご自宅の工事費用が気になる方には、複数の地元業者と相見積もりが無料かつ匿名でできるボタンも用意していますので、ぜひ試してみてくださいね。

POINT この記事のポイント

キッチンの高さが重要なワケ

　キッチンの高さは、使い手に合っている場合、使いやすさが「当然のこと」に思われて、あまり意識されない指標の一つです。ところが、ひとたび、高さの合っていないキッチンを使うことになったら、どうでしょう？少なくとも、次のような３つの弊害が生じて、使い手は大変な苦痛を味わうことになるのです。キッチンは一度交換すると15～20年使い続けることになるだけに、リフォームの際は、キッチンの高さ選びを慎重に行うことをおすすめします。

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キッチンの適正な高さの計算法

　キッチンの高さには、適性な目安を求める計算式が次の通り３種類あります。それぞれ、専門家考案のものですが、人は同じ身長であっても、腕の長さや腰の位置など、それぞれ異なるものです。ご自分にとっても適正な高さは、３種類の計算式全てで求めた上で、ショールームなどに出向き、実際の使用感も確認して決めるのが得策です。

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※1．見積内容によって異なるケースがあります。
※2．業者様と直接ご連絡いただく際にはお名前・ご住所などの情報が必要となります。

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身長別！キッチンのベストな高さの目安

出典：システムキッチン「リシェル」｜LIXIL

　キッチンの高さを求める３種類の計算式のうち、身長基準の２種類の式から求めた身長別のキッチンの高さの目安を表にすると、次のようになります。参考にされてください！

　ちなみに、キッチンの高さは、一般的には、日本産業規格（JIS）により、①80cm②85cm③90cm④95cmの４種類と定められています。このうち、近年最も選ばれているのは85cmですが、これは日本人の女性の平均身長が約158cmであるためです。

　なお、LIXILのシステムキッチン「リシェルSi」には、高さ82.5cmと87.5cmという選択肢もあります。

キッチンの高さ選びで後悔しないポイント

　キッチンの高さ選びでは、経験者のブログなどで「キッチンの高さを90cmにして後悔した」や逆に「90cmにして良かった！」などの声がよく見受けられます。後悔しないためには、ちょっとしてコツがあります。ポイントは次の４つです。

①一つの計算式だけで目安を求めない

　先に、キッチンの高さを求める計算式を３種類紹介しましたが、目安は３種類すべての計算式を使って求めるようにしましょう。新調したキッチンの高さに後悔する方は、３種類のうち１種類の計算式でしか目安を求めていなかったケースが多いためです。

　３種類の計算式で目安を求めたら、高さの候補は３種類できることになりますが、この３種類の候補について、実際の使用感を確認して最も「使いやすい」と感じる高さを選ぶことが肝心です。

②スリッパやマットの高さも考慮

　①のように、３種類の計算式を使って高さの目安を求める際は、調理中に履くスリッパやマットの高さも考慮するようにしてください。これを怠ったために新調したキッチンの高さで後悔するケースも多いためです。

③吊戸棚や設備機器とのバランス

　キッチンの高さを決める際は、吊戸棚やシンク、コンロ、レンジフードなど、周辺の設備や機器とのバランスも考えるようにしましょう。

　ちなみに、シンクの標準的な深さは17～20cmですが、シンクの前に立って指をシンクの底に伸ばしたら届く状態が適正なキッチンの高さだといわれています。

　また、吊戸棚の高さは、棚の下端が目線より10～15cm下か、「身長✕1.2cm」の位置が適切などの説があります。迷う場合は、手動または自動で昇降させることが可能な吊戸棚も販売されているので検討してみましょう。

④ショールームで使用感をチェック

　キッチンは、家庭生活の中心設備で、一度リフォームすれば長い付き合いとなります。最終決断の際には、10年後、20年後の家族構成やライフスタイルも思い描き、メーカーのショールームにも出向いて、実際の使い心地を試してみることも、リフォーム成功のコツとなります。キッチンを使う予定の人全員が確認するのが理想です。

高さで迷ったら高めがおすすめ

　キッチンの高さ選びで「低め」か「高め」などで、どうしても迷ってしまう場合は、「高い方」を選ぶことをおすすめします。万が一高すぎる場合でも、高さのあるマットを敷いたり、厚底のスリッパを履いたりすることで調節が効くからです。

　また、値段は張りますが、オーダーメイドなら1mm単位で高さの調節が可能です。身長が145cmなど150cmより低い方や180cmより高い方、車椅子の方などは、オーダーメイドキッチンを選ぶという選択肢もあるでしょう。

キッチンリフォームの費用相場料金表

　キッチンリフォームを業者に依頼する場合の費用相場は、施工費＋キッチン本体価格込みで、約50～150万円。細かい料金を表にまとめると、次のようになります。

【キッチンの施工内容別リフォーム費用相場】

【キッチンの種類別・グレード別リフォーム費用相場】

【キッチンの部分的なリフォーム費用相場】

※現場の状態や業者により変わります。別途、出張費、交通費などの諸経費がかかります。

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キッチンリフォームには補助金あり！

　キッチンのリフォームには、国や自治体の補助金制度が使える場合があります。補助金の申請はリフォームの実施前だったり、施工業者を通して行う場合が多いですので注意してください。年度予算が上限に達するなどした場合は、受け付け終了となります。

　また、リフォーム減税の対象として、所得税や固定資産税が減税される可能性もありますので、自治体などに問い合わせるのが確実です。

キッチンリフォームはどこに 頼む？

　　一口に「リフォーム業者」といっても、営業形態や専門分野は様々。建築士やインテリアコーディネーター、大工など、建築のプロを一通り揃えた「ハウスメーカー」のほか、主に大工で構成する「工務店」、内装や住宅設備リフォーム、水回り工事専門店、家電量販店（ヤマダ電機、エディオン）やホームセンター（カインズ、コーナン）が主に自社販売品の購入者を対象に営むリフォーム部門などがあります。

　中でも、工務店や内装、住宅設備リフォーム、水回り工事専門店は、最も実績や知識が豊富。料金も安い傾向にあります。

　「ハウスメーカー」も、キッチン以外のリフォームとセットで任せると、割引が効く確率が大！この機会に、壁紙や床の張替え、トイレ、洗面所、浴室などのリフォームも一緒に検討してはいかがでしょうか？

　キッチンは施主支給も可能ですが、業者さんから購入すると、型落ち品などのアウトレット品を探してくれて、価格が大幅に安くなる場合が多いようです。

　一方、家電量販店やホームセンターが営むリフォーム部門は、家仲間コム登録の業者さんなどに工事を二次発注するため、マージンが上乗せされ、リフォーム費用が高くなる傾向にあります。

見積もりから工事までの流れ

　最適な工事内容を適正価格で発注するためには、相見積もりは最低３社と行いましょう。

　　サイト内には、各業者の情報ページが掲載されていますから、保有資格や施工事例、過去の金額、口コミ評価をチェック。家仲間コムHP内でのメッセージによるやり取り・交渉の上、発注業者を絞ってください。

　家仲間コムでは、口コミ評価が低い業者は強制退会となる仕組みとなっていますので、安心してご利用ください。万が一、業者さんが工事でお客様のお家に損害を与えてしまった場合は、最高1000万円までサイト側が補償致します※。おかげさまで、サービス開始から約17年間で、累計利用者数は26万人以上、累計見積もり件数は32万件以上を数えています。

　発注業者が決まったら、業者が正確な見積もりを作るために、ご自宅を訪問しますので、内容に納得できればサインします。工事が複雑な内容となる場合、実施は当日ではなく後日となるケースもあります。

※補償には条件があります。

家仲間コムでの施工事例

①キッチンと壁、床リフォーム40万円

業者さんによる投稿記事はこちら

②L型からI型にキッチン変更80万円

業者さんによる投稿記事はこちら

③吊戸棚なし！おしゃれキッチン70万円

業者さんによる投稿記事はこちら

④無垢の棚で魅せるキッチン150万円

業者さんによる投稿記事はこちら
 

お得！安心！キッチンリフォーム成功のポイント

　キッチン工事は、それなりに料金がかかるリフォームだけに、必ずや成功させましょう。成功のポイントは５つです。

①最低３社の業者と相見積もり

　リフォームの優良業者とのお得な取り引きには、最低3社との相見積もりが大切です。実際の相場感や必要な費用の全体像を把握でき、有利な交渉の材料ともなります。

　見積もりをとる際は工事費の内訳だけでなく、「出張費」「見積費」「早朝・深夜・休日割増料」「キャンセル料」「交通費・高速代・ガソリン代・駐車場代」などのオプション料金も必ずチェックしましょう。

　見積書に「記載なし」や詳細を記さない「諸経費」「一式」などの表記がある場合は、内訳を確認。不明点は全て潰しておくことが肝心です。

　弊社「家仲間コム」では、このページ内にあるオレンジのボタンをクリックして相談内容を書き込むと、お近くの業者さん複数社から、仮見積もりが届きます。この時点の相談と相見積もりは匿名でOK、料金は無料です。

　なお、公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」には、見積書・図面などを郵送またはFAXで送付すると、相談員が無料でチェックの上、助言してくれるサービスがあります。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

②業者の技量・質を見極める

　キッチンリフォームは、専門性の高い工事だけに業者の技量を見極めて発注しましょう。チェックポイントは以下の7点です。
　
【リフォーム業者選びのチェックポイント】
①保有資格
②施工実績
③口コミ評価
④費用設定は明瞭か
⑤客側の予算や希望をヒアリングした上で最適な工事を提案してくれているか
⑥工事内容やメリットやデメリットについて、分かりやすい説明をしてくれるか
⑦アフターフォローは万全か

キッチンの設置費用を一括見積り！

キッチンの設置費用の見積もりを依頼する際は一括見積りが便利です。キッチンの取り扱い業者であれば豊富な施工経験によってよく採用されている高さのデータがありますので、参考にすると決めやすいです。

家仲間コムの見積もりサイトには約1000社の登録業者さんがいて、いろんな依頼に対応できるのが魅力です。また、匿名・無料で見積もり依頼ができるのでしつこい勧誘などもありません。

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③分譲マンションは管理組合に相談

 分譲マンションは、キッチンリフォームをする前に、管理組合に相談することが大切です。マンションのキッチンは個人の「専有部分」ですが、使える電気の容量や床剤の規格などに決まりや制約があるからです。配管スペースや天井の高さにも限りがあり、シンクの移動や吊戸棚・レンジフードの追加、IHコンロへの変更などができないケースも少なくありません。工事契約後にNGを受けないためにも必ず事前に連絡しておきましょう。

④必要なリフォームはまとめて行う

　リフォームを格安で済ませるためには、部分的な工事を複数回に分けてするより、一度にまとめて行うのが鉄則！業者さんの人件費や出張費、現場の足場・養生設置代などが少なくて済む上、セット割引が効くからです。

　以下は家庭内設備のメンテナンスサイクルを示した表です。メンテナンス時期が近いもののリフォームはまとめて行いましょう。
 

キッチンリフォームに関するよくある質問

Q. キッチンは何年目でリフォームしたほうがいいですか？

A. システムキッチンの本体の耐用年数は20年。設備機器の耐用年数は10年といわれています。このため、リフォームに適した時期は15～20年頃となります。本体や設備機器の耐用年数に近く、不具合が発生しがちな時期だからです。

まとめ

　今回は、「キッチンの開運リフォーム」について、①キッチンは風水的に「健康運」や「金運」に大きな影響がある重要スポットであること②開運リフォームのポイントは５つあり、方角別の開運キッチンカラーもあるということ③キッチンリフォームを業者に依頼する場合の費用相場は、施工費＋キッチン本体価格込みで、約50～150万円であること④キッチンリフォームには、国や自治体に補助金・減税制度があることーなどについて解説しました。

　キッチンリフォームの依頼先は、主に①ハウスメーカー②工務店③内装や住宅設備工事、水回り工事専門店の主に３種類があります。業者を選ぶ際には最低３社と相見積もりを行い、過去の口コミや実績も考慮してベストな選択を叶えましょう。キッチン以外にも必要なリフォームがある場合はまとめて行った方が割安になることもお忘れなく！

　それでは、お得で安全な満足いくお取引が実現しますように。心からお祈り致しております！

キッチンリフォームの相見積もりをしてみよう！

キッチンリフォーム費用の見積もりを依頼する際は一括見積りが便利です。依頼内容を入力すると業者から連絡が来て、訪問見積りや電話見積もりをしてもらえます。システムキッチンやコンロなどのキッチン設備は、リフォーム工事と同時購入で大幅割引をしてもらえることもありますのでお得です。

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