【天井換気扇設置のメリット・デメリット】取り付け方法を解説

【天井換気扇設置のメリット・デメリット】取り付け方法を解説

天井換気扇を取り付けておくほうが良い場所は、主に水回りです。トイレ、洗面所、脱衣所、浴室など、水回りは湿気を逃がすためにもこまめに換気をして通気性を良くしておきましょう。今回は、天井換気扇を取り付けるメリット・デメリット・取り付け費用目安などを解説します。まずはこの記事のポイントを紹介します。

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POINT この記事のポイント

・天井換気扇にはメリット多数
・天井換気扇を後付けする場合は工事が必要
・天井換気扇を取り付けるには天井に穴を開ける工事と電気配線工事が必要

1. 湿気を効率よく逃がすことができる

湿気や熱は上昇する性質がありますので、天井に換気扇を取り付けることによって効率よく逃がすことができます。ドアなどの開口部は下に隙間がありますので、下から吸気をして天井に向かって湿気と熱を排気してくれます。

2. 見た目がスッキリする

壁に取り付けられた換気扇と違って、天井換気扇なら視界に入りにくいため見た目にスッキリします。インテリア性を損なわずに換気ができる点が良いですね。天井に穴が開けられる環境であれば、換気扇は天井に取り付けておくほうがおすすめです。

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3. 24時間換気にすれば通気性がアップ

換気扇を取り付けるなら、24時間換気にしておくのがおすすめです。近年の住宅は気密性が高いため、強制的に換気をすることが重要です。気密性が高い新築住宅の場合は、天井換気扇を24時間換気にしてみてはいかがでしょうか。

関連記事:24時間換気システムを交換するなら「第一種換気」がおすすめ

天井換気扇を取り付けるデメリット

天井換気扇を取り付けるデメリットは、後付けした場合に大がかりな工事になることと取り付け費用がかかる点です。新築住宅の場合は、水回りに天井換気扇が取り付けられていることが多いですが、築年数が経過している住宅で後付けする場合には上記の点を考慮して検討してみてください。

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監修者コメント
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換気扇は天井と壁、どちらがいいの?

上記のように、天井に換気扇を設置すると、換気効率がいいというメリットがあります。しかし、天井裏にダクトと呼ばれる空気の経路を確保しなければならないため、工事費が上がってしまうのがデメリットでもあります。コストの面では、壁に設置する換気扇の方が安価に設置することができます。費用対効果を考えるなら、換気扇を付けたい部屋が外壁に面していれば壁付け、面していなければ天井付け、と使い分けるのもいいですね。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

天井換気扇の取り付け方法

天井換気扇の取り付け方法

天井換気扇は、天井に穴を開ける工事と電気配線工事が必要です。ご参考までに、一般的な天井換気扇の取り付け手順は上記です。

天井換気扇|Panasonic画像提供:天井換気扇|Panasonic


出典:画像提供:天井換気扇|Panasonic
商品価格:29,150円~

天井換気扇のサイズは上記の商品の場合は、24cm角です。

1.天井に穴を開ける

電気配線工事は有資格者でないと施工できませんので、DIYでは行わないようにしてください。まずは天井に穴を開けてもらいましょう。

2. 開口部に下地を取り付ける

穴を開けた部分に天井側から下地材を取り付けます。狭い部分への取り付けなので、DIYの場合は慣れた方でないと難しい作業です。

関連記事:天井点検口のサイズや設置方法を解説【DIYは注意が必要】

3. 電気配線をつなぐ

コンセント裏から天井まで電気配線をつなぐ工程があります。電気配線は電気工事士の有資格者でないと触ることができませんので、DIYでの施工はできません。危険ですので絶対に行わないでください。

4. ダクト管と接続

換気扇ですので、給排気のためのダクト取り付けが必要です。天井裏から穴を開けた外壁まで通していきます。

関連記事:外壁の穴あけは簡単?穴のサイズ別の注意点やドリルの種類

5. 外壁に穴を開けて排気口を作る

天井裏から通したダクトを、外壁の開口部から外に通す排気口を作ります。天井換気扇は後からでも取り付けができますが、少し手間のかかる工事が必要になりますので、新築時にきっちり施工しておくほうがおすすめです。

関連記事:外壁換気口(ガラリ)の黒い汚れを落とす方法と交換にかかる費用目安

6. 天井の換気口にルーバーを取り付けて完成

ダクトと電気配線工事を終えたら、最後に天井の換気口にルーバーを取り付けて動作確認をしたら完成です。換気扇にはフィルターを取り付けますが、ホコリが溜まりますので定期的に交換しておきましょう。

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クローゼットのお悩みに、換気扇はいかが?

家の中心にあるクローゼットには、湿気や臭いがこもりやすく、カビも生えたりしてお困りの方も多いのではないでしょうか。そんな時、換気扇によって空気の循環をつくることができれば、これらのお悩みを解消できるかもしれません。洋服は湿気を含んでいることが多いため、それを排出することが臭いやカビの対策にも効果的なのです。クローゼットのお悩みに換気扇の設置、ぜひご検討されてみてはいかがでしょうか。

監修者:高橋 みちる(一級建築士)

天井換気扇の取り付けにかかる費用

天井換気扇の取り付けにかかる費用は、下記が目安です。
 

天井換気扇の取り付け工事 費用目安
天井換気扇の本体 約1.4万円~
天井の開口 約1.5万円~
電気配線工事 約3万円~
天井内装工事 約1万円~
廃材処分費 約1万円~

その他、住宅環境によって別途工事が発生する場合もありますので、事前に見積もりをとって取り付けを依頼しておくと安心です。

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天井換気扇の取り付けまとめ

天井換気扇は後付けでも取り付けが可能ですが、工事が大がかりになり費用もかかってしまいます。ですが、住宅内の湿気や熱を逃がすためには大変効率の良い住宅設備ですので、天井換気扇があると住宅の劣化防止につながります。

天井換気扇の取り付けをお得にするには?

天井換気扇の取り付けをお得にするには一括見積りが便利です。換気扇の取り付けには電気配線工事が必要ですので、部分的にDIYで施工したとしても必ず業者さんに依頼する部分はあります。

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監修者プロフィール
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一級建築士

高橋 みちる (たかはし みちる)

WEBサイト


アールイーデザイン一級建築士事務所代表。

住宅業界で新築・リフォームの営業・設計・現場監理などを経験。
これまで3000件以上の現場を見ながら、「永く、快適に住み続けるためにはどうしたらいいのか?」を常に探求し続け、リフォーム提案を行っている。
また、現在は執筆活動や企業向けの社員研修、一般向けの講演会なども全国各地にて実施。

著書「やらなければいけない一戸建てリフォーム」(自由国民社、2020年7月発売)

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noteにてリフォームに関するお役立ち情報を発信中!
高橋みちる|リフォームコンサルタント|note

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家仲間コム編集部

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利用会員数260,000人、登録リフォーム会社数1,400社を超える日本最大級のリフォームマッチングサイト「家仲間コム」を運営するリフォーム専門家集団の編集部が、一般的なリフォームの情報を纏めた簡易的な記事ではなく、実際の見積情報や価格相場に基づいた読者に役立つ、価値ある情報をお届けしています。

執筆者プロフィール
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大永 和弘 (おおなが かずひろ)


大学卒業後、カーテンレールシェアNo1の内装材メーカートーソー株式会社にて、7年間勤務。
入社後は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社、工務店、内装工事業者など約200社を担当。その際に新築住宅やリフォーム住宅など数多くの現場を経験。

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